【2019年9月14日 今日の富士山】

おはようございます。三連休の初日は行楽日和となりました♪
富士山もばっちりと鮮明に見えています。
標高の高い場所の植物は色づいていて、御殿場からの富士山を見ると赤くなっているのが分かりました。
東海ではまたもや30℃を超える真夏日となる予想なので、暑さ対策を行ってお出かけくださいね。
昨日は「中秋の名月(十五夜)」でしたが、今夜は満月ですので昨日お月見できなかった方はぜひ空を眺めて初秋を感じてみてください☆
ちなみに今日の満月はハーベストムーン(収穫月)と呼ばれていて「今年最も小さく見える満月」
だそうですよ。
それでは良い3連休をお過ごしください^^
さて今日は“十五夜”について書いていきます。
そもそもお月見はいつ始まったと思いますか?
日本には、月を愛でる習慣が縄文時代からすでにあったとも言われています。
いっぽう中国でも唐の時代にはお月見の日に月を鑑賞する風習があり、宋の時代になると「夜通し騒ぐイベント」となったという記録があります。
それが日本に入ってきて、平安時代の貴族社会では管弦を楽しみながらお酒を飲むなど、催し物として規模が大きくなっていったとのこと。
いっぽう庶民の社会では、ただ月を眺めて楽しむものでしたが、時代とともに、お供え物をして収穫の感謝や豊作の祈願をすると同時に家族の健康や幸せを祈る、宗教的な要素が加わっていきました。
十五夜というと、まんまるのお月様を想像しがちですが、実際は満月の1日前~2日前の年も多いです。今年も満月の1日前になります。
十五夜の日の月は、旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の月のことを言います。別名、「中秋の名月」とも呼ばれますよね。この日は、秋分の日である9月23日以前の新月の日から起算して、15日目と定義されています。
ところが、月の満ち欠けは新月から次の新月まで29.53日なので、ピッタリ30日ではありません。よって、15日目が満月の日とズレてしまうことがあるのです。
ちなみに、12カ月だと354日。現代の暦(太陽暦)では1年は365日なので、11日も足りないという計算に。帳尻を合わせるために「閏月」を設けて、1年が13カ月の年があったそう。現代の閏年で1日増えるどころではないですね。閏月がある年は、1年が1カ月増えるなんて、ちょっとお得な気分になったかも…?
お月見といえば、お団子をお供えするのが定番ですよね。もともとは主要な作物だった里芋や豆類が供えられていました。今でも、十五夜は「芋名月」という呼び名があります。
すすきもお供えの定番ですね。十五夜のときは、まだ稲が実る前の時期だったため、すすきが稲穂に見立てられて飾られたとのこと。また、すすきは古くから神様の依り代と考えられ、切り口が鋭いことから魔除けになるとされていました。
満月に見立ててお米で団子が作られるようになったのは、江戸時代になってから。当時の月見団子は、1つ三寸(9センチ)もあったのだとか。庶民にお月見の慣習が浸透したのも、この頃と言われています。
月見団子といえば、丸い団子が積み上げられているのが知られていますが、関西では里芋の形に見立てた紡錘形でこしあんが巻かれていたり、名古屋では同じく里芋型で3色になっていたり、静岡では平べったく中央がくぼんだ「へそもち」と言われる形状になっているなど、地方によって差があります。
イラストなどでよく見る、丸い団子を積み上げるのは、関東の文化とのこと。最近はスーパーマーケットなどでも売られているのを見ますが、14個できれいなピラミッド型にするのは正しくないようです。
十五夜の約一カ月後に十三夜もありますよね。今年は10月11日ですが、十三夜って日本固有の行事なんです。十三夜は、「栗名月」「豆名月」とも呼ばれます。
延喜19年(919年)に宇多天皇が旧暦8月15日の十五夜に加えて、旧暦9月13日にも宴を行ったのが始まりという説があります。
十三夜は十五夜についで、美しい月とも言われます。でも、最近「十三夜の方が綺麗だと思うんですけど、なぜなのでしょう」と質問されたので、以下のように答えました。
気温が低くなってくると、空気に含まれる水蒸気の量が減り、空気中にチリやホコリを含みにくくなるので、月がきれいに見えます。
よく、冬は空気が澄んでいて、星がきれいに見えると言われますが、それと同じです。関東地方だと冬は乾燥するので、なおのこと。逆に気温が高くなってくる春は「おぼろ月夜」のようにかすんでいる月が思いおこされますよね。
さらに、「十三夜は曇りなし」という言葉があるように、晴れの日が多いので、月が見えて記憶に残ることも、十三夜はより月がきれいに見えることに関係しているのだと思います。
ちなみに平安時代は、十五夜だけ見るのは「片見月」と呼んで縁起が悪いこととされていたので、それにかこつけて二度目のデートをとりつける、なんて話もあったとか。
今年の十五夜は満月ではない、と残念がる必要はありません。月は満ち欠けによって、それぞれ見どころが変わります。
三日月は、地球が太陽の光を反射する「地球照」によって、明るい三日月の部分とうっすら満月のように見える部分の対比が美しいですし、半月は暗い部分との境目の凹凸やクレーターがよく見え、観察が面白いです。満月だと全体図が見えるものの、平面的に。少し欠けているなら、立体的に見ることができます。月面地図を見ながら、観光気分で楽しみましょう!

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