【2017年06月19日 今日の富士山】

おはようございます☆週初めから富士山をみることができました!なんと雪が積もっています!!昨日の雨の影響でしょうか?積もり方もめずらしかったので朝から驚きました><今日明日とまた気温が高くなるそうなのですぐ溶けそうですね☆
さて今日は“卵と玉子の違い”という記事ついてかいていきます。
毎日の食卓に欠かせない「たまご」ですが、漢字で書くと「卵かけご飯」のように「卵」を使用する場合と、「玉子丼」のように「玉子」を用いる場合の2パターンがあります。この両者は一体、どのように使い分けられているのでしょう。そもそも、なぜ「たまご」には2つの漢字があるのでしょうか。
「卵」は平安時代から鶏卵を意味する言葉として使われ始め、当時は「かいご」や「かいこ」と読まれていました。室町時代に入って鶏の飼育が急激に拡大すると、南蛮貿易による文化流入の影響もあり、鶏卵を使った料理(カステラなどの菓子)が広がっていったそうです。
その後、宝石のように美しく丸い殻(=玉)の中に子どもが入っている鶏卵の形状から「玉の子」という言葉が生まれ、江戸時代に「玉子(たまご)」という漢字と読み方が広く使用されるようになりました。一方「卵」もそのまま残ったため、「たまご」には現在も「卵」「玉子」の2つがあるとのこと。
『卵』が『たまご』と読まれるようになった時期については諸説ありますが、『蚕(かいご)』との紛らわしさを解消するために『たまご』が徐々に広がっていったようです。
それでは、同義語と考えられることも多い「卵」と「玉子」ですが、どのように使い分けられているのでしょうか。
『卵』は孵化して育つことを前提としたものを指します。鳥類だけでなく、魚類や虫類のたまごも『卵』と書きます。一方『玉子』は食用のものを指し、鶏のたまごを表すのが一般的です。
つまり「卵」は鳥や魚、虫などの(生命としての)「たまご」全般を指す言葉であり、「玉子」はその中でも、食材として使われる鶏卵を指します。
しかし、食材の鶏卵に限れば、生の状態のものを「卵」、調理されたものを「玉子」とするのが一般的で、たとえば加熱前のものは「生卵」「卵かけご飯」、加熱されたものは「玉子焼き」「玉子丼」といった具合です。
ただし「ゆで卵」「卵焼き」などのように、加熱したものに「卵」を使うことが全くないわけではありません。また、料理名としての「卵」は“生々しい”印象を与えるため、現在では「たまごサンド」のように平仮名を用いることも多くなっています。
余談ですが、卵と玉子は漢字の成り立ちにも違いがあります。
『卵』の漢字は魚などのたまごが丸く連なっている様子を表した象形文字
『玉子』の漢字は鶏のたまごが丸い形をしていることから ⇒ 玉の子 ⇒ 玉子
と表記されるようになったと言われています。(他にも諸説ありますが)中国など漢字を使用している国はいくつかありますが、たまごを『玉子』と漢字表記するのは実は日本のみ。
日本独自の習慣でうまれた表記なので、他国で使っても通じないんだそうです。
明確な基準はありませんが『卵』の方がより広い概念であり、非常に便利な言葉といえるでしょう。2つの漢字があるのも、たまごが古くから愛され続けていることの証左かもしれません。

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