【2022年3月17日 今日の富士山】

おはようございます。
昨夜は東北で大きな地震がありましたね。
こちらでも震度3ほどで、長いこと揺れたのでびっくりしました。
先日発生から11年が経過した東日本大震災が頭をよぎりました。
夜中の地震は恐怖が増します…。
余震に警戒しながら安全にお過ごしください。
今朝も霞みの中の富士山。
淡く全体が見えています。
風も無く暖かいので過ごしやすそう。
明日は雨の予報ですので、今日の日差しを有効活用ください。
寝不足の方も多いと思いますが、休息をとりながら無理をしない程度に頑張っていきましょう!
それでは今日は“カラザ”について書いていきます。
たまごを割ったときに卵白に混じって現れる、白いひも状のものを「カラザ」といいます。
気持ち悪いからと取り除いている人もいるのではないでしょうか。
カラザは卵の中の「卵白」に属するものです。
卵というと「卵黄」「卵白」の二つに分かれると思っている方も多いと思いますが、正式には「卵殻」「卵殻膜」「卵黄」「卵白」の4つに区分されます。
このうち、卵白の仲間だけでも4つの組織に分類され、「内水様卵白」「濃厚卵白」「外水様卵白」「カラザ層」となっているのです。
カラザは、卵黄を守るために存在しています。
卵黄は栄養が豊富なため、微生物にとって絶好の栄養源。
また、栄養価が高いゆえに腐敗もしやすくなっています。
それを卵白で保護することによって、私たちが新鮮な卵をいただくことができているのです。
カラザは薄い膜状態で卵黄膜を囲んでいます。
卵の先端がとがった鋭端と丸みを帯びた鈍端に近い部分で厚い層になります。
卵黄を中央に位置させ、衝撃から守ったり、偏って乱角膜に接触して微生物による変質を防ぐ役割を果たしているのです。
いつもは何気なく避けていたカラザも、大切な役割を担っています。
カラザは、シアル酸を始め、カルシウムやビタミンB群など栄養も満点。
ツバメの巣に含まれることでも有名なシアル酸は、ウイルスや細菌などが細胞に感染することを防いで免疫力を高める働きや、育毛促進効果や美肌効果など、様々な効果が期待できるといわれています。
カラザに含まれる栄養は加熱しても成分的にあまり劣らないので、生ではカラザの食感が気になるという方はゆでたまごやたまご焼きなど、よく加熱して召し上がってください。
自分の好みに合わせて調理して、カラザごと摂取するのが良いですね。
カラザは『鶏の羽になるところ』や『目玉になるところ』だから取るよう親世代から教わったという方や、昔は料理番組などでも取るよう放送されていたことから“取らなければいけないもの”という認識だった、という方もいます。
確かにカラザには独特な食感があるので、料理番組に関してはその食感を残さないために取っていたのかな? と推測します。
未だに『たまごは1日に2個以上食べてはいけない』と思っている方が多くいらっしゃいます。
これは、草食動物のウサギにたまごを食べさせて実験したところ、動脈硬化のもとと言われる血中コレステロールが増加し、たまご=コレステロールという印象が生まれてしまったのが原因。
ウサギは草食動物なので動物性脂肪を含むたまごを食べさせればコレステロールが増加するのは当たり前ですが、人間は雑食性。健康体であれば、食事でコレステロールを摂取しても一定値以上には上がらないようになっています。
たまごは、ビタミンCと食物繊維以外の栄養素がすべて入った完全栄養食品なので、むしろもっと食べてほしいぐらい。
もちろん、どんなものも食べすぎは良くないので“ほどほどに”ですが、1日2個までという概念はぜひ今日から取っ払っていただき、食べられるのであれば3個でも、積極的に召し上がっていただけたらうれしいです。
これからたまごを食べるときは生食時も加熱時もカラザを残し、せっかくの栄養をしっかり摂取したいものですね。

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