おはようございます。昨日の雨と寒さで富士山の頭に少し雪が!
久しぶりにちょこんと白い帽子を被った姿を見た気がします^^とっても可愛いですね♪
今日も気温は低めでにわか雨が降るおそれがあるそうです。
すっかり梅雨空、梅雨寒になっていますね。
傘と羽織るものとを準備してお出かけください☆
今日からは七十二候「腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)」で、ホタルが光り出す時季という意味だそうです。
ホタルは別名「朽草」。土の中でサナギになり、羽化して地上に現れるその姿を見て、昔の人は「朽ちた草がホタルになる」と表現したのですね。
清らかな光は命の灯そのもの。それにしても点滅までさせて、ホタルたちは光で何をしているのでしょう?
では今日はホタルについて書いていきますね。
ホタルはお尻を発光させることによって、仲間に自分の居場所を知らせるなどのコミュニケーションをとっています。
すべてのホタルが発光するわけではなく、発光するホタルはゲンジホタルとヘイケボタルなどです。
一番大きく明るい光を出すのがゲンジホタルです。
ゲンジホタルは卵、幼虫、成虫と一生を通して光ります。
夜、光りながら飛んでいるゲンジホタルはほとんどがオスです。
メスは草や木の葉にじっととまって、小さな光を出しています。
光り方には、プロポーズのための光、刺激された時の光、敵を驚かせるための光の3種類あると言われています。
ホタルが近くにいて光らない場合、軽く息を吹きかけると刺激されて光ります。
ホタルには腹部先端の部分に“発光器”があるものが多く、そこで“ルシフェリン”という発光物質と“ルシフェラーゼ”と呼ばれる酸素、さらに生物共通のエネルギー源である“ATP(アデノシン三リン酸)”が結びつくことで「ルシフェリン-AMP」という物質になります。
この「ルシフェリン-AMP」が空気中の酸素と反応すると、発光体である「オキシルシフェリン」が生成され、体が光るしくみになっています(※光らないホタルもいます)。
ルシフェラーゼの性質はホタルの種類によって少しずつ違ってきます。そのため、黄緑、黄色、オレンジ色までホタルの光の色はさまざまだそう。
ホタルの光は、現在の光源としてはもっとも効率性が高く、光を出すときも決して発熱しません。
せれで「冷光」と呼ばれています。
また、婚活するのに光より「匂い」を使う種類のホタルもいます。
現在、世界中には多種のホタルが生息していて、約2,000種います。
そのうち、日本で確認されているのは40~50種の間だそう。
点滅の仕組みなど、まだ分かっていないこともいっぱいあるそうです。
地域にもよりますが、一般的にゲンジボタルで5~7月、ヘイケボタルで6~8月が鑑賞時期と言われています。
鑑賞に適している時間帯は19時~21時頃。月明かりがなく、雨上がりで湿度が高い、風がないなどの条件が揃うとホタルは活発に活動するといわれています。
ホタルは絶滅の危機にあるといわれる希少な生物。
もし見つけたら、手で触れたりせず、そっと鑑賞を楽しんでくださいね☆
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