おはようございます。
しばらく雨が続いて富士山が見ることができませんでした。
久しぶりの富士山は白く分厚い雪を被っていてびっくりです。
寒さが和らいできていますが雨が降るとまだ山頂には雪がたくさん積もるようです。
気づけばあっという間に3月に突入しましたね!
明日のひな祭りも雨が降るところが多く、来週も天気が不安定な日が続くようです。
「春に3日の晴れなし」ということわざのとおり、数日ごとに晴れと雨が入れ替わる予想です。
雨上がりの晴天で気温が上がり、花粉の飛散が増える傾向にあるので、症状の出やすい方はしっかりと予防してくださいね。
さて今日は“ひなまつり”についてかいていきます。
3月3日は誰もが知る桃の節句、ひなまつりですね。
なぜ人形を飾るようになったのかというと、ひなまつりはもともと平安時代のお人形遊びと、人形に自分の厄を移して海や川へ流した「流しびな」の行事が結びついたものです。
そこから、ひなまつりでは人形が身代わりになり、子供に災いが降りかからないようにという家族の願いや、人生の幸福が得られるようにという温かい気持ちを込めて人形を飾るようになりました。
立春(2月4日)頃から2月中旬にかけて、遅くとも節句の一週間前までには飾ってください。
そしてお節句が済んだら早めに、遅くとも3月中旬までの天気のよい、乾燥している日にしまってください。
また、人形を手放す際は全国各地で行われている人形供養を受け、納めてもらうこともできます。
ひな人形には、そのお子様の成長と幸福を祈るとともに、お子様の身代わりとなって厄を受けると言う意味があります。
ですから、人形を兼用したり譲り受けたりすることは本来望ましくないことです。
できれば、次女、三女にもそれぞれ小さくても良いので、ひな人形を持たせたいものです。
おひなさまをしまうのが遅れると、お嫁に行くのが遅れるという言い伝えは実は、根拠はありません。
おひなさまを飾る時期・しまう時期は、その季節の範囲内ならいつでも大丈夫です。
ただし、しまう時は天気のよい日にほこりを払ってからしまってください。
人形は、湿気、ほこり、汚れを嫌います。
男びなと女びな、どちらが右でも左でも、間違いではありません。
江戸時代までの日本の礼法では左が上座だったため、京都や、昔の習慣を大事にする地方では、男びなを向かって右に飾ります。このようなひな人形を「京雛」と言います。
しかし現在では、欧米のマナーの影響を受けて右上座が定着し、男びなは向かって左です。このような雛人形を「関東雛」といいます。
ただし、四段目の左大臣・右大臣は左上座で飾ります。老人の左大臣は向かって右となります。
三人官女の真ん中の人形に眉がないのはなぜ?
昔は、結婚をすると眉をそり落とし、歯を黒くオハグロで染めました。
つまり、三人官女の真ん中の人形は、結婚している年長の女官長なのです。
両側の官女は眉があるので未婚の女性ですが、一人は口を開け、一人は口を閉じています。
このようにおひなさまは、十五人が全部違う顔、違う表情をしています。
十五人の表情や顔を作るのは、一人の人形師。表情は違っていても、面相が揃っていることを「揃い」と言います。
ひなまつりのメニューには、はまぐりのお吸物やお寿司がつきものです。
はまぐりはカラをぴったり合わせることから、幸せな夫婦を意味します。
また、この頃、新鮮な魚介類や春の野菜が出回るので、お寿司が好まれてきました。
料理の他には、お子様が好きなお菓子やジュースがあればじゅうぶんでしょう。
昔はひなまつりの前夜を「宵節句」と呼び、女性を中心にパーティーをしました。
今でも子供達が集まり、ひなまつりパーティーを開くことがありますが、大げさに考える必要はありません。
ハロウィーンやクリスマスだけでなく、日本古来から伝わる「ひなまつり」もぜひご家族でお楽しみください。
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