【2020年1月10日 今日の富士山】

おはようございます。
少し雲がありますが、朝から富士山を見ることができました^^
今日もなんだかポカポカと暖かいですね。
日向と日陰で体感がかなり変わります。
マフラーなどの小物や上着で調整が必要です☆
今年は暖冬の影響で、南伊豆町の「元気な百姓の花畑」で季節はずれのヒマワリが菜の花に交じって数十本開花したそうです。
例年なら、こぼれ種が芽を出しても12月ごろの霜で枯れてしまいますが、今年は春めくほど暖かい日が続いたということで初めての出来事だそうですよ。
明日から3連休の方も多いのではないでしょうか?
お出かけを予定されている方、ゆっくりと過ごす方様々だと思います。
日曜日はあいにくの雨ですが、月曜日は新成人の門出を祝うにはいい穏やかな晴れの日となるそうです☆
週末の楽しみを考えながら、今日1日頑張っていきましょう♪
さて今日は“冬季うつ病”についてかいていきます。
毎年、秋から冬にかけて「気分が落ち込む」「やる気が出ない」など、うつ病のような症状が出る人は「ウィンターブルー」と呼ばれる「冬季うつ病」の可能性があるかもしません。
「冬季うつ病」とは、反復性うつ病の中の季節型うつ病の一種。
1年の中で一定の期間にのみうつ症状が現れ、そのシーズンが終わると症状は改善し、元通り気分が安定するタイプのものは季節型うつ病といわれています。
季節型うつ病の中で最も多いのが冬季季節型で、秋から冬に症状が出現し、春に寛解するパターンです。
冬の時期だけ一定の症状が現れるという人は「冬季うつ病」の可能性が考えられるそう。
「冬季うつ病」は、通常のうつ病の症状も現れますが、一般的なうつ病の症状とは少し異なる部分もあるそうです。
通常のうつ病で出現する症状は以下のようなものがあります。
・抑うつ気分、全てを悲観的に考えてしまう、自責感
・思考制止(会話や考えが先に進まない)
・罪業妄想(自分は罪深い人間だ等)、貧困妄想(お金がない)、心気妄想(重大な病気に違いない等)、微小妄想(自分には価値や能力がない等)
・意欲低下(何をするのもおっくうになって、横になっている時間が増えたり、ひきこもりがちになったりする)
・集中力の低下によって、何事も集中できない、ケアレスミスが増える
・興味関心の低下(今まで楽しめていた趣味などが楽しめなくなる等)
・不眠(特に早朝覚醒)
・食欲低下、体重減少
・便秘や吐き気、頭痛、肩こり、倦怠感など体の不調
「冬季うつ病」の場合、これに加えて主に以下のような症状が現れます。
・夕方から夜にかけて強くなる抑うつ気分
・気力の減退
・過眠
・過食
一般的なうつ病は、午前中に憂うつな気分や落ち込んだ気持ちになり、午後から夕方になると良くなってくるが、冬季うつ病の場合は夕方から夜に気分が落ち込む症状がみられる。
また、無性に甘いものや炭水化物が食べたくなり、それによって体重が増加することもあるといいます。
眠くなったり、食べ過ぎが多くなったりと、特徴的な症状がある「冬季うつ病」。なぜ冬にうつになりやすくなるのだろうか。
『冬季うつ病』は、緯度が高い地域に住む方が多いため、日照時間との関係が示唆されています。また、遺伝的に光の感受性が弱いことも発症要因になると考えられています。比較的若い年齢や女性に多く、それは1.5~2倍と言われています。
うつ病の原因の一つとして「セロトニン」という脳内神経伝達物質の不足といわれています。
セロトニンは、気分を安定させてくれるホルモンであり、アミノ酸の一種である「トリプトファン」から合成される。
また、セロトニンを材料にして「メラトニン」というホルモンが合成される。
このメラトニンは睡眠ホルモンとも呼ばれ、朝日を浴びると分泌が減少し、その約15時間後に分泌が増加するという。
逆に朝日を浴びることで、セロトニンの分泌は増えるそうだ。トリプトファン→セロトニン→メラトニンという神経伝達物質の合成過程のサイクルがあるため、うつ病と睡眠は深くかかわってくるといいます。
日照時間が少なくなったり光量が弱くなったりすると、セロトニンやメラトニンのホルモン分泌が減ったりバランスが乱れたり、体内時計や睡眠―覚醒リズムが崩れて、うつ病になったり不眠、過眠になると言われていますが、まだ原因がはっきりと解明されたわけではありません。
冬季うつ病の原因は日照時間や光量の不足が考えられるとのことですが、予防をするには具体的にどのようなことをすれば良いのでしょう。
精神科にかかるほどではない軽度な症状であったり、冬季うつ病を予防したりするには、朝起きたらまずはカーテンを開け、太陽の光を浴びながら散歩するなど、朝方から午前中にかけて光を浴びるように意識してみてください。
仕事が忙しく日に当たることが難しい場合は、朝や昼間でも電気をつけて生活するだけでも違ってくるといいます。
また、睡眠リズムを崩さないように、寝る時間は多少前後しても、起きる時間は毎日一定にすることが大切とのこと。
夜、特に就寝前はスマートフォンやテレビなどから発せられる明るい光を避けたり、部屋の照明は暗めにしたりと睡眠を取れるよう心がけ、生活リズムを整えることを意識をしてみると良いそう。
症状が重い場合や改善しないときは、病院を受診して適切な治療を受ける必要があります。
『冬季うつ病』の治療には、薬物療法に加えて、高照度光療法というものがあります。
これは、通常よりも強い光(5,000~10,000ルクス程度)の光を朝方~午前中に30分~1時間程度浴びるという治療法です。
この治療により、セロトニンやメラトニンの分泌を調整し、概日リズムを整えることが症状の回復につながります。
冬季うつ病の改善には、光を浴びることや生活リズムを整えるほかにも、食べ物から栄養を摂ることが大切。
メラトニンやセロトニンの材料となるトリプトファンを多く含む食材を摂るように心がけましょう。トリプトファンは体内で合成できない必須アミノ酸なので、食事から摂る必要があります。
トリプトファンを多く含む食材には、以下のようなものがあります。
・肉
・魚
・バナナ
・牛乳やチーズなどの乳製品
・豆腐や納豆、豆乳などの大豆製品
・ナッツ類
・卵
・ごま
トリプトファンはブドウ糖と一緒に脳内に取り込まれる。
ご飯やパンなどの炭水化物と一緒に食べると良いそうだ。ちなみに、冬季うつ病で甘いものや炭水化物が無性に食べたくなるのは、この少なくなったトリプトファンを脳内にたくさん取り込もうとする結果と言われています。
これらの食材を意識して摂ることも大切ですが、いずれにしても、バランスの良い食生活を心がけることが重要とのこと。
なかなか症状が改善しない場合は、医療機関に相談を。
悪化する前に、生活習慣や食生活を整えて、健康的な一年のスタートをしましょう☆

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