おはようございます。
今朝は一面曇り空。目を凝らすとうっすら富士山!
湿度が高くムシムシしてますね。
日中は猛暑日に迫る気温になるようです。暑さ対策をしてお過ごしください。
今年は台風少ないなーと思っていたら、トリプ台風が発生しそうとのニュース!
今後の動向が気になりますね。遠くても気圧や天候に影響が出るのでで注意が必要ですね。
週の折り返しも無理せずマイペースでいきましょう!
それでは今日は“定礎”について書いていきます。
街を歩いていると、ビルやマンションの壁に「定礎」と書かれた石板を見かけたことはありませんか?
見慣れたようで、意外と意味を知られていないこの「定礎」という存在は何なのでしょうか。
「定礎(ていそ)」とは、建物の基礎工事が終わり、いよいよ本格的な建設に取り掛かるタイミングで行われる“儀式”や“記録”を意味します。
そして、その証として設置されるのが「定礎板(ていそばん)」です。定礎板には、建物の工事が開始された年や、施工者、設計者などの情報が記されています。
主にビルや大規模な建物に設置されることが多く、日本だけでなく世界中で似たような文化があります。
「定礎」はただの記録ではなく、建物が無事に完成し、長く安全であるようにという願いも込められています。
昔は神事として、神主が祈祷を行ってから礎石を据えるという正式な儀式が行われていたことも。
建築主や施工会社にとっても「定礎」は名誉あるもの。
名前や施工日を刻むことで、後世に「自分たちがこの建物を作った」という証を残す役割もあるのです。定礎板の裏側には、前述の通り「礎石箱」が設置されていることがあります。
これはあくまで記念用なので、必須ではありませんが、以下のようなものが入っていることが多いです。
・建築当時の設計図
・その年の新聞
・硬貨や記念品
・式典の写真や記録文書
これは、将来建物が取り壊される際に開けられ、当時の時代背景を知る「歴史資料」として活用されることもあります。
実は、すべての建物に定礎があるわけではありません。
定礎は主に「鉄筋コンクリート造」や「鉄骨造」などの中〜大規模建築物に設けられるものであり、木造住宅や小規模店舗などには設置されないのが一般的です。
また、設置されていても外から見える場所に設けられない場合もあるので、よく観察してみないと気づかないことも。
建物はただのコンクリートではなく、人の願いや記録が詰まった「文化財」のような側面を持っています。
街を歩くとき、「定礎」がどこにあるのか探してみると、また違った視点で風景が見えてくるかもしれませんよ。
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