【2017年03月16日 今日の富士山】

昨日は残念ながら、富士山は朝からほとんど見えずに雲隠れでしたが、
さて、それでは今日も昔話を一つ紹介します。今日は『牛若丸』です。
源氏の総大将源義朝は平氏の手によって討たれ、その妻常盤は今若、乙若、牛若の三人の子どもとともに捕まり、平清盛の前に連れ出された。清盛は子ども達の首をはねるように命じるが、常盤の懸命の願いにより、寺に預けることで子ども達の命は助けて貰えることとなったのです。やがて牛若は七歳になり、約束どおり寺に預けられ、鞍馬山の中にある寺で僧侶としての厳しい修行生活が始まりました。

ある時、牛若丸が一人で勉強していると、見かけぬ坊主が牛若の名を呼びました。その者は鎌田正近と名乗り、牛若が源義朝の子であることを明かし、源氏再興を目指すようにと言ったのです。それから牛若は鞍馬山でカラス天狗を相手に剣の修行を始めます。剣の腕は見る間に上達し、牛若は十五の時に鞍馬山の寺から姿を消したのでした。

その頃、京都では弁慶という乱暴者が道行く侍から刀を奪っては千本集めているという噂が広まっていました。そして今夜がその千本目になるという日、五条の大橋を笛を吹いて歩いてくるのは、あの牛若丸でした。弁慶が腰に差した刀を見て、これこそ千本目の刀に相応しいと言い、牛若に勝負を挑みます。牛若は弁慶の振るう長刀をひらりひらりと交わし、扇を額に投げつけると弁慶はひっくり返ってしまったのでした。弁慶は降参し、牛若丸の家来として仕えることになったのです。

牛若丸はやがて源九郎義経と名乗り、兄頼朝と共に兵を挙げ、平家を討ち滅ぼすことに成功したのでした。と言うお話。
牛若丸と言えば!弁慶の泣き所ですよね。お話の中には出て来ませんでしたが、有名ですよね!刀を千本集めて何をしようとしてたんでしょう?身体も弁慶より小さな牛若丸がまさか弁慶を倒すとは思いませんよね。弁慶もかなりビックリしたと思いますよ。でも、弁慶が家来になってくれて牛若丸も心強かったでしょうね!

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