【2018年3月28日 今日の富士山】

おはようございます☆昨日より暖かい陽気で朝からポカポカですね。
しかし富士山の雪は減っておらず、未だに宝永山の方まで積もっています。
今日は通勤途中に桜が綺麗で見入ってしまいそうになりました。わき見運転に注意ですね^^;
日中は昨日よりも気温が上がるそうで、桜を見ながらお散歩やドライブしたくなります♪
週半ばの今日も1日頑張りましょう!!
さて今日は“耳かき”についてかいていきます。
日に何度も耳の中を引っ掻き回すことを趣味やストレス解消法のようにしている人は、意外に多いとおもいます。
「我慢しろ」と言われても我慢できない。耳かき棒を隠されても、綿棒を使って耳を掻く。綿棒を隠されても、釘のアタマで耳を掻く。その執念は、何かの中毒患者のようです。
そんなに頻繁に掃除をされたら、耳垢とて溜まる暇もないと思いますが、癖になってしまうと仕方がないのでしょうか。
耳かきが癖になっている、あるいは我慢できないという人は確かにいます。それ自体は病気ではないけれど、決して好ましいことでもありません。
耳かきが癖になっているのは、耳が痒いから。なぜ耳が痒くなるのかといえば、耳を掻き過ぎて“かゆみ物質”が分泌されているから。外耳道に湿疹ができているのです。
外耳道とは、耳の入口から鼓膜までを指す。耳垢が溜まるのは、このうち外側の半分あたりまで。ここを耳かきで引っ掻き回すと、皮膚が薄くなって炎症が起きて痒くなる。痒い所を掻けば、当然気持ちいい。だから耳かき行為はやめられない。
でも、どこかで悪循環を断ち切らなければ、耳かきのしすぎで血を見ることになる。
耳の中には本来細い産毛が生えていますが、耳をかき過ぎている人の耳の中を顕微鏡で見ると、その毛さえ抜け落ちている。医療的な処置としては、かゆみ止めや抗菌薬を塗ったり飲んだりといったところですが、薬を使ったところで耳かきをやめなければ改善は見込めません。
耳垢にも役目があるといいます。それは耳の中に侵入してきたちりやごみの吸着と保湿です。
つまり、耳垢は耳に入ってきたちりやごみから外耳道や鼓膜を守っているのです。耳には自浄作用があって、耳掃除をしなくても耳垢は奥から外へと自然に移動し、最後は剥がれ落ちる仕組みになっています。
アメリカの耳鼻咽喉科学会では『耳掃除はするべきではない』というガイドラインまで作成しています。耳そうじをすることで得られるメリットより、リスクのほうが大きい――と判断しているのです。
耳かきのし過ぎによリスクは外耳道湿疹ばかりではありません。時には「がん」を引き起こす可能性もあるのです。
「外耳道がん」という病気があります。非常に珍しい希少がんの一つで耳の掻き過ぎが原因というわけではないものの、このがんの患者には耳かきが癖になっている人が多いという報告があります。
何らかの因果関係があっても不思議ではありません。
では、耳垢は放置すべきなのでしょうか?
耳垢が過剰に溜まり過ぎると、耳垢栓塞といって聞こえが悪くなることがある。また補聴器を使っている人は、耳垢が補聴器の機能を下げることもある。そんな時には耳鼻咽喉科で掃除することもあります。
その方法は、鉗子でつまみ出す、機械で吸引する、あるいは生理用食塩水で洗い流す、など。自分で掃除をしたいなら、1~2週間に1度程度、強い刺激を与えないレベルで掃除するならいいでしょう。
竹の棒ではなく綿棒を使い、風呂上りなど耳に適度な湿潤があるときにやさしくふき取る程度で十分。耳の中が乾いた状態の時は、そのまま綿棒を使うと刺激になるので、少量の水やオリーブオイルなどで綿棒の先を湿らせてから使うと◎。
間違っても釘のアタマなどで擦ってはいけない。
耳が聞こえるのに耳の穴が痛むときは、かなりの確率で急性外耳道炎が起きていて、急性外耳道炎の原因のほとんどが耳かきのし過ぎだといいます。
耳かきが習慣になっていてやめたいなと思っていた方は、とりあえず1週間耳そうじを我慢するところから始めてみて、徐々に1~2週間に1度ペースに慣れていくようにしてみてくださいね。

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