【2023年9月12日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝もスッキリ富士山!いい感じにかかった雲が味を出してます♪
朝晩は秋が近づいているなと感じますが、日中はまだまだ暑いですね。
今週も残暑厳しく真夏日が続きます。油断せずしっかり水分補給は怠らないようにしていきましょう!
来週からは30℃を下回る予報になっていますので、体調を崩さないよう室温を調整したり服装にも気をつけたいですね。
秋服を少しだけ出してどんな気温になっても大丈夫なように、今週の3連休で準備をしようと思います^^
火曜日、今日も一日気合いで頑張っていきましょう!
それでは今日は“牛タン”について書いていきます。
先日9月10日は「牛タンの日」でした。日付が「ぎゅう(9)たん(10)」と読めることから、仙台牛たん振興会によって制定されました。
牛タンとは、牛の舌が食用に用いられるときの名称ですが、多くの場合、仙台発祥の「牛タン焼き」を指します。
牛タン焼きは、仙台にある『太助』の初代店主だった佐野啓四郎さんが発案したのが元祖とされています。昭和20年代、焼き鳥中心の飲食店を営んでいた佐野さんが、周りの店に真似されない食材を探していた際、洋食屋で食べたタンシチューの美味しさに魅かれたことがきっかけ。試行錯誤の末、切り身にして塩味で寝かせて焼く現在の調理法に行き着きました。
ちなみに、牛タンの入手方法が「仙台に駐留していたアメリカ兵が食べ残した部分を利用した」という定説がありますが、これは誤り。宮城や山形の屠畜場に予約して確保していたそうです。
しかし、当時はあまり人気があったわけではなく、珍味として一部の客が締めに食べる程度だったそうです。
人気が出るようになったのは高度経済成長期に入ってからです。
出張や単身赴任などで仙台を訪れた人たちに評判で、テレビでも紹介されるようになり、牛タンと言えば仙台として有名になっていきました。
そして昭和50年代に入ると焼肉屋でも牛タンは『タン塩』として提供されるようになり、仙台以外でも身近な食材になっていったのです。
そもそも牛タンは牛の舌なので、500キロの牛からでもわずか2キロ程度しか取れない貴重な部位。しかも、牛タンはそのまま全て料理に使えるわけではなく、先の固い部分は牛タン料理として提供する事ができません。さらに仙台の牛タン焼きでは、タンの旨みを引き出すために、熟成期間を置くという一手間も加えられています。
このように牛タンは、貴重な部位で手間も加えられている人気食材です。
焼肉屋でタン塩にレモンをつけて食べるのは、牛タンは繊細で淡白な味なので、タレではお肉の味が消えてしまうからと言われています。
しかし、レモンもつけすぎると肉の味が台無しになってしまうため、ちょっとつける、もしくは塩だけで十分という方も多いようです。
ただし、仙台牛タンの場合は店員さんが味付けをしてくれているので、通常はそのまま食べるのが一般的です。
牛タン焼き定食といえば、一緒に出てくるご飯は白米ではなく麦飯ですよね。これは考案当時、白米が貴重だったため、麦を混ぜた麦飯を提供していたことが始まりです。
牛の尻尾の部位を煮込んだテールスープも定番ですが、こちらは開発されたのは最初の提供から1年後のこと。食材を無駄にしたくないという思いから、それまであまり使われることのなかった牛の尻尾を使ったそうです。
そんな牛タン焼きと、焼肉店のタン塩、何が違うかご存知でしょうか。
単にスライスする厚さが違うだけでなく、使っている部位も違います。牛タン焼きは「ミドル」と呼ばれるタンの真ん中から「タン元」と呼ばれる根元にかけての柔らかい部位を使うのに対して、タン塩はミドルから「タン先」と呼ばれる先端寄りの弾力のある部位を使います。
また牛タンは切った後に数日かけて味を染みこませて柔らかくする点も、下処理をして切ってすぐに提供されるタン塩との違いです。
今や全国のさまざまな店舗で食べられる牛タン焼き。この機会に味わってみてはいかがでしょうか。

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