週明け月曜日!通勤中は雲に隠れていた富士山ですが、お昼頃から顔を出してくれていました☆
雲が多いのでまたすぐに隠れてしまいそうです。
日差しも雲に隠れていますがムシムシとして暑いですね。
5月のすがすがしい晴天のことを五月晴(さつきばれ)と呼ぶことが多いのですが、それは誤用だそうで、正しくは五月晴(ごがつばれ)です。陰暦の5月(新暦では6月)の梅雨期に見られる晴れ間というのが本来の意味です。
今週は最高気温が25℃を超える夏日が続き「ごがつばれ」が多くなるようです。
今夜にも緊急事態宣言が全都道府県で解除となり、徐々に外出する機会が多くなると思います。
コロナが終息したわけではないのでまだマスクは手放せません。
暑さ対策、紫外線対策をしっかり行ってください。
今日からまた1週間頑張っていきましょう!
それでは今日は“ジェネリック医薬品”について書いていきたいと思います。
ジェネリック医薬品とは「先発医薬品の特許が切れた後に発売される、有効成分が同等で価格が先発医薬品よりも安価な薬」と定義されます。
しばしばジェネリック医薬品は「後発医薬品」や「後発薬」とも呼ばれます。
医薬品は工業製品などと同様に研究開発の末に生まれてくるものです。
例えば「ロキソニン錠」は製薬会社の三共(現在は第一三共)が生み出し、1986年から販売を開始したものです。
「ロキソニン錠」は固有の製品名であり、この薬に含まれる有効成分の名前が「ロキソプロフェンナトリウム」なのです。
有効成分の名前は「一般名」とも呼ばれます。
この場合、三共はロキソプロフェンナトリウムの特許を取得し、製造を行います。
そして販売する際のブランド名を「ロキソニン」と名づけました。
この時点で「他に先駆けて」特許を取得して販売にこぎつけた、ロキソプロフェンナトリウムを有効成分とする薬はロキソニンだけです。
つまりロキソニンは「先発医薬品」となります。先発医薬品は「先発品」や「新薬」とも呼ばれます。
特許に守られているため、他の製薬会社はロキソプロフェンナトリウムを有効成分とする医薬品は販売できません。
つまり、ロキソプロフェンナトリウムをロキソニンのブランド名で世に出した三共は同薬を独占的に販売し、利益を上げることができます。
しかし、特許による保護期間は永遠ではありません。
一定期間が過ぎると「特許切れ」になってしまいます。
特許が切れればロキソプロフェンナトリウムを有効成分とする薬を他社でも作ることができるようになります。
このように先発品の有効成分の特許が切れた後に生み出される医薬品が「ジェネリック医薬品」なのです。
ジェネリック医薬品といえども各社ごとに「ロキソニン」のような固有のブランド名が存在しますが、多くの場合は「有効成分の名前+会社名」のような名前に落ち着きます。
ちなみに「ジェネリック(generic)」とは「一般名の」「ノーブランドの」といった意味があります。
調剤薬局で受け取る保険が適用される医薬品は国が定めています。
これを「薬価」と呼びます。
つまり、製薬会社は価格決定権を持っていないのです。
ジェネリック医薬品は販売されるにあたり先発品よりも必ず安い薬価が設定されます。
これはジェネリック医薬品の有効成分は既存のものであり、製造や販売にあまりお金がかからない点を考慮しているからです。
薬価が安いジェネリック医薬品が普及すれば、私たちが自己負担する、基本的に3割負担の薬代もやすくなり、残りの国が負担する医療費も結果的に軽減されることになるのです。
財政状況が厳しい今日の日本において医療費の削減をするため、国はジェネリック医薬品の普及を強く後押ししています。
一般的にはあまり知られていませんが、国はジェネリック医薬品の普及率を上げるため、一定割合のジェネリック医薬品を使用した調剤薬局に対してインセンティブ(報償)を与える仕組みも導入しています。
先発医薬品とジェネリック医薬品との間に有効成分の差はありません。
一方、有効成分以外の添加物、形状、味、印字などが各社によって異なることもまた事実です。
しかし、この点はデメリットに直結するものではありません。
ジェネリック医薬品が販売されるにあたり、しっかりと錠剤から有効成分が溶け出すかなどの基本的なテストをパスしたもののみが承認されるからです。
ジェネリック医薬品が使えないケースとしては、まだ先発医薬品の特許が有効な場合です。
ここから見えてくるのは、ジェネリック医薬品のデメリットを負うのは基本的に先発医薬品を販売している製薬会社のみとなります。
特許が切れればより安価のジェネリック医薬品が登場し、シェアを切り崩されてしまうからです。
調剤薬局でジェネリック医薬品を勧められても過度な抵抗感を抱く必要はありません。
ただ、添加物や製造過程が異なるため、実際に服用してみて先発品と比べ十分な効果が得られなかったりすることはないとは言い切れません。
心配な方は医師や薬剤師に相談しながら決めるのがよさそうです。
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