【2020年11月7日 今日の富士山】

おはようございます。
週末の今朝の富士山です。
頭には大きな笠雲ができているので、次期に雨が降るサインですね。
今のところまだ降っていませんが、一面雲だらけ。
お出かけには不向きな一日です。
また、空気がかなり乾燥しているので肌や喉が弱い方は保湿をねんいりに行った方が良さそう。
朝より夜の方が冷えるそうなので、暖かい服装でお過ごしください。
今日からは二十四節気の「立冬」です。
まだ11月のはじめですが、暦の上では冬。
立春・立夏・立秋・立冬を合わせて「四立」といいます。
“立”には新しい季節になるという意味があり、それぞれ季節の節目を表していますが、二十四節気は中国が発祥。
中国の中でも黄河中流域付近の気候を基準としているので、黄河と日本では約1節気ずれが生じてしまうそうなんです。
中国のことわざで「立冬補冬、補嘴空」というものがあります。
立冬はその時期に収穫されたものを食べて栄養を補給しよう!という意味のようです。
この時期の旬の食べ物というと、「新そば」を思い浮かべる方も多いのでは?
夏に種をまいたソバは、太陽をいっぱい浴びて育ち、11月ごろに収穫されます。
そばは品種や育て方により、夏に収穫されるものと秋に収穫されるものに分かれますが、一般的に「新そば」と呼ばれるものは、香りや風味の強い秋収穫の方だけなのだとか。
立冬を冬の始まりと考えると、日本ではいまいちピンときませんが、寒い冬を乗り切るための冬支度の時期と捉えると良いかもしれません。
ちょうど「立冬」の期間である11月15日には、七五三が行われます。
七五三が始まったのは、子供が無事に育ちにくかった江戸時代でした。
数えの年齢で、3歳の男の子・女の子、5歳の男の子、7歳の女の子が節目を超えるたびに、無事に育ったことを神様に感謝するために神社に詣でます。
この11月15日に制定された理由は諸説あり、主な説は以下の5つです。
・第5代将軍・徳川綱吉が天和元年11月15日に長男徳松の健康を祈ったことが始まり
・旧暦の11月15日は「二十八宿の鬼宿日」と言われ、鬼が宿にいて出歩かない吉日とされていた
・旧暦の11月は作物の収穫を終えた時期で満月に当たる15日には収穫祭を行い、その際にこどもの健やかな成長と子孫繁栄を一緒に祈願した
・七五三をすべて足すと7+5+3=15になる
・11月15日をすべて足すと1+1+1+5=8で、末広がりの吉日
いずれにしても11月15日は特別な意味を持つ日取りで、縁起の良い吉日にこどもの無病長寿を祈った親の深い愛情が込められています。
日本では「冬至」にかぼちゃを食べるという風習があります。
しかし、日本には特定の何かを食べるという風習がありません。
二十四節気の起源であつ中国では特定の風習があり、南の地方では肉や魚、北の地方では餃子を食べます。
風習ではありませんが、最近では「立冬」を“あられおせんべいの日”や“鍋の日”と呼ばれていることをご存知ですか?
1985年に全国米菓工業組合が、新米のとれるこの季節にはあられ・おせんべいを楽しんでほしいという思いから、毎年立冬の日を“あられ・おせんべいの日”としました。
“鍋の日”は、2001年に食品メーカーのヤマキが制定。11月7日を「いいなべ」とした語呂合わせと冬に向かい鍋がおいしくなる季節であることから生まれたそうです。
そして実は、立冬の日は“ココアの日”でもあります。
毎年、冬の始まりである立冬ごろになると、ココアの食卓出現タイミングが急に増えるという調査結果があるため、立冬の日がココアの日に指定されたのだとか。
ココアはカテキンなど体にうれしい成分を多く含む飲み物。
おうちで飲むのも、仕事の合間の一息にも、お気に入りのカフェに飲みに出かけるのもいいですね♪
今年の立冬の期間中は、中国のこちわざに倣い、旬なもので栄養を補給し、来る冬に備えてみてはいかがでしょうか。

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