【2022年11月18日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝も冷えましたね。うちの猫様が布団の上でご飯を吐き戻してしまったので、朝からシーツを洗濯したりバタバタでした。
外に出ると風が冷たく寒さが倍増!久しぶりに車の暖房を入れました。
そんな今日も富士山ばっちり見えております♪
疲れモードの金曜日に富士山パワー注入!
あさって日曜日から天気が下り坂のようですね。
紅葉狩りは明日がラストチャンスかもしれません。
夜のライトアップを見に行かれる方は防寒対策をしっかりしてお出かけください。
雨上がりはまた真っ白富士山になっていることを期待したいです^^
金曜日、もうひと踏ん張り頑張っていきましょう!
それでは今日は“無添加食品”について書いていきます。
みなさんは、手に取った食品に「無添加」と表示されていたら、何を思いますか? 「体に悪い影響のある添加物が含まれていない」と捉える方が多いのではないでしょうか。
実は、厚生労働省は「無添加である旨の表示については、製造業者等の任意の表示ではありますが、消費者が誤認を生ずることのない表示が求められています」と述べていただけで、「無添加」の表示に明確な基準や義務は設けていませんでした。
そのため、すべての商品がそうではないかもしれませんが、「無添加」という表示は実は何かの食品成分を保証するものではなく、ただの印象操作のために使われていたケースが少なくありませんでした。
そこで、「無添加は健康で安全」というイメージが独り歩きしてしまうことを懸念した消費者庁は、この夏、「無添加」表示の規制を厳格化する措置をとりました。
これまで「無添加」というキーワードにして検索をしてみると、多くの関連商品が見つかりました。特に味噌やだしなどが多いようで、離乳食やベビーフードなども並びます。
たとえば、ある味噌のパッケージには大きく「無添加」とだけ書かれてあり、中身がよく分かりません。側面の成分表示は・原材料:米(国産)、有機大豆、食塩と書かれています。
よく考えてみると、食塩を「添加」して製造したわけだから、食塩も添加物ではないのでしょうか。しかもどんな食塩か分かりません。
無添加をうたう商品に添加されている食塩は、「天日塩」といって、海水から水分を蒸発させて塩を結晶させて作られたものを使用しているケースが多いようですが、そうした自然塩には、主成分である塩化ナトリウム以外にも、不純物がたくさん混じっています。
余計なものが何も入っていないとは言えないのではないでしょうか。
また、「無添加」のふりかけもパッケージ裏の表示には、
・原材料:調味顆粒(国内製造(乳糖、鰯煮干粉末、食塩、砂糖、鰹節エキス粉末、酵母エキス、蛋白加水分解物、醤油))、いりごま、味付しらす(しらす、食塩、醤油)、味付鰹削り節(鰹削り節、砂糖、醤油、食塩、その他)、味付ごま(いりごま、砂糖、食塩、抹茶、蛋白加水分解物、酵母エキス)、のり、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆を含む) の表示。無添加をPRしているのに、ずいぶんと色々なものが入っている印象もあります。
細かいようですが、製造過程で使用される食塩、砂糖、醤油、エキス粉末などの品質は不明なので、本当に食品添加物が一切混入していないとも言い切れません。しかも、「その他」の文字も気になります。一体何を使っているのかは本当のところはわかりません。
改めて「無添加」の文字が何を意味するのか、その表示の何が問題なのかを押さえておきましょう。
問題点1. 何が無添加なのかわからないものが多い
あるトマトジュース缶に「食塩無添加」と書かれていました。このような場合は、「食塩が添加されていない」とわかります。
しかし、多くの無添加商品では、単に「無添加」としか書かれていません。成分表示を見ても、何を指して無添加と言っているのかわからないものもあります。
つまり、「無添加」の3文字は、中身を説明しているとは限らず、ただのキャッチコピーとしての役割を果たしているだけなのです。それを見た消費者が詳細はわからないけれど勝手に「いいもの」と解釈して買ってくれるだろうという販売者のねらいがあるのかもしれません。
問題点2. 「無添加」表示に基準や決まりがなかった
