
【2025年7月24日 今日の富士山】
暑い日が続いていますね。セミも元気に鳴き始め、夏本番となりました!
なんだか今年は虫に遭遇する率が高い…。虫が苦手な私には恐怖の季節です。
くれぐれも熱中症に気をつけてお過ごしください。
今朝は久しぶりの富士山!夏らしくぼんやりしてますね。
晴れても夏は見える日が少ないので貴重です。
たっぷり富士山パワーをもらって、週後半も頑張りましょう!
それでは今日は“熱中症の受診目安”について書いていきます。
気象庁から、連日のように熱中症警戒アラートが発令されているこの頃。熱中症の症状としては、めまい、立ちくらみ、足やお腹の筋肉がつるといった軽症から、頭痛、嘔吐、ぐったり感、そして意識障害や全身のけいれん、高体温などがあります。普段の生活でかかる可能性がある身近な病気ですが、重症化すると健康に重大な影響を及ぼすことも。
ひと口に熱中症といっても、軽症から中等症、重症まであり、素人では判断が難しく、受診すべきなのか迷うところがあります。
症状が悪化して重症化するリスクもあるので、判断に困ったときは医療機関を受診した方がいいと思います。オンライン診療でもいいですし、近所の医療機関でもかまいません。仮に熱中症じゃなくても、“おおげさだと思われないか”などと遠慮することはまったくありません。
汗をかくと、水分だけでなくミネラル(電解質)も一緒に失われます。熱中症の重症化により、体の中のミネラルバランスが崩れ、脳が大きなダメージを負う恐れがあります。またミネラルは心臓を動かす一つの要素なので、心臓に影響を及ぼすことも。とくに高齢の方はそれで亡くなることも多いので、熱中症が疑われる場合は早めに医師にかかるようにしてください。
内科や救急外来、お子さんなら小児科。もし近くにそれらがなかったとしても、外科や耳鼻科、整形外科などの医師でもトレーニングを受けているはずなので、初期対応はできると思います。シチュエーションはまちまちかもしれませんが、ひとまずお近くの医療機関で相談、受診をしていいと思いますし、患者さんが悩む必要はありません。また、ご自身で暑いなか病院に行かれる場合には、脇や首など、太い血管がある部位を冷やしながら行くのがいいでしょう。できればタクシーを使うのが望ましいと思います。
小児の患者さんは、自分でその症状をうまく伝えられないことが多いため、大人よりも早めに受診することが大切です。お子さんは良くなるのも早いですが、身体の予備能が少ない分、悪化も早く、変化が激しいのが特徴。ぐったりしていたり、言葉数が少なかったり、口から水分が飲めないような状態であれば遠慮なく受診してください。
『#7119』(救急安心センター事業)では救急車を呼んだ方がいいかどうかのアドバイスは受けることができます。ただ基本的にはそこまでなので、救急ではなくても外に出るのがつらかったり不安があるならば、まずはオンライン診療を受診して、医師の指示を受けるのが良いかと思います。
熱中症かどうかを判断するためには、まず患者さんがいた環境や、症状が出ている期間を問診していき、熱中症の軽症だと診断すれば対処薬が処方されます。一方、発熱や頭痛などが長く続いている場合、熱中症以外の症状が出ている場合は、他の疾患を考えなければなりません。
めまいや頭痛で熱中症のように思えても、明らかにろれつが回ってなければ、脳梗塞などの疾患があるかもしれません。また高い熱が続いていたり、喉の痛みがある場合はなんらかの感染症の疑いもあります。さらに熱中症の症状にもある嘔吐、下痢などでは、夏の暑い時期に多い食中毒の可能性も。それらも薬で改善できる内容であれば処方されますし、そうでない場合はオンライン診療ではなく直接対面での受診をおすすめします。
熱中症自体の検査はないのですが、ほかの病気の可能性を除外していくために血液検査や感染症の検査をしたり、頭痛の場合は脳梗塞などの恐れもあるので脳のCTを撮ることもあります。
熱中症には対症療法になるので、めまいが強いのであれば、めまいを緩和するお薬。吐き気、下痢などのお腹の症状も同様です。経口補水液を飲むことも重要ですが、自力で飲むことができない場合は、病院では点滴を行うこともあります。
最近、SNSでは「熱中症の頭痛でロキソニンを飲んではいけない」という言説も話題になりました。
ロキソニンはロキソプロフェンという成分が使われており、これは過剰内服で腎機能を低下させる恐れがあります。熱中症でも脱水状態になって腎機能が低下する可能性があるので、ロキソプロフェンは避けるべき、ということでしょう。また、イブプロフェンもロキソプロフェンと似た構造なので、避けた方がいいです。
市販薬を飲むのであれば、アセトアミノフェン、タイレノールなどは安全なので飲んでも大丈夫です。また風邪薬でも、副作用として眠気やふらつきが出るものは避けましょう。
だるさなどを感じるからといって、エナジードリンクを飲んでも一時的に元気になるだけなので、やはりOS-1などのミネラル(電解質)が豊富な水分である経口補水液やスポーツドリンクがおすすめです。
熱中症を防ぐには、日頃の体調管理も大切です。十分な睡眠やバランスの良い食事を心がけ、適度な運動を継続することで熱中症の予防につながります。暑さ対策アイテムを上手に取り入れながら暑い日を元気に過ごしましょう!
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