【2020年5月12日 今日の富士山】

今朝は雲で隠れていた富士山。
昼ごろにはうっすらと姿を見ることができました。
昨日ほどではありませんが今日も蒸し暑いですね。
風が出ているので窓を開けていると心地よい風が入ってきます☆
室内の気温調整や、食料の買い出しなどで車を利用される方は車内の温度管理にもお気をつけください。
マスクを着けていると熱がこもってクラクラしてしまう可能性があります。
水分補給をしたり、首や額を冷やしたりと引き続き、暑さ対策をしっかりと行なっていきましょう。
では今日は“たけのこ”についてです。
日本を代表する春の味覚といえば、やっぱりたけのこですね。
今シーズンも、この時期になるとすでに味わったという方も多いかと思います。
たけのことは、竹の地下茎の節から出る若芽のこと。
読んで字のごとく竹の子なのです。
しかし、たけのこには「竹の子」「筍」「タケノコ」と表記の仕方があってどれが正解なのか悩んでしまいます。
「タケノコ」とカタカナで表記する場合は、食材としてというより植物の種を意味する場合が多いです。
動植物の学名は、カタカナ書きが一般的です。また、カタカナ書きには強調などの技法もあるので文学作品などで意図的にカタカナ表記する場合もあります。
「筍」は、旬にタケカンムリですので“旬の食材”にふさわしいネーミング。
食材になるものが「筍」なら、「竹の子」はまさに“竹の子ども(小さいもの)”であり、植物としての竹の方に力点が置かれているように思われます。
竹として成長することを前提としている感じですね。
要するに「食材であるか否か」で使い分けることが多いようです。
そもそも竹の原産国は中国で、たけのこが食べられるのは中国・日本・韓国などの東アジアが中心です。
欧米ではラーメンブームの中でメンマが親しまれ始め、たけのこもその食感から各方面で注目されてきています。
日本では京都・乙訓が名産地として裕麺で、大阪では大阪府貝塚市木積み地区のものも高級料亭などで珍重されています。
また出荷量でいえば、福岡・鹿児島・熊本といった九州が国産たけのこの大きなシェアを占めています。
たけのこにはおよそ70もの種類があるとされています。
ただ、一般的に食べられるのは最も味がよいとされている「孟宗竹(もうそうちく)」です。
ほかにも、「淡竹(はちく)」、「真竹(まだけ)」など、食用にもいくつか代表的なものがあり、それぞれ味や食感、形状に特徴があります。
一日に数十センチ伸びるほど成長の早いたけのこですが、収穫されてからも足がはやいことが特徴です。
どんどんえぐみが増していくため、「朝掘ったらその日のうち食べろ」と言われるほど掘りたてをすぐに処理をして、新鮮なうちに味わうのが良いです。
採りたての穂先を刺身でいただくのが贅沢とされています。
美味しいたけのこ、すなわち新鮮なたけのこを運ぶにはいくつかの見るべきポイントがあります。
・うぶ毛が綺麗に揃っているか
・皮につやはあるか
・切り口がみずみずしいか
見た目に関してはこの3点をチェックします。
穂先が緑色になってきているものは、食べごろ以上に成長しすぎているので、えぐみが強くなっています。
また、大きさの割りに重さを感じないものは水分がなくなっている場合が多いため、なるべく避けましょう。
たけのこはヘルシーで栄養がたっぷり。
主な栄養成分は、たんぱく質、食物繊維、カリウムが挙げられます。
どんな食べものでも勿論そうなのですが、たけのこの食べ過ぎには注意する必要があります。
胃腸に負担ががかる、吹き出物等の肌トラブルが起きる、湿疹や口内炎が発症するなどの可能性があります。
たけのこにはエグミ成分である「シュウ酸」という成分が含まれており、これが胃腸に負担をかけたり肌に悪影響を及ぼしたりします。
また、「コリン」や「ノイリン」といった成分は摂り過ぎると吹き出物やアレルギーに似た症状を引き起こすことがあります。
たけのこの皮には防腐効果のある高いサリチル酸という成分が含まれ、殺菌・防腐効果があります。
また、通風性があるのに水は通しにくいという特性があることから、昔はおにぎりや食物を包むのに利用されていました。
大量の皮が廃棄される生産地では、発酵させて肥料にするという試みもあります。
たけのこを食べながらこんなたけのこのうんちくを披露してみてはいかがでしょうか。

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