「食塩無添加」と書かれていれば、「塩分を控えられるから安心」と思うでしょうが、よく考えてみると「食塩以外の食品添加物は入っている」かもしれません。「保存料無添加」と書かれていても、甘味料や着色料が使われている可能性があります。
また、私たちは「無添加=何も添加されていない」と思いがちですが、ある特定のものが加えられていなければ「無添加」になります。つまり、ある一つの成分が無添加だった場合にも「無添加」と書くことができてしまいます。
本当は「○○が無添加」と書くべきところを省略しただけーということもあり得るのです。
さらに、人工の化学調味料、着色料、酸化防止剤などを一切使っていないという意味で「無添加」と書いてあったとしても、その代わりに天然の着色料や動植物のエキスなどが加えられているかもしれません。
安全性が確認されているものなら大丈夫でしょうが、何か得体の知れない天然素材が添加してある「無添加」商品だったとしたら、その方が何だか気持ち悪く感じるのではないでしょうか。
問題点3. 無添加のリスクやデメリットが忘れられがち
自然のものにまったく手を加えずに食することほど危険なことはありません。
例えば無添加と書かれたお店の手作りジャムなどもよく見かけますが、長期間にわたり保管しながら楽しむ場合、消費者もそのリスクも知った上で衛生面に気を配らねばなりません。
フルーツからジャムを作るときに砂糖を加えて煮詰めるのは、消毒や防腐のためでもあります。清潔にしたビンに詰めて冷蔵庫に保管したとしても、長期間経つとカビが生えて食べられなくなってしまいます。それを防ぐために使われるのが、防腐剤です。
事前に安全性が確認された防腐剤などを使うことは、私たちの健康を守るためにも必要なことでもあるのです。
防腐剤に限らず、添加物は、本来は食の安全を確保し私たちの健康を守るために入っている成分であることを忘れてはいけないと思います。
問題点4. そもそも何も添加しない加工食品は幻想に近い
生肉や生魚、生野菜などを除き、ほとんどの加工食品の場合、たいてい何かが添加されているはずです。なぜなら、何も添加しないで加工食品を作ることは不可能とも言えるからです。
たとえば、無添加をうたった豆腐があります。大豆を擦り潰し、濾して得られる液体が「豆乳」で、加熱した豆乳に凝固剤を加えて固めた加工食品が豆腐ですから、こうした工程の中で「何も添加していない」ということはないでしょう。
鶏卵にしたって、産み落とした鶏がどのように育てられたか(たとえばエサ)によっては、何も添加されなかったとは言えません。「無農薬」をうたう生野菜でも、農薬以外の何が使われていたのかも重要です。
私たちが勝手に期待する「無添加の加工食品」というものは、科学的に考えれば幻想であり、実際にはあり得ないように思います。
食品添加物については、とくに第二次世界大戦後に、様々な人工化合物が利用されるようになり、一部で死者が出るなど社会問題となったことがあります。そのような歴史から、人工合成された物質の安全性を疑う風潮が今も続いているのは確かです。
しかし、繰り返し説明しているように、人工だから危険ということはありません。
むしろ、天然には存在していなかった化合物が合成され、それを食品添加物として利用する場合には、予め安全性を確かめる十分な試験が実施されなければなりませんので、逆に言えば、使用が認められているものは安全性がある程度保証されているということです。
それに対して、天然由来の添加物は、「自然に存在するものから作ったものは安全である」という人間の先入観から安全性を確立しないまま認可されてしまったものもあります。つまり、どちらかと言うと、天然添加物の方が気をつけなければならないことを知っておきましょう。
本当に自分が口にする食品にどんなものが含まれているのかが気になるなら、「無添加」という言葉は無視して、販売者が公開している原材料や栄養成分表示などを丁寧に読むことです。
万が一、何も詳しい表示がなく、「無添加」と印字しているだけの商品があったとしたら、それこそ気を付けるべき商品ではないかと考えることも大切です。
この夏から始まった消費者庁による規制によって、正しい「無添加」表示がなされるように改善されることを期待したいですね。

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