【2024年1月11日 今日の富士山】
子どもに毛布をとられ、寒さで震えながら起床しました。
日差しが出ていないせいか、いつもより空気が冷たく感じます。
曇りなのに富士山が見えていたのでびっくりでした!
くっきり鮮明に見え、冬の富士山らしい風景です。
寒い一日になりそうなので、いつにも増して暖かくしてお過ごしください☆
今日は今年最初の新月です。願い事を手帳などに書くと叶いやすくなるのだとか。
目標を達成したという完了形でかくと尚良いそうですよ^^
さっそく今年の目標を達成した自分を想像しながら、書いてみようと思います!
空は曇ってますが、気持ちはエネルギッシュに!今日も頑張っていきましょう!
それでは今日は“鏡開きの日”について書いていきます。
今日1月11日は鏡開きの日です。
見るからに美味しそうなお餅は、少しでもやわらかいうちに食べたいですよね。しかし、お正月は年神様をお迎えする行事であり、その年神様の依り代となるのが鏡餅ですから、年神様がいらっしゃる間は食べてはいけません。
そのため年神様がいらっしゃる「松の内」(1月1日~1月7日。関西など15日までとする地方もある。詳しくは「初詣の期間は松の内?いつ行けばいいの?」)が明けた11日に鏡開きをします。松の内を15日とする地方では、鏡開きを15日または20日に行う場合が多いです。
昔は二十日正月といって、20日に鏡開きを行っていたのですが、徳川三代将軍・徳川家光が慶安4年4月20日に亡くなったため、月命日の20日を避けて11日になったといわれています。もともと武家社会の行事のため、日付変更も適切な措置だったのでしょう。
では、鏡餅をずーっと飾っておいたり、食べずに処分してはいけないのでしょうか? 鏡餅を飾っておくだけだと、年神様にお供え物をしたにすぎません。鏡餅は単なるお供え物というよりも、年神様が宿るところだと考えられているため、鏡餅を開くことで年神様をお送りするという意味もあります。
鏡開きは、「具足祝い」という戦国時代の武士の風習に由来するといわれています。お正月に刀や鎧、兜などの前に鏡餅を供え、それを下ろして食べる行事です。
また、鏡餅には「歯固め」という意味もあります。宮中の「歯固め」の儀式に由来し、丈夫な歯の持ち主は何でも食べられ長生きできるので、新年の健康と長寿を願い、固くなった鏡餅を食べるのです。
年神様の力が宿った鏡餅をいただくことでその力を授けてもらい、1年の一家の無病息災を願います。鏡餅は、供えて、おろし、開いて食べてこそ意義があるので、小さなかけらも残さず食べてください。
鏡開きの禁止事項として、包丁を使うのはNGです! 割るのではなく、開くといいます。
鏡開きで正月に一区切りつけるということは、その年の仕事始めをするという意味がありました。武士は具足などを納めていた櫃を開き、商家では蔵を開き、農村では田打ちという作業をして1年の出発としていました。剣道などの武道で、新年の道場開きに鏡開きをする(またはお汁粉などをふるまう)のは、その名残りです。
もともと武家から始まった行事なので、切腹を連想させるため包丁などの刃物で切るのは禁物で、手で割り砕くか、槌で開くようになりました。また、「割る」という表現も縁起が悪いので、末広がりを意味する「開く」を使うようになり、「鏡開き」になったのです。
ところで、お祝い事で酒樽を割ることも鏡開きといいますが、何か関係があるのでしょうか? 樽酒の蓋を割ってお酒をふるまうことも鏡開きといいますが、これは樽酒の蓋のことを酒屋で「鏡」と呼んでいたからだといわれています。
農耕民族の日本人にとって、米からできる日本酒は神聖な意味を持ち、様々な神事を営む際に供えられ、祈願が済むと参列者でお酒を酌み交わして祈願の成就を願う風習がありますね。
このお酒が樽で供えられたときには樽の蓋を割ってお酒をふるまうわけですが、やはり縁起の良い「開く」という表現を使うのです。
つまり、鏡餅の鏡開きも、樽酒の鏡開きも、新たな出発に際して健康や幸福などを祈願し、その成就を願うということ。このことから、新築家屋が完成したときや、創立記念日、結婚披露宴などで樽酒の鏡開きをするようになりました。
現在はあらかじめ小分けされた餅をパック詰めした鏡餅が主流になり、鏡開きはパックを開くだけになりました。鏡餅を包丁で切ってはいけませんが、今は包丁の出番すらないことも。楽になっても、子どもに鏡開きの由来や意味を伝えるのを忘れないでくださいね。
伝統的な鏡餅の場合、相当乾燥していないと槌(木槌や金鎚)で叩いてもなかなか割れません。そんな時は、「半日ほど水に漬けてから、電子レンジで八分どおり軟らかくして、手で千切って」料理する方法もあります。
鏡餅は、その文化的意味あいからすると、お雑煮にして食べるのが最もよい方法です。また、魔除けの意味をもつ小豆で作るお汁粉も、昔ながらの食べ方です。
かきもちにする方も多いと思いますが、かきもちの「かき」とは、手や鎚で割ることを「欠き割る」ということから「欠き餅」になりました。かきもちは、油で揚げて塩や醤油をまぶすだけ! 揚げたてはとても美味しく、おやつやおつまみにぴったりです。
最近は、お餅料理のバリエーションが増えており、お餅ピザなど様々なレシピがあります。鏡餅は、小さなかけらも残らず食べることが大切なので、いろいろと工夫して食べきるようにしましょう。
この1年が健やかで幸多い年になりますように……。そんな願いをこめて鏡開きを楽しんでくださいね。
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