おはようございます。
週明け月曜日!
今朝は青空が見えていますが、夜から雨の予報となっているので灰色の雲が多く漂っています。
富士山は雲に見え隠れしていて、山頂付近はなかなか確認するのが難しい状態。
明日も午前中までは雨が降り続くみたいです。
富士山の雪の変化があるかもしれません。
次回の富士山観測が楽しみです^^
昨日7日から二十四節気「立冬」に入りました。
暦の上ではもう冬ですね。
今年は10月23日に近畿地方で早くも木枯らし1号が発表されました。
昨年と同日で、観測史上最も早い記録となります。
木枯らしは木を枯らす風という意味で、秋の終わりから冬の初めにかけて吹く、冷たい風。
例年は立冬の頃に観測され、「冬の使者の訪れ」とも言われています。
木枯らしは同時に、今年一年が残り少ないことも教えてくれます。
残りの日々を気を引き締めて過ごしていきたいですね。
今日からまた頑張っていきましょう☆
それでは今日は“テアニンの効果”について書いていきます。
高級なお茶に含まれる成分「テアニン」。
いま注目を集めるようになっています。
お茶が健康に良いのはよく知られていますが、それは抗酸化作用をもつカテキンの機能とされていました。
テアニンは緑茶に含まれる旨み成分で、アミノ酸の一種。
脳に対する保護作用、ストレスの軽減機能などがあるとされています。
漢方でも緑茶は、熱を取る清熱作用があるとされ、イライラ感を治めたり、食べ過ぎた胃の熱を冷ましたりする効能があります。
お茶を飲むと「ほっとする」と多くの人が感じるのはテアニンの効果が大きいのです。
お茶は、昔は現代のように嗜好品ではなく、薬のように用いられていました。
それは主としてカテキンの作用によります。
カテキンはお茶の渋みの成分で、ポリフェノールの一種です。
老化を防ぐ抗酸化作用、抗菌・抗ウイルス作用、肥満を予防する作用など多くの健康効果が知られています。
とはいえ、古く戦国時代から茶の湯が武将などに浸透したのには、健康効果だけでなく精神を安定させるようなお茶の機能を日本人は感じ取っていたからではないでしょうか。
それが、カテキンとは違うテアニンのリラックス効果です。
テアニンは、お茶の根でつくられてから葉に移動し、日光に当たると渋み成分であるカテキンに変化します。
テアニンの効果は研究で実証されていて、摂取すると脳のアルファ波が増加することがわかっています。
アルファ波は人間がリラックス状態にあるときに出ます。
リラックスさせてストレスを和らげ、睡眠の質を改善したり、うつを防いだりする成分だと判明し、テアニンは栄養関連の学会などでも注目されているそうです。
興味深いのは、テアニンは高級なお茶ほど多く含まれていること。
番茶や煎茶は日光に当たる時間が長いのでカテキン成分が多い。
これに対して玉露や抹茶などの高級茶は、日光に当たる時間が短いのでテアニンを多く含みます。
お茶といえばカフェインが含まれ興奮作用や覚醒作用がありますが、テアニンにはカフェインの作用を抑制する効果があります。
お茶を飲むと眠れないと思っている人がいるかもしれませんが、それは安価なお茶だからとも言えます。
テアニンを豊富に含む高級茶は、自律神経をリラックスさせ、睡眠の質を向上させます。
漢方で言う『五味』の考えによれば、テアニンの甘みは『五臓』の脾に効果があり、消化吸収なども助けます。
テアニンは、すでに多くの機能性食品、サプリメントに使われるようになっています。
テアニンが注目されるのは、それだけ睡眠の質やストレスで悩む現代人が増えているからだということですね。
ちなみに、テアニンを摂取すると40分ほどでアルファ波が出現するようになり、それが2時間以上は継続すると判明しています。
ちょっと高級なお茶を就寝前にたしなんで、起床時の疲労感や眠気を軽減してはいかがでしょうか。
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