おはようございます☆朝から晴れて富士山を見ることができました!
今日11月8日は二十四節気の『立冬』です。
暦の上でも冬となり、ますます寒さも増していきそうですね。
立春・立夏・立秋・立冬をあわせて「四立(しりゅう)」といいます。
“立”には新しい季節になるという意味があり、それぞれの季節の節目を表しています。
暦の上では新しい季節になるわけですが、まだ冬には早いような…?
なぜ、こんなにも実際の季節と暦上の季節は違うのでしょうか。
実は、二十四節気は中国が発祥の地。中国の中でも黄河中流域付近の気候を基準としているようです。
試しに黄河中・下流域に位置する鄭州と都市化の影響が少ない茨城県水戸市の気温を比べると
鄭州の場合、最も寒いのが1月、最も暑いのが7月となっています。
一方、水戸市は1月~2月が寒く、8月が最も暑くなっています。
さらに、水戸と安陽(黄河の中・下流域に位置し、水戸と同緯度にある都市)の各節気の節入の日における日平均気温を比較してみると、安陽では大寒に最も気温が低く、大暑に最も高くなっています。
しかし、水戸では大寒~立春にかけてが最も低く、立秋に最も気温が高くなっていました。
黄河と日本では約1節気ズレていることがわかります。
そのため、黄河の気候を基準とした二十四節気では、日本の季節と異なってしまうというわけです。
中国のことわざで「立冬補冬、補嘴空」というものがあります。
立冬はその時期に収穫されたものを食べて栄養を補給しよう!という意味のようです。
立冬を冬の始まりと考えると、日本ではいまいちピンときませんが、寒い冬を乗り切るための冬支度の時期と捉えると良いかもしれません。
中国のことわざに倣い、旬なもので栄養を補給し、来る冬に備えてみてはいかがでしょうか。
今日は昼間でも20℃に届かないところが多く、東京では前日よりおよそ5℃も下がるそうです。
体調管理にもお気をつけて、暖かくしてお過ごしください^^
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