【2024年1月18日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝はモコモコとした笠雲を被っている富士山。
笠雲は天気が下り坂になる前兆と言われていますが、縁起は良いとも言われていますね☆
笠が不安や恐怖から自分自身を守る鎧を象徴しているため、「勇気を持って行動すべし」という意味があるそうです。
今日は思い立ったらすぐ行動すると良いかもしれません^^
そして今夜は月と木星が接近して見えます。木星はとても明るいので肉眼でもすぐ発見できそうです。
ぜひ暖かい服装で夜空を見上げてみてくださいね☆
それでは今日は“歩き方と靴”について書いていきます。
歩いていると必ず靴のヒールは削れて減っていきます。「このヒールの削れ方って歩き方に問題があるんじゃ……?」と不安に思っている、健常の方も多いと思います。
よく誤解される代表格が、「ヒールの外側から削れる」パターン。これは歩き方が正しく、健康の証しです。多くの方は、靴と足は左右均等という思い込みがあるのですが、実は、足の骨は「外側から」積まれています。そのため、きちんと歩くと、革靴でもスニーカーでも、絶対に「外側」から削れていきます。
ちょっと気の利いたスニーカーであれば、新品の状態からすでに「ヒールの外側」が削れたようにあらかじめ傾斜がついています。ヒールが減りにくくなるメリットと、初めから足の歩行に沿った形状にしてあるからです。
背筋がびしっとまっすぐの状態で歩くと、骨盤からつながっている大腿骨~スネの骨~指先までは、わずかに外を向いています。あおむけに寝ると自然につま先が外を向くはずです。歩いてる時は、はだしでも靴を履いていても、つま先はわずかに外を向くのが正解。程度問題はありますが、人は少しガニ股で歩いているのです。するとカカトもわずかに外から接地しないと衝撃を吸収できません。だからカカトの骨もひとつではなく、いくつかに分散されていて、かつ「外側から」積まれているのです。それをサポートするのが筋肉の塊である土踏まずです。
とはいえヒールの外側が削れすぎると歩きづらくなってネンザの原因にもなり、見栄えもたいへんに悪い。「ヒールが減ってきたな」と感じたら、修理に出しましょう。スニーカーも今はほとんどのものが直ります。やっと本体がなじんできたのに、ヒールが削れてきたからといって捨ててしまうのはエコではありません。
一方、ヒールのど真ん中、あるいは内側から削れていたら、足か靴のどちらかに問題があることが多いです。
ケースバイケースなのですが、「ヒールの真ん中」から削れていると、相当の可能性で「外反足」の疑いがあります。よく聞く「外反母趾」ではありません。足の親指が「く」の字に足の外側に曲がっていく「外反母趾」ではなく、うしろから見たときに土踏まずが完全に地面に着いて、足首から先全体が内側に倒れこんでいるのが「外反足」です。こうなってる方は今、急増しています。
外反足になると、とても疲れやすくなります。全身の重みを足で受けるはずが、肝心のカカトで受けきれずに「土踏まず」で受けてしまっているので、エネルギーが一歩ごとに奪われます。砂浜の上を延々と歩いているようなもの。そして原因が自分の体重なので、年齢とともに累積で悪化します。
外反足が増えている原因は不明ですが、「幅広の靴が多くなった」ことが原因のひとつだと考えられます。幅広の靴はラクですが、足が靴の中で遊んでしまいます。とくに幼い時からきちんと「踏ん張る」ことをしないまま成長してしまうと、クセになってしまいます。大人になってからもやたらに幅が広い靴に慣れてしまうと、同じ現象が起きます。ただ靴屋も消費者もやたらに「幅広、ゆったり靴」を求めているので、悪しきイタチごっこが続いています。
しかし外反足を改善するアイテムも販売されているのでご安心を。おすすめは「ニューバランスのインソール」です。
そもそも、インソール製作から始まったメーカーだけあって、カスタム用のインソールもぬかりがありません。カカト周りを正常な位置に優しく戻してくれるので、既成のスニーカーの中敷きをこれに差し替えるだけで不思議とまっすぐに立てるようになります。理屈は簡単で、「カカトの位置を固定する→カカト周りの骨が正しい位置に集結する→土ふまずに余分な負担をかけない→体重が自然とカカトに乗る」というカラクリです。たまにオーダーメードの中敷きを10万円などで販売する業者も見かけますが、そこまでお金をかける必要はまったくありません。
ヒールの減り方で一番深刻なのは「カカトは減らなくて、前半分だけが減っている」状態。
歩き方は極端な話、「ずっとつま先歩き」になっています。カカトからほとんど接地せずに歩いています。「そんな人いないでしょ」と思われるかもしれませんが、成人前の子供に多くみられます。とくに重すぎるランドセルを毎日背負っている子供の足に多いです。
大人も重い荷物を長年持ち続けたり、ヒールの高い靴に慣れてしまってアキレス腱がガチガチに固まった方は一定数います。簡単に肉離れを起こしてしまう方などにこの傾向が強いです。
腰の曲がったシニアにもつま先歩きは多いです。ただ、シニアになったら基本的に「足全体を引きずって歩く」方が多いので、底面積が大きく、つま先が反っていてつまずかないような靴を選べば過度の心配は不要です。必要以上の価格の靴を押し付ける業者もいますのでご注意を。
歩くと疲れるという方は、千円~数千円のインソールへ投資するだけであっさり解決する場合がほとんどです。
歩き方はドクターも意外に見落とす盲点なので、まずは靴を一度ひっくり返して観察することから始めてみてくいださい。今年は歩き方を見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。

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