【2024年4月16日 今日の富士山】

おはようございます。
夏日翌日の朝。上空は雲多めですが、富士山はしっかり見えました^^
しばらくは最高気温20℃台前半の予報。日に日に雪が少なくなってきてちょっと寂しい気もします。
ムシムシする日が続きますが、体調に気をつけてお過ごしください。
桜の名所、新倉山浅間公園では今見頃を迎えているようです。今年まだ満開の桜を楽しめていない方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか♪
4月もいつの間にか後半戦。無理せず頑張っていきましょう!
それでは今日は“肘をつくこと”について書いていきます。
食事中に肘をつく、商談中に頬杖をつくと行儀が悪く、印象はよくないとされますが、そもそも人が無意識に肘をついてしまうのはなぜなのでしょう。
昔の日本人は、テーブル文化ではなく、食事も床に座りお膳でセッティングし、器を持っていただいていました。それが、明治時代以降、西洋化が進み、テーブルで食事するようになると、子どもだと高さが合わず、肘をついて前のめりに食事するのが美しくないから、欧米ではフォークやナイフの文化で肘をテーブルにつかないから、退屈している、興味なそうなポーズで行儀が悪いから、といった諸説から、「肘をつく」=見た目の印象がよくないとされています。
肘をつくのは見た目の印象が悪いとわかっていながら、食事中に限らず、テレビやスマホを見ている時間や仕事中にも、無意識に肘をついてしまうこともありますよね。
人間は肘をついていると、猫背になって肩が上がり、首が前に出ていて、骨盤が後傾している姿勢にたいていなっているはずです。
また、椅子の座り方も肘をついていると、お尻が前方に滑っている仙骨座りになっている場合が多いです。
これがくせになると、主に3つの悪影響を体に及ぼしてしまうことになります。
・背骨が曲がった状態で固まったり、歪みやねじれが生じてしまうため、側弯症の原因になります。
・首が前に出やすくなるので、顔のむくみやほうれい線が深くなったり、顎のズレによる顎関節症や噛み合わせ不良、食いしばりの原因になったりします。
・骨盤が後ろに倒れてしまい、仙骨すわりにもなってしまうため、仙骨や腰の椎間板にも負担がかかるため、腰痛をはじめ腰の疾患(ヘルニア、坐骨神経痛)の原因になります。
肘をつくのは、見た目の印象だけでなく、健康にとってもよくないポーズだったのです。
では、なぜ無意識に、肘をついてしまうのでしょうか?
それは腹圧の低下といって、お腹の筋肉が使えていないことが原因の1つなのです。
腹圧とは、腹腔内部にかかる圧力のことです。
腹腔は横隔膜から骨盤までの間で主に消化器などの内臓が集まっている空間です。その内部にかかる圧力のことを腹腔内圧と呼び、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋などの筋肉が支えています。
腹圧が高いと体幹が安定し、姿勢をキープできますが、腹圧が低下すると、体幹を安定させるのが難しくなり、肘をついて左右のバランスをとったり、肘に寄りかかって重心を支えたりしようとしてしまうのです。
腹圧は、立って正しい姿勢を保とうとすると自然に高まるのですが、楽な姿勢でいたい、長時間のデスクワークで姿勢を保てないなどが原因で、低下ぎみになります。
また、腹圧は横隔膜、腹横筋、腹斜筋、多裂筋、骨盤底筋などのインナーマッスルが支えるため、なかなかふだんの生活で鍛えることが難しいというのも原因の一つなのです。
腹圧を高めるために着目するのは「腹斜筋」という筋肉です。
「腹斜筋」は体をねじったり、丸める動きを行ったりするとき働く筋肉です。
とくに「内腹斜筋」は骨盤と腰の筋膜から肋骨の下部とお腹の膜についている筋肉で、両方の「内腹斜筋」が同時に働くと体を曲げ、片方だけが働くと体を横に倒す働きがあり、腹腔内圧を高めてくれます。
この「腹斜筋」が筋力低下を起こしてくると、骨盤が前に倒れすぎて反り腰になったり、背骨が左右にずれたりしやすくなります。
これが長期間継続されると、腰椎の椎間板に過度な負荷がかかったり、腰周囲の神経や血管が圧迫されやすくなったりしまうのです。
「腹斜筋」の筋肉がしっかり使えてくると、腰椎や骨盤の位置を正しく使うことができ、肘で体を支えなくてもよくなり、姿勢の改善につながりやすくなります。
正しい姿勢をキープし、さまざまな体の痛みや不調を改善のためにも、エクササイズで腹圧を保てるようにしましょう。
腹圧を鍛えるトレーニングとして、横隔膜を呼吸によって動かす、プランクなどで腹筋を鍛えるなど、さまざまな方法があります。
道具を使わずに簡単に出来て、しかも効果の高いエクササイズを2つご紹介します。 これは等尺性収縮といってエクササイズを行ってもケガをしにくい運動になっていますし、トレーニングマットを広げたり、スペースをとったりする必要がないので、いつでもどこでもできるはずです。
エクササイズ1(腹斜筋)
①両足の裏を床面につけ、姿勢を正して座ります。
②いつも肘をついている方の反対の手を90度、外に開きます。
③その姿勢から、外側に腕を伸ばしていきます。(外側にある物を取るようなイメージでできる限り遠くに腕を伸ばしてください)
④そうすると、いつも肘をついているほうの骨盤が浮いてきて、腹斜筋がしっかり働いてきます。
⑤その状態を5秒間キープし、ゆっくり元に姿勢に戻します。
慣れてくれば、足を浮かせた状態で同様にエクササイズを行っていただけると、さらに効果的に腹斜筋を働かせることができ、腹圧を高めることができます。
エクササイズ2(腹圧アップ)
①両足を床面につけた状態で姿勢を正して座ります。
②その状態からお腹をできる限りぐっ~と凹ましていきます。そうすると、腹斜筋をはじめ腹横筋が働いてきます。
③この状態を5~10秒キープし、元の状態に戻します。
これらのエクササイズを1日、3~5回ほど繰り返してみてください。
このエクササイズを通して、日常生活では使えていない「腹斜筋」や「腹横筋」をしっかり働かせることができると、腹圧を高めることができます。
仕事の合間でもできると思うので、隙間時間やトイレに立った後にやってみるなど習慣化すると、自然に姿勢も改善していくでしょう。
肘をつくポーズは、側弯症、下腹が出る、お尻が下がる、顔のたるみ、腰痛に繋がるなどほとんどいいことはなし。
無意識にしているようなら、腹圧を高めて正しい姿勢をキープするようにしましょう。

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