おはようございます。
久しぶりの青空で、やっと富士山見えました!
宝永山の方までびっしりと雪が積もっています。
さあ、この雪化粧姿を見てください!と言わんばかりの佇まいです。
ここ数日冬の寒さに逆戻りしていましたが、今日は朝から春を感じる暖かさですね♪
今日3月10日からは七十二候「桃始笑(ももはじめてさく)」。
「桃始笑」は5日間という短い季節ですが、字を見るだけで春の訪れを感じられる、とても素直で優しい印象の季節です。読んで字のごとく、桃のつぼみがほころび、花が咲きはじめる頃。
読み仮名は「さく」ですが、実際の漢字は「笑」。これは一体どういうことでしょうか?
実は、「咲」という字には、もともと笑うという意味があり、「笑」には咲くという意味があったと言われてます。
字をよく見てみると、「笑」は竹かんむり、「咲」は口へんが・・・今まで何も気にせず使っていましたが、言われると納得できる部分もありますね。
また、日常会話で使う機会はあまりありませんが、「花笑み」という言葉があります。
意味は花が咲くこと、蕾がほころびること。
その他に人が微笑んでいるのを、咲いた花にたとえていう時もあるようです。
淋しげな冬に比べ、色とりどりの花が咲く今の時期は、だいぶ景色が華やかになってきました。春によく見かける花としては「梅・桃・桜」がありますが、それぞれの違いってご存じですか?
遠目から見ると確かに似ていますが、実は以下の様なしっかりとした違いがあるんです。
・花弁の形 桜:先が割れている 桃:尖っている 梅:小さく丸い
・花柄 桜:花柄が長い 桃:花柄が非常に短い 梅:花柄がない
・花芽 桜:花芽は1節に複数個 桃:花芽は1節に2個 梅:花芽は1節に1個
個々の特徴を知ると、改めて見に行きたくなりませんか?
今の時期、梅は少なくなっているものの、桃や桜はこれからどんどん咲いていきます。
今度、桃や桜を見かけた時は、細かい部分にも注目してみてください。
桃には、果実を食す「実桃」と花を楽しむ「花桃」というものがあります。
実桃は皆さんもよくご存知のとおり、黄桃や白桃など食用として栽培されているもの。
一方、花桃というのは、園芸種として栽培されているものです。
先程、お花屋さんなどで切り花を購入することができるとご紹介しましたが、ひな祭りの時期に購入できるのがこの花桃です。
花桃の場合、品種によっては結実しますが、非常に小さいため、食べることはできません。
代わりに、実桃の花より大きく、八重咲きのものもあるので、遠くからでも映えるような色味、存在感となっています。
日本一の桃源郷と言われている長野県の「花桃の里」では、約5000本の花桃が植えられていて、満開になった時の景色は圧巻。
毎年4月中旬頃から開花し始めるようです。
天気の良い日には、桜とはまた違った魅力をもつ桃の花を見に行くのも良さそう♪
この先も平年より暖かい日が多いようなので、桜のつぼみの生長も加速しそうです。
開花が待ち遠しいですね。
花粉の飛散量も多くなるので、毎日の対策をしっかりと行いつつ、春の花も楽しんでみてください。
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