【2022年5月2日 今日の富士山】
ゴールデンウィーク真っ只中ですね!
いかがお過ごしでしょうか?^^
今日は祝日ではないので、お仕事の方も多いかもしれません。
連休後半の方が天気も良く、レジャー日和となりそうです。
事前に混雑状況や渋滞情報などをチェックしてお出かけくださいね☆
明日からまた連休!という方、今日1日乗り切ってがんばりましょう!
それでは今日は“寒暖差熱中症”について書いていきます。
4月初旬、時季外れの猛暑に包まれた日本列島。
急激な気温上昇が私たちの身体にもたらすトラブルで忘れてはいけないのが、熱中症のリスクです。
体が気温に慣れるまでに3日はかかるといわれていますが、春は寒暖差が激しく、どうしても温度変化に追いつきません。
そのため気温が上がってもうまく発汗することができず、体に熱がこもって熱中症になりやすいのです。
この季節、突如高温になる日があるかと思えば、前日より10度近く気温が下がり、肌寒さを覚えるようなことも。
こうした“寒暖差がもたらす熱中症”で多く見られるのが、ガーデニングや家庭菜園をしている最中に起こるケース。
午前中はそれほど暑くなくても、午後になると気温がぐんぐん上がる日があります。
『今日はそれほど暑くない』と油断して、水分を十分に取らずに屋外で作業をしていると、たちまち熱中症になってしまいます。
さらに、コロナ禍でのマスク生活も熱中症リスクを高める要因。
マスクを着けていると、熱が顔のまわりにこもりやすい。
また、のどの渇きにも気づきにくくなるうえ、いちいちマスクを外して飲むのも面倒だからと、水分補給の機会が減りがちになります。
気温のほかに、熱中症の大きな要因の一つであるのが“湿度”です。
じつは、気温がそれほど高くなくても、湿度が高いと熱中症のリスクが高まります。
体温は汗が乾くときに下がるのですが、湿度が高いと汗が乾きにくいため、熱がこもりやすくなってしまうためです。
春の雨が降ったあと、急に湿度が上がって蒸し蒸しするときなどは、いっそうの警戒が必要になります。
体に熱がこもると、脳への血流が悪くなってしまうので、立ちくらみやめまい、頭痛などが起こりやすいです。
こうした症状が出た場合は涼しい場所で体を休め、しっかり水分を摂りながら首のまわりを冷やすなどしましょう。
ひどい頭痛や吐き気、嘔吐、意識がもうろうとする、などの症状があらわれた場合は、救急車を呼ぶことが大切です。
熱中症の怖いところは、そこから心筋梗塞を引き起こすこともある点です。
心筋梗塞は冬場に発症することが多いのですが、熱中症が増える時季にも起きやすくなります。
それは、脱水状態が心筋梗塞や脳梗塞の一因となる“血栓”をできやすくするからです。
脱水症状によって引き起こされる心筋梗塞は、冬場と異なり、比較的若い30~40代の人もなりやすいので、油断は禁物です。
暑さやのどの渇きを感じにくい高齢者や、皮下脂肪が厚く体内の熱を外に排出しにくい肥満気味の人。
二日酔いで体内の水分量が少ない人。
冷え性や運動習慣がないせいで発汗しにくい人。
ほかに、寝不足や更年期世代の方は、体温をコントロールする自律神経が乱れやすいので熱中症になりやすい傾向があります。
対策としては、まずはこまめな水分補給が不可欠です。
水筒のドリンクを手元に置いて、のどが渇いていなくても1日に1~1.5リットルは水分を摂るように心がけてください。
緑茶やコーヒーなどカフェインを含む飲料は利尿作用があるので、よけいに水分が排出されてしまうので、麦茶など、ノンカフェインのものがおすすめです。
スポーツドリンクは糖分が多いので、運動時以外は控えた方が良いでしょう。
体温を調節するために次ぎのような心がけを忘れずに。
暑いと感じたら、我慢せずエアコンをつけること。
外出する際は直射日光を避け、吸収性のよい下着をつけると汗が引くときに体温を下げてくれます。
人のいないばしょでは、マスクを外して風通しをよくすることも大事です。
加えて、湯船につかったり、テレビを見ている数分間だけ軽く足踏みをして体を動かすなど、汗をかく練習をするのも効果的です。
気象庁が発表した予報によれば、今月半ば頃までは全国的に高温傾向となるそうです。
大型連休中、外出の機会も増える中、日ごろの対策にぬかりないようにしていってくださいね。
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