【2023年1月11日 今日の富士山】
爽やかな冬晴れの空の下、富士山が綺麗に見えています♪
昨日暖かかった分、今朝の冷え込みが身体にこたえますね。
明日はまたさらに朝の冷え込みが厳しくなるようです。
富士山山頂も寒いはずなのに、未だ雪がまだら状態。
週末どうやら天気が下り坂の予報なので、また雪がこんもりと積もるかもしれませんね。
今日も乾燥注意報が発表されているところが多いです。火の元の確認やクリームなどでの保湿、室内の加湿など心掛けてくださいね。
1月11日の今日は「鏡開き」。
正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べ、一家の円満を願う行事です。
昔は二十日正月といって、20日に鏡開きを行っていたのですが、徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日になったといわれています。
鏡餅を飾っておくだけだと、年神様にお供え物をしたにすぎません。鏡餅は単なるお供え物というよりも、年神様が宿るところだと考えられているため、鏡餅を開くことで年神様をお送りするという意味もあります。
鏡開きは、「具足祝い」という戦国時代の武士の風習に由来するといわれています。お正月に刀や鎧、兜などの前に鏡餅を供え、それを下ろして食べる行事です。
また、鏡餅には「歯固め」という意味もあります。宮中の「歯固め」の儀式に由来し、丈夫な歯の持ち主は何でも食べられ長生きできるので、新年の健康と長寿を願い、固くなった鏡餅を食べるのです。
年神様の力が宿った鏡餅をいただくことでその力を授けてもらい、1年の一家の無病息災を願います。鏡餅は、供えて、おろし、開いて食べてこそ意義があるので、小さなかけらも残さず食べてください。
鏡開きで正月に一区切りつけるということは、その年の仕事始めをするという意味がありました。武士は具足などを納めていた櫃を開き、商家では蔵を開き、農村では田打ちという作業をして1年の出発としていました。剣道などの武道で、新年の道場開きに鏡開きをする(またはお汁粉などをふるまう)のは、その名残りです。
もともと武家から始まった行事なので、切腹を連想させるため包丁などの刃物で切るのは禁物で、手で割り砕くか、槌で開くようになりました。また、「割る」という表現も縁起が悪いので、末広がりを意味する「開く」を使うようになり、「鏡開き」になったのです。
お祝い事で樽酒の蓋を割ってお酒をふるまうことも鏡開きといいますが、これは樽酒の蓋のことを酒屋で「鏡」と呼んでいたからだといわれています。
農耕民族の日本人にとって、米からできる日本酒は神聖な意味を持ち、様々な神事を営む際に供えられ、祈願が済むと参列者でお酒を酌み交わして祈願の成就を願う風習がありますね。
このお酒が樽で供えられたときには樽の蓋を割ってお酒をふるまうわけですが、やはり縁起の良い「開く」という表現を使うのです。
つまり、鏡餅の鏡開きも、樽酒の鏡開きも、新たな出発に際して健康や幸福などを祈願し、その成就を願うということ。このことから、新築家屋が完成したときや、創立記念日、結婚披露宴などで樽酒の鏡開きをするようになりました。
現在はあらかじめ小分けされた餅をパック詰めした鏡餅が主流になり、鏡開きはパックを開くだけになりました。鏡餅を包丁で切ってはいけませんが、今は包丁の出番すらないことも。
楽になっても、子どもたちに鏡開きの由来や意味を伝えるのを忘れないでくださいね☆
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