【2023年12月8日 今日の富士山】
今朝は雲一つない晴天!昨日より冷え込みが強いですが、風がないので耐えられます。
師走にしては雪が少ない富士山。地肌が見えている部分が多くなってきました。
明日からの週末も季節外れの暖かさとなる予報なので、またじわじわと雪の量が減っていきそうですね。
4日間連続「一粒万倍日」の最終日。何か新しいことを始めるのに良いタイミングです。
今年も残り1ヶ月をきりましたが、ぜひ新しいことにチャレンジしてみてください。
金曜日も頑張っていきましょう!
それでは今日は“異食症”について書いていきます。
飲食店で出された飲み物に含まれる氷や、自宅の冷凍室を開けて氷をかじったり。こうした行動に思い当たる人は、もしかしたら鉄分が不足しているかもしれません。
「異食症」といって、栄養面から大量に食べる必要のないものを食べずにいられなくなる病気で、鉄分不足のサインのひとつです。異食症は氷やラムネ菓子、海苔、なかには髪の毛や土、チョークを食べたがる人もいます。
もっとも多いのが氷をかじるケースで、氷食(ひょうしょく)症と言われることもあります。なかには1日に製氷皿1枚分以上の氷を食べる人もいて、1~2ヶ月くらい食べ続けている人は要注意です。
詳しいメカニズムについては、まだ解明されていませんが、これらには“ガリガリ、バリバリ”とした噛みごたえのある食感の共通点があり、それが大きく関係していると考えられています。
もっとも、異食症には鉄分不足のほかにも精神的な影響や文化的、民族的によることもあります。一概に鉄分不足だけが原因ではありませんが、鉄分不足の方に多いのは事実です。
ある研究によると、思春期の鉄欠乏性貧血症者の約8割に異食症の症状が認められ鉄剤の投与で鉄分不足が改善されると、異食症も見られなくなった結果もあります。
鉄分が不足すると赤血球の数が減少し、赤血球によって運ばれる酸素が全身の細胞に届けられなくなります。そのため「疲れやすさ、だるさ、頭痛やめまい」が起こります。心臓に酸素が行き届かなくなると動悸や深刻になると、「心不全」につながるおそれもあります。
また、鉄分はコラーゲンを生成するのに必要なため、不足すると、「肌の乾燥やシミ、シワ」もできやすくなります。顔色も悪くなりますし、抜け毛も増えたりします。
さらに、メンタル面にも影響が出てきます。脳へも酸素が十分に行き渡らないと、集中力や持久力が低下してしまいます。
また、喜びを感じるときに出る「ドーパミン」、やる気を高めるときに出る「ノルアドレナリン」、精神を安定させる「セロトニン」といった脳内神経伝達物質をつくるには鉄分が必要なため、不足すると精神的なバランスが崩れやすくなってしまいます。
ムリをして頑張り続けると、より深刻な精神状態になることもあるため、早めに対処すべきですが、厄介なことに症状が多岐にわたるだけに、鉄分不足が原因だとは気づきにくいのです。体がだるい、疲れやすいことに慣れてしまい、これがふだんのコンディションだと思って放置していることも少なくありません。
大人だけでなく、子どもにも当てはまります。とくに成長期の子どもは、骨や筋肉の発達のために鉄分を必要とするため、不足しがちになります。子どもの集中力が続かない、ささいなことでイライラする原因が、じつは鉄分不足かもと疑ってみるのもひとつです。
鉄分がたりているかどうかを確認するには、血液検査でヘモグロビンの数値を確認するのですが、自宅で手軽にセルフチェックする方法もあります。
「あっかんべー」をするように、下のまぶたをめくってみましょう。正常な場合は赤に近いピンク色をしていますが、白や薄いピンクは鉄分不足のサインです。顔や唇の色が青白いときも要注意です。
また、鉄分不足がより進行すると爪の形状が変わってきます。「さじ状爪(スプーン状爪)」といって、爪がもろくなり、指を横から見ると真ん中がへこんでスプーンのように変形してしまいます。
赤身肉やレバー、マグロ、あさりなど鉄分が豊富な食材を積極的に摂取したり、サプリを活用しながら日常的な鉄分補給を心がけましょう。
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