【2023年6月12日 今日の富士山】

おはようございます。
小雨が降っていますが、なんと富士山の姿が…!
月曜日から縁起が良いですね^^
雲海に浮いている様で幻想的。
台風は今夜から明日朝にかけて静岡県の南を通過するようです。
大雨や強風に警戒しておきましょう。被害が出ませんように!
8日に関東も梅雨入りしたということで、いよいよ全国的に梅雨シーズン真っ只中になりました。
我が家はサーキュレーターを新調しようと、省エネ重視で下調べ中です。
雨の日が多い一週間になりそうですが、気分は晴れやかに頑張っていきましょう!
それでは今日は“熱帯夜の死亡リスク”について書いていきます。
この5年で世界の平均気温が観測史上最も高くなる確立が98%と世界気象機関が5月に発表したように、今年も暑い夏になりそうです。
猛暑が続くとなると、夜になっても気温が25度を下回らない熱帯夜も多くなります。
世界的な気候変動で日本でも熱帯夜の日数が増えており、これまで無縁だった地域でも記録されるようになっています。
熱帯夜の後には、ほぼ全国的に死亡リスクが上昇していることが明らかになっており、さらに熱帯夜によるリスクの大きさは都道府県ごとに異なっています。
熱帯夜でない日に比べて死亡リスクは、北海道で5.9倍、青森県で2.8倍、山形県で1.8倍、長野県で1.5倍に上がります。そもそも北国では寝苦しい夜はないかと思いきや、気象庁によると、北海道札幌市でも’19年に3日、’21年に4日とここ数年は熱帯夜が増加しているといいます。
いったいなぜ、涼しい地域ほど熱帯夜の影響を受けてしまうのでしょう。
暑さに慣れていないこと、体力が落ちている高齢者が多いことなどが影響していそうです。さらに北海道や東北はエアコンの、普及率が低く、関東や西日本では90%以上なのに対して、北海道は40%程度、東北地方でも普及率は8割を切っています。
暑さに不慣れなうえ、エアコンがなければ、熱帯夜のダメージが直撃してしまうのです。
さらに、夏真っ盛りよりも初夏の熱帯夜のほうが、死亡リスクが高いことも明らかになっています。近年は6月に熱帯夜が発生することも。この6~7月は要注意の季節なのです。
初夏は本格的な夏ではないからと、無理をしてエアコンをつけなかったり、水分補給をしなかったりすることも。ちょっとした油断が命を落とすことにつながってしまうのです。
熱帯夜と関係する死因では心血管疾患、虚血性心疾患、脳血管疾患、脳出血、脳梗塞など血管トラブルによる病気が目立ちます。暑さによって心臓の機能低下が起きているのでしょう。
また、脳梗塞や心筋梗塞などは血管が詰まって起こる病気も少なくありません。気温の上昇により汗をかくことで、血液が濃くなりドロドロに。血栓ができやすくなり、脳や心臓で詰まって発症してしまうのです。
とりわけ血管が狭くなる動脈硬化がある場合は、熱帯夜が「引き金」となって、突然死を招く可能性が高いといいます。
さらに、動脈硬化のような持病がない人でも、“熱ストレス”の影響に注意が必要です。
血管は収縮と拡張を繰り返して全身にくまなく血液を送っています。ところが過剰なストレスがかかると血管は突然けいれんを起こして強く収縮。血流が止まり、脳梗塞や心筋梗塞など、重篤な血管の病気を招きます。 熱帯夜の熱ストレスでは、血管自体に動脈硬化のような障害が起きていなくても、血管のけいれんが発生して血管を詰まらせてしまうことも。働き盛りの人でも突然死することがあるのです。
熱帯夜に限らず、人はストレスを感じると、血管へのダメージを最小限にとどめるため、副腎で作られる抗ストレスホルモン(コルチゾール)を分泌し、血管の緊張状態を和らげようとします。
ストレスが多い生活を過ごしていると、副腎の機能が追いつかず疲弊してしまい、抗ストレスホルモンが作られにくくなります。  そんな状態で熱帯夜のような過度なストレスがかかると、血管がけいれんを起こしてしまうのです。
熱帯夜が予想されるときは、就寝までにストレスをリセットしておく習慣が重要です。
日ごろからイライラしないような生活をすればいいのですが、生きていればストレスがたまるのは当たり前です。
夕方以降は、入浴やアロマテラピーなどリラックスできる時間を過ごして、自律神経のなかでも休息モードの副交感神経の働きを高めておくことで、抗ストレスホルモンが分泌されやすい状態を作っておきましょう。そうすれば、熱帯夜による血管へのストレスも軽減されるのです。
また、血管の病気以外にも、呼吸器疾患、肺炎、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、ぜんそく、腎臓病などによる死亡も熱帯夜と深く関係します。
寝苦しさからくる睡眠の質の低下により、免疫力が下がっていることが考えられます。感染症にかかりやすくなったり、持病が悪化することで死亡率が上がるのです。
動脈硬化の心配がある人、持病がある人は、熱帯夜が寿命を縮めるリスクであることは心にとどめておくべきですね。
電気代の値上がりで、エアコンをつけるのを渋りたくなるところですが、熱帯夜には家計よりも、命を守る選択をしてください。

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