【2025年4月9日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝はスッキリ晴れました。少し霞気味な富士山と青空のコントラストが綺麗です^^
風もなく穏やかでぽかぽか陽気。お花見日和が続いてますね。
今年は桜も富士山の雪も長いこと楽しめているような気がします。
そんな桜のシーズンも残りわずか。明日から天気が下り坂だそうなので、場所によっては今日が花見のラストチャンスかも?!
富士山と桜のコラボをたっぷり堪能しておいてください♪
季節の変わり目、体調に気をつけて頑張っていきましょう!
それでは今日は“十一面観音”について書いていきます。
みなさんは「十一面観音(じゅういちめんかんのん)」という言葉を聞いたことがありますか?
複数のお寺で十一面観音の像が見られるため、みなさんのなかにも実際に見たことがある、という方も多いかもしれません。
十一面観音とは、頭に11の顔がついた仏さまのことです。360度、すべての方向を見守っている・全方位を見渡している観音菩薩で、苦しんでいる人をすぐに見つけるために11の顔があると言われています。
十種勝利(じゅっしゅしょうり)と呼ばれる現世利益(生きているうちに効果がある)と、四種功徳(ししゅくどく)と呼ばれる来世の平穏を祈るご利益があると言われています。
十種勝利には、「病気にならないこと」「すべての仏の守護を受けること」「財産や大切なものを守ること」「敵を服従させること」「権力者に敬愛されること」「毒・熱病などにかからないこと」「刃物で傷つけられないこと」「水難事故で亡くならないこと」「家事で亡くならないこと」「不慮の事故で亡くならないこと」が含まれます。
四種功徳には、「地獄に落ちないこと」「極楽浄土に行けること」「死の間際に仏を見ること」「危険な状況で亡くならないこと」が含まれます。
こうしたさまざまなご利益があることから、千手観音菩薩とともに人気の高い観音です。また、六観音の1つに数えられ、修羅道に迷っている人々を救うとされています。
十一面観音がどうして11の顔を持っているかなど、数の由来については明確な記述がなく、わかっていません。ヒンドゥー教の多面多臂(ためんたひ)の像(多くの顔・腕がついた像)に影響を受け、7世紀ごろ成立したと考えられています。
中国を経て、日本には7~8世紀ごろ伝わり、信仰を集めたとされています。上記のようにさまざまなご利益があったことから、多くの十一面観音像が祀られました。
十一面観音は11の顔が頭についていると述べましたが、実は11の異なる種類の顔というわけではないんです。
種類でいえば、一般的に5種類。その5種類とその数は、悟りの表情の仏面(ぶつめん)1つ、慈悲の表情の菩薩面(ぼさつめん)3つ、憤怒の表情の瞋怒面(しんぬめん)3つ、賛嘆の表情の牙上出面(げじょうしゅつめん)3つ、そして暴悪大笑面1つです。
日本には、十一面観音が有名なお寺が複数あります。有名なものとしては、奈良県の聖林寺の十一面観音立像や、同じく奈良県の室生寺にある十一面観世音菩薩立像などです。
ほかにも、奈良県の長谷寺の十一面観世音菩薩立像、奈良国立博物館の絹本著色十一面観音像、滋賀県の向源寺の十一面観音像、京都府の六波羅蜜寺の十一面観音像なども有名です。
仏像に込められた教えや物語を知ることで何気なく手を合わせていた仏像から、新たな学びや感動を得られるはずです。
ぜひ、この機会に仏像を見にお寺に参拝してみてはいかがでしょうか。

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