【2024年12月16日 今日の富士山】

おはようございます。
スッキリと晴れた月曜日!朝から富士山が綺麗に見えております♪
薄っすら白くなっていた麓の雪は溶けてしまいましたね。
寒いですが、陽射したっぷりでいつもよりは暖かく感じます^^
冬は暗くなるのも早く、物騒な事件も起きてますので、防犯対策もしっかり行ってください。
あっという間に12月も半分が過ぎました。
年末に向けますます慌しくなりますが、一日一日を大切に頑張っていきましょう!
それでは今日は“割烹と懐石”について書いていきます。
和食が日本の文化として無形文化遺産に登録されてからはや10年以上。ですが「白ご飯に焼き魚とみそ汁」などといった家庭や定食屋で提供されるシンプルなものはさておき、本格的な和食ともなると日本に住んでいながらもあまり触れる機会がなく調理法の名や意味・作法などわからないことがいまだに多々あります。
中でも「割烹」と「懐石」は似たようなイメージがあり、何が違うのか分からない方も多いのではないでしょうか。
まず割烹の言葉の意味と由来について。
「割」には包丁で食材を割く、「烹」には焼く・煮るという意味があり、もともとは調理法として使われていた、四文字熟語の「割主烹従(かしゅほうじゅう)」が言葉の由来。
包丁を使って切る『刺身』などが一番で、次に火を使って煮たり焼いたりする『烹』が、これに続くという意味です。日本料理の基本は、刺身を第一に考え、他のメニューは刺身に合わせて考えます。
割烹料理の特徴は、カウンター席やテーブル席で本格的な日本料理を食べられるお店を『割烹』と呼びます。したがって、『割烹料理』とは割烹で提供される料理のことを指します。
板前が直接客に料理を提供する形式で、1人でも気軽に利用しやすく好きな料理を1品ずつ自由に注文できるスタイル。また、目の前で調理する様子を見ることができるという点も割烹の魅力です。
続いて懐石の言葉の意味と由来について。
禅宗の修行僧が人肌程度に温めた石を懐に入れ、お腹の上にあて空腹や寒さをしのいだ行為が発端。そこから、同様の効果があるとして茶事で出される料理が「懐石料理」と呼ばれるようになりました。
時は進み、安土桃山時代になると千利休が茶の湯を完成させたことにより「茶懐石」なるものが誕生したとされています。これは“茶の席”において、茶の前に口にする軽い食事を指し、お腹いっぱい食べるものではなく茶をおいしく楽しむために出されていました。
懐石料理は、“一汁三菜”が最初に出されることが最大の特徴です。「一汁三菜とは主食であるご飯とお汁、肉や魚を使った主菜、野菜や海藻などを使った2種類の副菜で構成されています。季節を感じられる旬の食材を活かすものなどが出され、客人をもてなす意味も込められています。
日本人が本格的な和食に触れる機会が少なくなった現代。和食は素材はもとより、調理の技術が詰まった素晴らしい料理です。日本人の誇りや文化を是非とも積極的に感じて欲しいと思います。

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