おはようございます。
今朝は春らしい空の下に淡い色の富士山!
首元に一直線に伸びている雲が珍しいなと思いました^^
だいぶ雪が減ってきましたね。
昨年の今日と比べると冠雪量が全然違います。
▼2020年4月9日撮影
山梨県側はこちら側よりまだ残っているのかな?
昨年はゴールデンウィーク明けまで残っていたのですが、今年はどうでしょうね。
季節ごとに変わる富士山、次の季節へ衣替えの様が楽しみです。
今日は金曜日。平日ラストですね。
新年度がはじまったばかりということもあり、疲れが溜まっている方も多いのではないでしょうか。
体調を崩さないよう気を付けて、きょう一日乗り切りましょう!
それでは今日は“IHとガスコンロ”について書いていきます。
自炊している方も、これから新たに自炊に挑戦したいという方も、IHとガスコンロを比較したとき、結局どちらが良いのか迷ったことがありませんか?
IHとガスコンロのどちらが良いかはその方の生活スタイルや好みによって変わるため、一概にはいえません。
一番分かりやすい違いは火を使うか使わないかという点ですが、使い勝手の感じ方は人それぞれのため、選択の際にはIH・ガスコンロ双方の特徴をしっかりと抑えておくことが大切です。
まずIHのメリット、デメリットを確認してみましょう。
IHとはインダクションヒーティング(電磁誘導加熱)の略称です。
磁力線によって電流が起こり、金属製の鍋とコンロの間に、接触による電気抵抗が起こることで鍋自体を発熱させることができる仕組みになっています。
<メリット>
●火を使わないため安全
火を使わずに鍋だけを発熱させるため、火災になる危険性は低いでしょう。
コンロから鍋をはずすと加熱がストップする設計なので、消し忘れ防止にもなります。
●清潔な状態を保ちやすい
ガスコンロと違ってフラットな形であるため、吹きこぼれた時などに天板を一拭きするだけで済みます。
上昇気流が発生することもないので、ガスに比べると、油や汚れが飛び散りにくくなります。
●火の回りが早い
IHは火力が弱い、というイメージを持たれていますが、実は立ち上がりが早く、熱しやすいため、すぐに強火にすることも可能です。
●火力を楽な姿勢で確認できる
IHコンロの火力は、液晶画面などに表示されます。
屈んで火加減を見なくてはならないガスコンロと異なり、立ったままの楽な姿勢で、火力を確認、調節することができます。
<デメリット>
●同時に強火の調理をすることが困難
IHは電力で調理しています。内線規程で容量が決められているため、コンロを同時利用する際、最大火力、つまり強火を使えない事があります。
油断すると、ブレーカーが落ちてしまうということも。
●鍋振り料理に向かない(できない機種が多い)
鍋が直接IHプレートに触れていないと、火力を伝えることができません。
近年では光センサーなどを使用し、写真のように鍋振りを可能にしている製品も出ていますが、まだ光センサーを搭載していない機種が多いのが現状です。
●使用できる鍋が限定される
オールメタル対応のIHにした場合はほとんどの鍋が使用可能ですが、初期費用がかかってしまいます。
標準のIHの場合、金属製で鍋底が平面になっている、IH対応の鍋しか使用できないという不便さがあります。
基本的に、鉄鍋とステンレス鍋はOKですが、土鍋やガラス鍋はオールメタルのIHを導入しないと使えません。
●停電時に使用できない
停電時には使用することができません。
台風や地震などの災害時には、復旧までの時間がかかってしまうため、特に冬場の食事の時には厳しくなります。
●使用直後は天板が熱い
電気調理のIHは、火が発生する危険はないものの、使用直後の天板はかなり熱いので、やはり注意は必要です。鍋やフライパンを移動させた直後、うっかり天板に触れてしまうと火傷をしてしまう可能性があります。高齢者の方などが一緒で心配の場合には、使用していないときにフタができるタイプの機種を選ぶと良いでしょう。
●昼間に使うことが多いと電気代が心配
ガスコンロのメリットでもお話しした通り、電気代は昼間の時間帯が割高な場合が多いです。
お昼に料理をすることが多いご家庭では、電気代がかかるかもしれません。
●電磁波による影響が心配?
