【2022年9月2日 今日の富士山】
湿度の高いジメジメとした朝です。
今日も雨が降ったり止んだりの一日となりそうですね。
早朝の束の間の富士山。
すぐに雲に隠れてしまいました。
こんな感じの不安定な天気がしばらく続きそうです。
台風の進路もこまめにチェックしてくださいね。
今日から七十二候「禾乃登(こくものすなわちみのる)」です。
稲が実り始める頃という意味です。稲の収穫まではまだ先のところが多いと思いますが、秋の味覚も楽しみですね。
あっという間に9月となり、今年もあと4ヶ月。
日々の寒暖差や1日の中の寒暖差が大きい日もありますが、栄養あるものを食べて元気に過ごしていきましょう!
それでは今日は“作り置きのお茶”について書いていきます。
夏場はお茶パックや茶葉からお茶を作り、冷蔵庫に常備している人も多いと思います。一方で、家で作ったお茶は安全に飲める日数・期間の明確な基準がなく、日持ちや衛生面を気にする声が少なくありません。
基本的に、家庭で作ったお茶は冷蔵で2~3日の保存を目安にするのが安全です。「煮出して粗熱をとってから冷蔵」か「水出しして冷蔵」が一般的だと思いますが、確実に安全に飲める基準として2~3日と考えておけば安心です。
煮出しよりも水出しの方が痛みにくいと考えられ、これは水道水に含まれる塩素による効果とされています。そのため、浄水器やミネラルウォーターを使った場合には、逆に傷みやすくなる傾向があるということですので注意が必要です。
ボトルやお茶パックに潜む雑菌が時間の経過とともに増殖することで傷み、風味や味、においに変化が起きます。とろみやぬめりが出てきたり、表面に膜のようなものが現れたり、白い浮遊物やカビのようなものが見えるようになったら傷んでいるサインです。
ウーロン茶た緑茶、紅茶は抗菌作用のある「カテキン」を含む分、比較的傷みにくいです。一方、麦茶やコーン茶、黒豆茶などの穀物茶には菌の栄養分になる炭水化物が多く、また、カテキンを含まないため、比較的傷みやすいです。
ほうじ茶は番茶を煎って作るため、煎ることでカテキンが少なくなり、傷みやすくなります。また、煮出したルイボスティーは「フラボノイド」が酸化を防いでくれるため、常温で2~3日程度、冷蔵庫で5~6日程度保存できます。一般的なお茶より保存がきくことは事実ですが、暑い時期は常温保存を避けできるだけ早めに飲みきるようにしましょう。
作り置き用のボトルの素材は、プラスチックなど、傷が付きやすい材質だと傷の間に雑菌が残りやすいため、お茶が傷みやすくなる可能性があります。洗いにくい形状や、保管する際に水滴が残りやすい形状のボトルも雑菌が付きやすくなるため、注意が必要です。
お茶パックや茶葉は、お茶ができ上がった時点で必ず取り出してください。水出しであれば、多くは「2~3時間ででき上がり」と記載されていると思いますので、基本的には説明に従いましょう。パックや茶葉を入れっ放しにすると、茶葉に菌が付着していた場合や、デンプン質の多い種類の使用では特に、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。そのため、茶葉は長く入れておけば置くほど、雑菌が増える可能性が高まります。
『長く入れておくほど、おいしくなる』と思う人がいるかもしれませんが、茶葉は時間経過とともに腐敗や変質が始まり、香りや味わいが楽しめる適度な抽出時間を過ぎると苦味が出たり、香りが損なわれたりすることもあります。おいしく飲むためにも、雑菌の繁殖を防ぐためにも、でき上がったら取り出しましょう。
また、飲み終わったペットボトルをお茶の容器に使う人もいるようですが、衛生的に危険なのでやめましょう。
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