【2024年12月19日 今日の富士山】
久しぶりに雲の多い空。見え隠れしていた富士山ですが、現在は雲の中へ消えてしまいました。
東京では初雪が観測されたようです。山間部でも雪が降っているようで、富士山もお化粧直しして登場してくれるかも…?
今年はホワイトクリスマスが期待できそうですね♪
ホワイトと聞くとホワイトシチューや豆乳鍋など白くて温かい食べ物が食べたくなってきました。
とりあえずホワイトモカ飲んで頑張りますか!
寒い一日になりそうなので暖かくしてお過ごしください☆
それでは今日は“便秘の定義”について書いていきます。
便はほぼ毎日出るのが望ましいといわれていますが、便がなかなか出なくて困ったことはありませんか。そもそも、何日以上便が出ないと便秘に該当するのでしょうか。また、冬は便秘になりやすいと聞きますが、本当なのでしょうか。
医学的には、便秘は次の症状の『集合体』のことを言います。
・排便回数が減少(週2~3回以下)
・ウサギのふんのようなコロコロとした便が出るなど、便が硬い
・排便困難感や残便感がある
・膨満感など排便後に不快感がある
つまり、「排便回数が減少し、便が硬くなった」など、複数の症状が同時に起きることを指し、排便回数が減少しただけでは、便秘とは言い切れません。
何日以上出なければ便秘と見なすかは一律ではなく、普段の排便リズムとの比較が重要です。毎日排便している人が週に2~3日以上出なくなった場合は便秘と考えることもありますが、もともと排便回数が週に2~3回の人にとっては、それが正常範囲です。
便秘は、水分や食物繊維の不足、運動不足、ストレスといった生活習慣が原因で起きます。また、加齢や腸内環境の乱れによる腸の運動機能低下、鉄剤や抗うつ薬などの医薬品による影響、腸閉塞や大腸がん、過敏性腸症候群といった特定の疾患なども便秘が起きる原因となります。
このほか、便秘の場合、『毎日排便しなければならない』という強迫観念や固定概念が逆に症状を悪化させる場合があるため、注意が必要です。
また、こうした強迫観念や固定概念が原因で、便秘ではないのに『便秘』だと勘違いしてしまうことがあります。
便秘を放置すると、腹部膨満感や腹痛が起きやすくなります。また、便秘による長時間のいきみでいぼ痔が生じやすくなるほか、便が硬いと排便時に肛門を傷つけることが多く、切れ痔(裂肛)になりやすくなります。
このほか、排便時の強いいきみが血圧変動を引き起こし、脳梗塞や心筋梗塞などの血管系の疾患につながる可能性があるほか、便が詰まると腸閉塞を引き起こす恐れがあるので、注意が必要です。
冬は便秘が生じやすいと言えます。その原因として『水分摂取量の不足』『運動不足』『体温低下』の3点が考えられます。
例えば、寒いと喉の渇きを感じにくくなり、水分摂取量が減る傾向にあります。また、冬は屋内で過ごす時間が増える分、運動をしなくなるため、腸の蠕動運動が低下するほか、体温が低下すると腸の血流が減少し、活動が低下します。
冬の便秘対策としては、『温かい飲み物での水分補給』『室内でもできる軽い運動を行う』『腸内環境を整える発酵食品の摂取』が効果的です。
便秘は単なる不快感ではなく、適切な対処が健康全般に寄与します。ぜひ専門の医療機関を受診してください。
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