おはようございます。
昨日に引き続き寒い朝ですね!布団からなかなか出られない日々。
もう「寒い」が口癖のようになってきています。
日中は10℃を超え、少し寒さが緩む予報です。
朝との気温差が大きくなるので、体調管理に気をつけながら暖かくしてお過ごしください☆
そして今朝は雲一つない良い天気です。
富士山全体をはっきり見ることができました^^
粉砂糖のようにかかっていた昨日の雪は、すっかり消えていました。
日本海側は記録的豪雪で大変だというのに…。
このまま年内は雪無し富士山となってしまうのでしょうか。
引き続き観察していきたいと思います☆
いよいよ金曜日!ラストスパート頑張りましょう!
それでは今日は“年末大掃除”について書いていきます。
ただでさえ慌しいこの時期、なんとなく面倒に感じている方も多いと思います。
大掃除をしなくても年は越せますが、何かしら掃除をしないと気持ちよく正月が迎えられないと感じている方も少なくありません。
極論をいえば、大掃除をするかしないかは気持ちの問題といえます。
大掃除のルーツは「煤払い(すすはらい)」です。
昔は家の中に囲炉裏やかまどがあり、家の中が煤だらけになったので、煤を払うことが掃除をすることの象徴でもありました。
また、払うという言葉には、清めるという意味があります。
煤払いをする日には諸説ありますが、一般的には12月31日です。
旧暦12月13日は、婚礼以外は万事に大吉される鬼宿日だったため、江戸時代に江戸城で煤払いが行われるようになり、それが一般的に広がったといわれています。
では、なぜ吉日を選んで煤払いをしたのでしょう。
それは、煤払いというのは単なる掃除ではなく、新年を司る年神様を迎えるための神聖な清めの行事だったからです。
現在、煤払いというと神社やお寺の煤払いを思い浮かべるのはそのためです。
そもそも、一連の正月行事というのは、新年を司る年神様をお迎えするために成立しました。
年神様は、農耕神であり祖霊神でもあると考えられているため、家々にやってきて新年を生きる力や福徳を授けてくださるといわれています。
そこで、年神様を迎える前に家中を清めるわけです。
私たちが大事なお客様が来る前に念入りに掃除をするのと同じですね。
床の間、居間、神棚、仏壇はもちろんのこと、とくに念入りに掃除したのが、台所です。
台所というのは、家族が生きていくために欠かせない料理を作る場ですから、台所を汚くしていると生命力も落ちやすく、その家の運も逃げてしまうと考えられているからです。
台所には、かまど神がいるともいわれています。
同時に、浴室やトイレといった水回りも念入りに行うようになりました。
大掃除は、けじめのひとつと考えられています。
昔から、「ハレとケ」という概念があります。
ハレは正月や祭りのような非日常、ケは仕事や普段の生活などの日常を指しており、ケの日常で枯れた気(ケガレ)を、非日常のハレの日に気晴らしすることで元の気を戻し「元気になる」というのを繰り返しながら暮らしてきました。
こうしてケジメをつけながら日本人は生きてきたわけです。
ハレの中でも、お正月というのは最も重要であり、昔は魂を更新する(パワーチャージをする)重要な時と考えられていました。
お馴染みのお雑煮は、魂の象徴であるお餅を食べ、身に付けるための料理です。
現在はそのように信じて行動しているわけではありませんが、お正月に特別な気持ちになるのは、こうした文化が根底にあるからだと思います。
煤払いに清めの意味があるように、大掃除には有形無形の様々なものを払ってケジメをつける意味があるので、すっきり気持ちよく新年を迎えられるのでしょう。
昔から、掃除をすると良いことがあるといわれていますが、その最たるものが大掃除であり、隅々まできれいにすると、年神様がたくさんの福徳を授けてくださるといわれています。
こうして理由を見てみると、大掃除は単なる掃除ではないことがわかります。
やる気が出たら、その気持ちを大切にしてください。時期と内容のポイントはこちらです。
▼時期
昔は、煤払いが済んだら門松にする松やおせちを作る薪などを山にとりに行き、神聖な場であることを示すしめ縄をつけて、年神様を迎える準備を進めました。そのため12月13日を「正月事始め」といいます。
現在は、大掃除といえば年末にするものだと思っていますが、本来は13日に行っていたものなので、早めに取り組んでおきましょう。年末に慌てることもなく、余裕をもって過ごせます。
▼内容
家中を掃除できれば理想的ですが、なかなかそうもいかないのが現実です。水を使う網戸掃除など、天候の良い日にしたほうが合理的なこともありますし、時間がない場合もあるでしょう。
そういう場合は、やる気と意味を大事にしてください。
まずは、自分でここだけはやっておきたいと思ったところ。そして、本来の意をくんで、床の間、神棚、仏壇、リビング、キッチン、浴室、トイレなどに優先的に取り組みます。
昔から、家族の命を支える台所、健康を保持する水回り(キッチン、浴室、トイレ)はとくに大事とされています。最近は、有能な道具や掃除術があるので、それらを駆使してもOK!
なお、正月飾りは、大掃除がすんでから飾ります。
自分なりに納得できるよう行動し、気持ちよくお正月を迎えてくださいね。
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