IHは、電磁波が身体に悪影響を及ぼす、という噂を聞いたことがあると思います。電磁波が発生しているのはたしかです。が、IHクッキングヒーターから発せられる電磁波の数値は、国際基準で定められた安全基準の数値を大幅に下回っているとのこと。体に悪いという考えは下火になってきているようです。
続いてガスコンロ。
ガスコンロは、おそらくどなたもご存じのものと思います。が、最新の機種は、着々と進化し続けています。
とりあえず便利そうだから、とIHに変えてしまうのは、ちょっと気が早いですよね。
五徳が外せて、簡単に拭けるコンロや、全口センサーが付いて安全性が高くなったガスコンロも出回ってきました。その上で、あらためてガスの良さと不便な点を確認してみましょう。
<メリット>
●高火力バーナーを利用できる
「火力」という言葉があるように、ガスコンロの最大のメリットは、2口でも3口でも、強い火で調理をすることが可能なこと。電気にはできない最大の特徴かもしれません。
●中華などであおりながら調理できる
当然のことと思うかもしれませんが、IH製品のほとんどは、鍋をコンロから離した状態での調理ができません。鍋をコンロから遠ざける調理は、やはりガスが絶対です。
●調理器具を選ばない
「この商品はIHに対応していません」などと書かれた調理用品、けっこう街で見かけますよね。
従来使われてきたガスコンロは、使えない調理器具はほとんどないと言えるでしょう。
コンロに対応する鍋かどうか、いちいち確認する手間がありません。
●停電時でも使用できる
停電時に強いのは、やっぱりガスですよね。
電気に一本化すると、停電の際に全ての機器が使用不可能になることもありえます。
電気ともガスとも、上手に付き合っていくのが理想なのかもしれません。
●どの時間に使用してもガス代が同じ
ガス料金は、都市ガス・プロパンガスに関わらず、どの時間帯に使用しても同じです。
一方、電気の料金プランは一般的に、昼間は割高、夜間は割安に設定されている場合が多いため、光熱費を節約したい場合は料理をする時間に気を遣わなくてははなりません。
調理時にかかるランニングコストは、ガスコンロの方が管理しやすいと言えます。
<デメリット>
●火を扱うため、危険
お話しするまでもないかもしれませんが、火事や火傷の原因になりがちなガスコンロ。
特に、お子さんや高齢者、放し飼いのペットがいる家庭ではいつも不安の要素になりますね。
ただ、最近のガスコンロは、Siセンサーで火が消える機能がついた製品も増えていますので、ぜひ様々なコンロの性能を見比べてみてください。
●夏場はさらに暑くなりやすい
これは冬場のメリットでもありますが、火を使うと、家の中の温度も上がります。
猛暑の時の料理は、不快に感じることが多くなってしまいます。
●手入れが大変
かなり掃除に便利な商品も出てきたとはいえ、やはり凹凸のあるガスコンロは、掃除が面倒。
平らなIHを経験した方には、もうガスには戻れない、なんていう方もいるかもしれませんね。
次に東京電力のオール電化向けプランでIHを使用した場合と、都市ガス、LPガスでガスコンロで調理した場合の、1kWhあたりのランニングコストを比較してみましょう。
1kWhと同等のエネルギーを消費した場合の、ガスと電気の料金は以下の通りです。
電気の場合(朝10時~夕方17時):約38.6円
電気の場合(朝7~10時・夜17~23時):約25.9円
電気の場合(深夜23時~朝7時):約12.2円
都市ガスの場合:約12.1円
LPガスの場合:約21.2円
深夜帯や早朝にまとめて料理する方であれば、ランニングコストは電気と都市ガスは同等と言えますね。
炊事の時間が昼になる家庭の場合、IHコンロでは電気代がかかってしまいます。
1日の間で鍋やフライパンを加熱する時間というのはかなり限られていますから、光熱費は参考程度に、ご自宅のスタイルにマッチしている方を選んでみてください。
IH・ガスコンロ共にメリット・デメリットはあるため、あくまでも自分にとっての使い勝手はどうかという視点で選択しましょう。
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