【2023年7月24日 今日の富士山】

おはようございます。
月曜日の朝から富士山が見えました♪
雲に邪魔されることなく、最近で一番綺麗に見えている気がします^^
今週から一段と暑くなるようですね。災害級の暑さになるのだとか。
梅雨も明けていよいよ夏本番!熱中症対策を万全に行ってください。
あっという間に7月ももう終盤。今日からまた頑張って乗り切りましょう!
それでは今日は“パンダ”について書いていきます。
パンダは肉食動物であるクマの仲間なのに、なぜタケを食べるのか気になりませんか?
パンダは中国の山地などに住んでいます。丸顔&ずんぐり体型でまるでぬいぐるみのようですが、鋭い犬歯やカギ状になった爪を持つ肉食動物です。野生では、果実や鳥の卵などを食べることもありますが、主食はタケ。葉っぱはもちろん、竹製品にも使われる稈(かん、茎のこと)もバリバリ食べます。
とはいえ、パンダの歯や消化器官は他の肉食動物とほとんど変わらず、タケを効率的に消化することができません。パンダの腸内には、草食動物の腸内で見つかるものに似た細菌が存在することが確認されており、それらが消化を助けますが、食べた量の20%ほどしか消化できないと言われています。
よって、1日中タケを食べ続けているというわけです。
食べたものを消化できないということは、食べたものがほぼそのまま出てくるということ。タケの葉を食べたときは緑色、稈を食べたときは黄色です。機会があったらぜひ観察してほしいです。
食べても消化されにくいので、パンダはほとんどの時間、絶え間なくタケを食べ続けます。のっそりスローな動きも、エネルギー消費を抑えるためといわれています。
他の動物が見向きもしないタケを食べるようになったのは、進化の結果です。パンダの住む寒い山地では、他のクマが食べているような木の実や小動物が得られにくい。そこで、冬でも枯れず、成長も早いタケを利用するようになったと考えられています。
アゴから頭のてっぺんにかけて発達した筋肉は、タケを力強く噛むことを可能としました。また、タケの皮をむくのに便利なキバのような前臼歯、タケをすり潰すのに役立つ凹凸のある大きな臼歯など、歯の構造もタケ食に適応しています。
パンダはタケ以外のものを食べないのかといえば、そうではありません。野生では、タケノコや虫、小動物を食べたという記録もあります。
上野動物園での飼料で、量の一番多いのが竹。通常は定期的に入手できる猛宗竹を与えますが、真竹や矢竹も好み、竹の採食量が落ち込んだときなどに使用することがあります。竹は葉、細い茎、太い茎の内側の髄の部分などを食べます。
竹以外では、トウモロコシだんごやリンゴ、秋はカキ、初夏はタケノコを与えているとのこと。おもしろいのは、ミルク粥。パンダミルクに馬肉スープや麦飯、ミネラル、ビタミン剤を加え、水で粥状に炊いたものとのことだ。パンダミルクとは、ジャイアントパンダの乳成分に近づけて作られた特注品である。
パンダは、手(前あし)の形がかなり独特で、おもしろい動きをみせる。前あしには5本の指の他、「第六の指」と呼ばれる肉質の出っ張りがある。
タケをつかむとき、本来の指に加え、この出っ張りが「6番目の指」のように働くのです。
パンダの大きな特徴の一つが、白黒模様ですよね。「雪景色に溶け込み、身を隠すのに役立つ」「黒色が熱を効率的に吸収するため、あしや耳を冷えから守れる」など、さまざまな説があるが、いまだに解明されていません。
確かに雪の多い土地なら、白い部分は雪に、黒い部分は影にまぎれて身を隠すのに役立つかもしれません。
また、黒色の入り方によって仲間同士を識別する目印になるのかもしれませんね。
では最後に、パンダのしっぽは何色かご存知でしょうか?
ぬいぐるみやイラストで、しっぽが黒く描かれているのは間違いです。
ぜひ、動物園に出かけて確かめてみてください。

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