新築一戸建て、中古住宅、マンションを購入する際、日当り、交通の便、間取り、価格など、さまざまな視点から検討しなければなりません。しかし、自分の希望する条件が十分満たされた物件は価格が折り合わなかったりするものです。また、価格が安いと日当りが悪かったり、道が狭いといったと立地や環境などが良くなかったりするものです。
そこで、家族みんなが笑顔で安心して暮らせる家ののツボとポイントをお話致します。
まず家を購入するにあたり、これだけは譲れないことを家族で決めましょう。
子供が小さいので、学校に近いエリアを優先するのか、会社までの通勤距離を優先するのか、土地や家が小さくても駅の近くや交通の便が良い場所を優先するのか、場所はともかく大きく部屋数がたくさんある家を優先するのかなど、ひとつひとつに優先順位をつけてみましょう。
優先順位が決まったら、その条件に合う物件を多方面(インターネット、住宅情報誌、新聞折込ちらし等)から集めることです。情報収集し、何軒か物件を実際に見に行ってみましょう。家の雰囲気や間取り設備等、住宅会社のモデルルームなども参考になるかと思いますが、現実離れしているものもありますので、あくまで参考程度に。実際、販売中の物件を見ることで思っていたことより違っていたり、気付かなかったことが分かったりと発見があるものです。
住宅購入は一生に一度か二度の失敗できない大きな買い物です。
購入後に後悔しない為に、しっかり比較検討しましょう。
物件の近くに病院、スーパー、金融機関や教育施設がどこにあるか、毎日の生活の中で必要と思われる施設をチェックしてみましょう。また物件の周辺に工場、ゴミ焼却場、墓地、高圧線など環境を阻害する可能性があるものがないかも確認しておきましょう。
物件から学校や会社までの距離、生活施設までどの位かかるのか確認しておきましょう。不動産広告で徒歩○分で表示されている時間は、80Mを1分で計算されています。また物件廻りの人通りも、昼と夜、平日と休日などでは雰囲気が違うものです。曜日や時間をずらして確認してみましょう。
どんなに物件を気に入っても、自分に見合う金額でなければ購入できましせん。住宅購入資金として、自己資金や借入資金でどの位の予算まで可能なのか?住宅ローンに毎月いくら位まではらう事が出来るのか、家族と話してみましょう。
物件購入には諸費用もかかります。金融機関や信頼できる不動産業者に相談してしっかり金額を把握しておきましょう。
建物の採光や通風はもちろん、間取りは家族の要望に合っているか、収納スペースは十分あるか、給湯設備や空調はどうか、オール電化やガスで省エネ対策はどうか、建物の遮音性や断熱性は高いか、耐震性は十分かなど、細部にわたって確認しておきましょう。
子供の成長やご自身の年齢を重ねることに伴って、ライフステージは変化していきます。現在必要なものが将来必要でなくなる場合もあります。将来をすべて予測することは不可能ですが、どのような住宅を選ぶかについては、家族を含むご自身のライフステージの変化をある程度、予測しておくことが必要です。