【2021年4月7日 今日の富士山】

おはようございます。
この頃朝晩の冷え込みが戻ってきましたね。
少し前までは朝すんなり布団から出られたのに、最近はまたウダウダとしてしまいます。
今朝の富士山はもくもくと雲に覆われ、時折隙間から頭を覗かせています。
富士山も朝の寒さで雲の布団に包まっているようにみえました^^
小中高の公立学校は今日が入学式のところが多いみたいです♪
緊張な面持ちで登校している学生さんをちらほらと見かけました。
こんなご時世だし、入学式も保護者の出席に検温や消毒など制限があり大変だと思います。
晴れ姿もマスクをしていると笑顔が見られないので寂しいですね。
新しい環境で不安もあると思いますが、希望でいっぱいの楽しい学校生活を送ってほしいです。
今日も気持ちを新たに頑張っていきましょう!
それでは今日は“茶碗とお椀”について書いていきます。
ご飯を食べる器は「茶碗」「お茶碗」、味噌汁の器は「お椀」と呼ばれることが多いのですが、「わん」の漢字が違うのはなぜだかご存知でしょうか?
新生活で食器を揃えたり、買い替えたりするこの時期に知っておきたい豆知識です。
ご飯を食べる器を「茶碗」と呼ぶのは、茶器に由来する陶磁器の「茶碗」でご飯を食べるようになったからです。
もともと茶碗は、その名の通りお茶を飲むための茶器のこと。
奈良時代かた平安時代にかけて中国から磁器の茶碗が伝わりました。
当時、日本では磁器が作れなかったため、茶碗だけでなく皿や鉢、花瓶などさまざまな磁器が日本にやってきました。
中でも多かったのが茶碗だったため、しだいに陶磁器全般を「茶碗」と呼ぶようになりました。
その後、江戸時代末期になると、陶磁器の茶碗がご飯や粥を入れる食器として使われるようになりました。
それ以前は、ご飯や粥は木製の「木椀」で食べていました。
食事は1日2回で、汁物と漬物など少量のおかずぐらいしかないので、ご飯を大きな木椀でたくさん食べてお腹いっぱいにしていたのです。
江戸時代末期に1日3食になると、1食分のご飯の量が少なくなり、手頃な陶磁器の茶碗で食べるようになったと考えられています。
こうして陶磁器の茶碗でご飯を食べることが定着し、ご飯を食べる器を「茶碗」と呼ぶようになりました。
ご飯用の「茶碗」のことを「飯碗」と呼ぶこともあります。
茶碗はもともと茶を飲むためのものですし、用途に応じて「抹茶茶碗」「湯呑茶碗」などと呼び分けることもあるため、ご飯を食べるための茶碗にも「飯碗」や「飯茶碗」「ご飯茶碗」などさまざまな呼び名がうまれました。
もともと日本の食器は木製でした。
前述の通り、ご飯は陶磁器の茶碗を使うようになったため、もっぱら木製の木椀は味噌汁などの汁物に使われるようになり、「お椀」「汁椀」と呼ばれるようになりました。
汁物に木製の木椀を使い続けている理由は、日本の食文化にマッチしているからです。
日本は箸で食事をするため、汁が入った器を手で持ち、口をつけていただきます。
木椀は熱が伝わりにくいため、熱々の汁を入れても持ちやすく、口当たりも優しいうえ、軽いので大変使い勝手が良いのです。
木はもともと温かいため、中身がさめにくいのも特徴です。
「茶碗」と「お椀」の漢字が違うのは、飯や汁などを盛る半球形の器を「碗」「椀」といいますが、石偏の「碗」じゃ陶磁器、木偏の「椀」は木製であることを示しています。
普段何気なく使っている言葉から、モノの歴史や意味が分かりますね。
言葉や漢字で疑問に思うことがあったら、ことばの由来や意味をぜひ紐解いてみてください。

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