【2017年12月16日 今日の富士山】

今日は久しぶりに富士山周辺に雲がたくさん☆富士山のてっぺんから雲がもくもくと出ているようにも見えます^^
週末に入りお出かけ日和と思いきや風が強く、屋内にいてもビュービュー、ゴンゴンと風が窓を叩きつける音がします。
私は高速道路を運転していましたが強風でハンドルをとられてしまうため、スピードを落として走行していました><
みなさんも今日は特に安全運転でお出かけください☆
さて今日は“身近な科学”についてかいていきます。
時代が進むごとに毎日の生活は便利になっています。スマホもパソコンもエアコンも電子レンジも、すべて「科学」が「便利」という姿に変えて、私たちの生活を豊かにしています。
そんな日常にあふれた「科学」のうち3種類の「科学」についてご紹介します。
■洗濯洗剤が汚れを落とす仕組み
汚れた洗濯物を洗うとき、ついつい洗濯洗剤を多めに入れがちです。しかし洗剤にも適量というものがあり、多すぎても少なすぎても期待する効果が得られません。
そもそもなぜ洗濯洗剤が必要なのかというと、水と油ははじき合う性質を持っており、衣類についた油性の汚れ(=皮脂や食品などの汚れ)は、水だけではきれいに落ちないからです。そのため水と油をなじませ、衣類から油性の汚れを引きはがす「界面活性剤」という物質が活躍します。
界面活性剤はマッチ棒のような形をしており、油になじむ「親油基」(=棒の部分)と水になじむ「親水基」(=頭の丸い部分)に分かれています。親油基が油汚れに近づくと、次々と汚れにくっついて取り囲む。一方で親水基は、水と結びついて汚れや繊維のすきまに水がしみこむように働き、汚れを衣類から引きはがす。汚れは界面活性剤に覆われているため、衣類に戻ることができなくなるのです。ピンポン玉(=汚れ)にマッチ棒を突き刺したものをイメージすると分かりやすいかもしれません。
界面活性剤はある濃度に達すると、親油基同士がくっついて「ミセル」という集合体を作る。ミセルは内側に汚れを取りこむため、増えた分だけ洗浄力も高まる。しかし一定の洗剤濃度を超えてしまうと、どれだけ洗剤を入れても効果はほとんど変わらなくなります。汚れの中には界面活性剤の働きでは落ちない汚れもあり、どれだけ界面活性剤を増やそうが、汚れを取りこめないミセルを増やしてしまうだけになるそうです。そのため洗剤のパッケージに表記された適量を守ることがベストです。
■ヒートテックの暖かい秘密
冬になると大活躍する「ヒートテック」。この薄くて頼もしい衣料に隠された科学を解き明かすためには「凝縮熱」という現象と人間の体の仕組みを理解する必要があります。
私たちは皮膚が水でぬれたとき、涼しく(あるいは寒く)感じる。これは液体が気体になるときにまわりから熱を奪う「気化熱」という現象が働いているため。これとは反対に、気体が液体になるときは熱を放出する「凝縮熱」という現象が働く。
また、人は常に体から水蒸気を発散させています。成人男性ならばその量は1日に約0.55リットル。これは自然に出ているもので、運動したときや夏の時期に流れ落ちる汗とは違います。ヒートテックはこの体の仕組みと凝縮熱を利用している。
ヒートテックには「吸湿発熱繊維」という素材が使われています。その名の通り、水分を吸収して発熱する繊維のことで、人の肌から出る水蒸気を吸収し、それが液体の水になることで熱を発生させているのです。
さらに、セーターや毛布と同じように、繊維と繊維の間にできるエアポケット(=空気の層)によって断熱効果を発揮し、発生させた熱を外に逃しにくくする工夫もされています。これがヒートテックの暖かさの秘密です。
■栄養ドリンクの効果
2017年も師走に入り、連日の仕事や飲み会で疲れ切っている人も多いはず。そんなとき頼りにしたいのが栄養ドリンク。しかしこの液体にはどれほどの効果があるのでしょうか。
栄養ドリンクに必ず含まれているビタミンB群。この栄養素は、摂取した糖質やたんぱく質の代謝を助け、エネルギーを効率よく取り出すために必要なもの。疲れたときに食べたいレバーやうなぎに多く含まれている栄養素でもあります。
ちなみに、人が1日に必要とするビタミンB群の量は数十ミリグラム程度。栄養ドリンクを飲むと、むしろ過剰摂取になることが多いらしい。ビタミンB群は水に溶けやすい性質を持っているため、摂りすぎた分は尿として体外に排出されるので心配ないそうです。
また、カフェインは、覚醒・強心・利尿・解熱鎮痛などの作用を持っており、とりわけ覚醒作用と強心作用を期待されて栄養ドリンクに入れられています。覚醒とは、目が覚めたり、意識をはっきりさせたり、興奮させることをいい、疲れた体に効くときもある。しかしこれはあくまで薬効なので、極端にいえば「勘違い」に近く、根本的な疲労回復とはいえないそうです。栄養ドリンクの効果には疑問が残るのもたしかです。
私たちの日常は便利になる一方ですが、それと同時に「なんだか分からないけど便利なもの」が増えていっているように感じます。今や生活必需品となったスマホも、家中の家電を結びつけるIoT技術も、仕組みを完璧に説明できる人はわずかです。
それが悪いわけではないですが、知らないまま当たり前のように享受するのもいかがなものでしょうか。たまには「日常にあふれる得体の知れない科学」に興味を示してみるのもいいかもしれないですね。

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