【2020年5月5日 今日の富士山】

おはようございます☆
今日は雲海みたいな空となっており、富士山周辺にも雲がたくさん!
かろうじて頭はちょこんと出ていました。
朝から暑いですね。今日から二十四節気の「立夏」。
暦の上では夏が始まる日です。ここ数日ですっかり暖房いらずの夏日へと移り変わりました。
日中は半袖で過ごせそうです。
こまめな水分補給と、扇風機も上手に使って湿度を下げながら部屋の換気を行うのがいいかもしれません。
そんな今日5月5日はこどもの日「端午の節句」です^^
日本の端午の節句は、奈良時代から続く古い行事です。
1年間に5つある節句(五節句)の中の一つで、5月最初の午(うま)の日を指しました。
当時の日本では、季節の変わり目である端午の日に、病気や災厄を避けるための行事が行われていました。
当初は貴族の間の風習でしたが、武士が台頭する鎌倉時代以降になると、端午の節句に、よろいやかぶとを家の中に飾る習慣が生まれました。
武士にとってよろいやかぶとは、身を守る大事な装備であることから、『わが子を守ってくれるように』という願いを込めて飾るようになったようです。
こうした習慣を庶民もまね、大きなよろいやかぶとを飾るようになり、それが徐々に小さく人形型になって、現在のような五月人形になったといわれています。
端午の節句の飾りに込められた願いは、男の子が病気や事故などの災厄を逃れ、力強く成長してくれること。
よろいやかぶとは、身を守るためのお守りとして飾られたのです。
五月人形には、端午の節句が終わり、片付けないでいると『婚期が遅れる』というような言い伝えはありません。
また、片付けないことによる、その他のネガティブな言い伝えもありません。
ただし、飾るタイミングには一つの考えがあります。
鎌倉時代になると、端午の節句に欠かせない植物『菖蒲(ショウブ)』が『尚武(しょうぶ・武道や武勇を重んじること)』や『勝負』に通じることから、端午の節句は、武家で特に重んじられてきました。
この『勝負』に掛けて『先手必勝』ということで、五月人形を飾り始めるタイミングは、早ければ早いほどよいといわれています。ひな祭りが終わると、すぐに飾り始める地域や家庭もあります。
五月人形は1年中出しっぱなしでも問題ないとされています。
地域によっては1年中出しておくところもあります。
インテリアとして楽しめるものも多く、何より病気や事故などの災厄を逃れ、身を守るためのお守りとしての役割があるからです。
懸念される点としては、季節の行事として新鮮味が薄れることや、人形が傷みやすいという点です。その場合はケースに入った物を選ぶか、別途ケースを購入して入れるなど、日々大切にしながら飾ると良いでしょう。
一般的に五月人形を片付ける時期は、梅雨が始まる前の天気が良くて乾燥している日が良いとされています。
6月が近づくにつれ、雨が降り湿度が高くなる日が多くなります。
湿気は人形の大敵で、湿度が高い時期に五月人形を片付けると、カビが生えたり、さびの原因を作ったりすることになります。
次の年にしっかりとした状態で取り出すには、ほこりや汚れを丁寧に取り除いてから、天気がよく乾燥した日に片付けることが重要です。
端午の節句には柏餅や粽を食べるのが主流ですよね。
地域によって違い、柏餅は関東、粽は関西地方で食べられています。
昔から丈夫で大きな柏の葉は、食べ物を盛ったり包んで蒸したりする器の役割を持っていました。
また「柏の木には葉守の神が宿る」と言われていたのです。
柏の葉は枯葉となっても木から落ちず、新芽が芽吹くまで葉に留まることから、木の神様に守られていると考えられていたのです。
このことから「子が生まれるまで、親は生きる」「家系が途絶えない」「子孫繁栄」などの縁起の良い物として柏餅を食べる風習が広がりました。
こうして全国に伝わっていった柏餅ですが、もともとそれまで全国的に節句菓子と言えば粽だったのです。
なぜ柏餅ブームにのらず関西は粽のままだったのか。それは単純に、柏の木が関西になかったからです。
粽の起源は中国の古代詩人が、世を愁い、川に身を投げたことを悲しんだ民が、餅米を葉で包み、邪気を祓う五色の糸で縛って、その霊を慰めるために川に供えたのが始まりです。
五色の糸、赤・青・黄・白・黒は、災いを祓う色。
子どもの無病息災を願う、鯉のぼりの吹流しの色としても、反映されています。
鯉は立身出世の象徴でもあり、子どもが立派に育って欲しいという願いも込められているのです。
様々な願いが込められた端午の節句。
身近なところで手に入る柏餅は、葉の香りもさわやかでこの季節にぴったり。
ぜひ美味しく食しながら端午の節句を祝ってみてはいかがでしょうか。

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