今日は久々の青空!良い天気になりましたね♪しかも、昨日の寒と違い、今日は暖かいです♪♪富士山も、久し振りにハッキリと綺麗に見えてくれていましたよ!なかなかこんなに綺麗な富士山が最近は見れていなかったですからね。ここ何日も雨が長く降ったり、変な天気が続いていたので、今日は嬉しいですね!さて、それでは今日の昔話に移ります。
今日は『梨とり兄弟』です。
むかしむかしのことです。ある家に三人の男の子の兄弟と母親とが住んでおり、ある時お母さんは重い病にかかってしまいました。ある日のこと、お母さんが「おら、山梨が食べてえなあ。」そう言ったのです。山梨は山の奥深くふかーい沼のそばになっているという話で、母親想いの兄弟は何とか梨を食べさせてあげたいと考えました。
太郎が最初に山へ向かって出発しました。太郎が行くと、一本の木の根方(ねかた)に一人のお婆さんが座っていました。不思議なお婆さんは、不思議な話を太郎にして聞かせました。太郎は不思議なお婆さんが話して聞かせたことを「そんなことがほんとにあるだべか。」と考えながら歩いて行くと、笹や山鳩や風の言うことも聞かずに先へ先へと急いで行ってしまったのです。そして太郎は沼に辿り着き、どっさりと実をつけた山梨の木を見つけました。太郎が沼に落ちた梨を集めていると、何やら黒い影がヌーッと後ろから近寄りパクッと飲み込まれてしまいました。それはこの沼に大昔から住んでいる沼の主だったのです。
いつまで待っても太郎は帰ってきません。今度は次郎が沼に行くことになりました。太郎の時と同じようにお婆さんは次郎に声をかけようとしましたが、次郎はお婆さんの言うことなど聞こうともしませんでした。そして笹やカラスや谷の風にも耳を貸さず、山梨の木のそばまでやって来たのでした。次郎は山梨の木に登りましたが、木の枝が折れ、沼に落ちてしまいます。やがて黒い影がスーッと近付き、パクッと沼の主に飲み込まれてしまいました。
上の兄さん達があまりに帰りが遅いので、三郎も沼まで行ってみる決心をしました。三郎は兄さん達とは違い、木の根方にいたお婆さんの話をよく聞きました。三郎は笹やふくろうや風の言う通りに進んで行きました。そして沼に着き、どっさり実を付けた山梨の木を見付けて、実をいっぱいもぎ取りました。ところが、あまりに喜んだ三郎は木の反対側から降りてしまいました。すると黒い影がスーッと近付きパクッと三郎をひと飲みにしてしまいました。ところがどうしたわけか、沼の主はそれから散々苦しんで七転八倒した揚句、完全にのびてしまったのです。
どうやら三郎は、風の言われた通りに付けていた茨の尻尾で助かったようです。中から太郎、次郎、三郎が出てきました。こうして三郎の大手柄で三人は無事、お母さんの所へ帰りました。お母さんは、兄弟達の持って帰った梨を食べると、お母さん「おいしい。」たった一言そう言い、見る見るうちにお母さんの病は治ってしまいました。そして兄弟三人とお母さんは、それからもお互い助け合っていつまでも幸せに暮らしましたとさ。めでたし。めでたし。と言うお話。
お母さん・・・こんな小さい子達に「梨が食べたい」なんて良く言いましたね。自分が子供達を危険な目に合わせた様なもんですよ。
子供達も、一番末っ子のおかげで助かりましたね!これも良くある昔話しのパターンですよね。弟の方が気が優しくて思いやりがあったり偉かったりするパターン、結構これは海外の童話なんかでも多いですよね!でもn無事に生還して、お母さんも元気になってくれたと言う事で、本当に良かったです。明日も天気は良さそうですね♪また、綺麗な富士山が掲載できるか楽しみです♪♪
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