【2022年9月16日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝は雲一つない快晴!
おかげで富士山もバッチリ見えています♪
これから紅葉が始まって本格的な秋の富士山を見るのが楽しみです。
空気がひんやりとしていますが、日中はまた気温が上がり暑くなるみたいです。
明日からは天気が下り坂なので、貴重な日差しを有効活用してください。
台風が過ぎると季節が進むようなので、連休中に薄手のカーディガンなどライトアウターを準備しておくと良いかもしれません。
秋服好きなのですが、着られる期間が短いので寂しいです。
ついたくさん買ってしまうのですが、まだ値札が付いているものがクローゼットで待機しているので、今年こそはたくさん着れるといいなと思います。
これからやってくる短い秋を存分に楽しみましょう!
それでは今日は“イチジク”について書いていきます。
夏から秋が旬のイチジク。フルーツとして生食はもちろん、加熱すると甘みが増すので、ケーキやリゾットなどの料理の素材としても使えます。
イチジクは漢字で「無花果」と書きます。これは花を咲かせずに実ができるように見えることに由来します。そう言われてみると、確かにイチジクの花を見たことはないかも…と思われた方も多いでしょう。
私たちが食するイチジクの中に「花」があるのです。
初夏に葉の基部から花軸を出し、その先端に壺のとようにふくらんだ「花嚢(かのう)」を形成し、その内側に多数の花を咲かせます。このように、外から見えず、中に隠れてこっそり咲く花のつき方を「隠頭花序(いんとうかじょ)」と呼びます。
完全に熟する前に、花嚢を半分に切ると中に白いつぶつぶがたくさん集まっている様子を見ることができます。その一つ一つがイチジクの花です。
「隠頭花序」という花の咲かせ方は、クワ科イチジク属の植物に特徴的です。オオイタビ、イヌビワ、ガジュマル、アコウなど、イチジク以外のイチジク属の植物も同じように花嚢の中に隠して花を咲かせます。
イチジクは「不老長寿の果物」と評されるほど、栄養価が高いことでも知られています。古代ローマでは、最も食されたフルーツの一つで、重要な甘味源となっていたそうです。
甘さの元となる糖分をそれなりに含んでいますが、腸の活動を活発にする水溶性の食物繊維「ペクチン」を豊富に含んでいるため、整腸作用によって 便秘の解消に役立ちます。カルシウムや鉄などのミネラル分をバランスよく含み、骨粗鬆症や貧血の予防にも役立つと言われています。
また、タンパク質分解酵素の「フィシン」を豊富に含むので、肉や魚と一緒に生のイチジクを食べれば、タンパク質の消化を助けてくれるでしょう。
また、イチジクは漢方では薬としても用いられています。イチジクの果嚢を乾燥させたものは「無花果(むかか)」と呼ばれ、お茶のように煎じて飲まれ、喉の痛みや声がれ、便秘、痔や腫れ物などに用いられます。
また、イチジクの葉は「無花果葉(むかかよう)」または「唐柿葉(とうがきよう)」と呼ばれ、血圧が高い場合などに煎じて飲まれます。
ただ、西洋医学的に見ると薬効を裏付けるエビデンスには乏しいので、特定の病気の治療に対して積極的に用いるようなものではないと考えるのが無難でしょう。
また、イチジク関連の薬と聞いて、「イチジク浣腸」を思い起こす方も少なくないかもしれません。大正時代に考案・発売され、便秘に苦しむ子どもの急患を助ける家庭薬として普及しました。
イチジク浣腸は、その容器がイチジクの形をしているのでそう名付けられただけで、中身はイチジクとは関係ありません。有効成分は「グリセリン」です。
また、イチジクに関しては面白い話があります。旧約聖書の一節にある、最初の人間であるアダムとイブが神の命に背いて「禁断の果実」を口にしてしまったために、楽園を追放されてしまう話はとても有名です。この禁断の果実は「リンゴ」だと思われているようですが、実は、旧約聖書の創世記中には、単に「果実」とあるだけで、リンゴとは一切書かれていないのです。もともとリンゴは、古来からギリシア神話等で魅惑の象徴とされていました。
1667年出版の、創世記をテーマにして創作された『失楽園』という叙情詩の中では、はっきりと「リンゴ」と記されました。これがきっかけとなり、「禁断の果実=リンゴ」説が世界中に広まったようです。
しかし、元の旧約聖書には、禁断の果実を食べたことで羞恥心を覚えたアダムとイブが、イチジクの葉を腰にまきつけたという話が記されています。また、イタリア・ルネサンス期の芸術家ミケランジェロが描いた、バチカン宮殿のシスティーナ礼拝堂の天井画「最後の審判」には、イチジクが禁断の果実として描かれています。
これらのことから、キリスト教徒や聖職者の間では「禁断の果実=イチジク」と考えられているようです。
禁断の果実として描かれていても、イチジクの栄養素や健康効果、そしておいしさは魅力的です。ぜひその魅力を感じながら、旬の果物を楽しんでください。

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