【2023年5月26日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝はスッキリしない空ですが、雨は降らなそうです。
背景の雲にのまれないように佇んでいる富士山。
予報では来週から雨の日が多く、梅雨の気配が。
そろそろ富士山を見られるのが貴重な時期になってきますね。
明日からの週末は雨を回避できそうなので、どこに出かけようか計画をたてようと思います^^
朝と日中の気温差が大きくなるので、水分をしっかりとって金曜日も頑張っていきましょう!
それでは今日は“スズメ”について書いていきます。
街なかや公園など、どこにでもいる身近な鳥類「スズメ」。公園の木や街路樹などで、1本の木だけに集中してたくさんのスズメが群がっているのを見て、疑問に思ったことはないでしょうか。他にも木があるのに、なぜその1本だけに集まるのでしょうか。
まず、鳥の中には“群れる種”と“群れない種”がいますが、スズメは“群れる種”です。ただし、季節によって群れるかどうかが違いますし、さらに群れの役割も違います。
スズメは春になると子育てをします。このときは、夫婦で巣を構えます。基本的に夫婦単位で行動するため、群れることはありません。ただ、近所の親スズメが集まって同じ場所で餌を探すことはあります。あるいは、誰かが餌をまいていると集まってきますが、有機的な群れではありません。単なる“烏合の衆”です。
桜が咲いてからひと月後くらいに、ヒナが巣立ち始めます。親鳥は、1週間くらいは子スズメと行動をともにしますが、その後は、2回目の子育てに入ります。すると子スズメたちは、近所の子スズメたちだけで集まるようになります。まだまだ弱いので、みんなで行動しているほうが、敵が近づいたときなどに気付けて安全だからです。
晩夏になると、親鳥の方は2回、多い場合には3回子育てをしたあと、巣から離れてみんなで集まって行動するようになります。50~100羽程度です。子スズメも混ざっています。ただし、親子関係はたぶんほとんど関係ありません。その辺りの木で、みんなでそのまま寝たりもします。
上記のような小さな群れで寝るものもいますが、これらの群れがさらに集まって、皆で寝る場合があります。ヨシ原や竹やぶで寝るものが数千羽単位になることもあります。かつて、江戸では「雀合戦」といって、このねぐらにいるスズメを見物したそうです。現代では、駅前などに大量のスズメが集まることがあります。
そして冬になると、秋ほどの巨大な群れはあまり見かけなくなります。おそらく、あまりにも巨大な群れでいると、餌の確保などが難しいためでしょう。街なかに戻ってきて、100~200羽程度の群れで街中を動き回ります。だいたい行動する範囲が決まっていて、特定の木に集まったりします。おそらく、安全で暖かいからでしょう。寝るときも、だいたい決まった木で寝ることが多いです。
季節によっては群れを作るので、自然と1本の木に集まることになります。特に秋冬は、集まって寝る方が安全で暖かいのでその傾向が強くなります。夕方にねぐらをとることもあるので、木に群がる大群を見かけるのは秋冬の夕方が多いのではないでしょうか?
なぜ特定の木に集まるのかについては、お気に入りの木があるかもしれませんね。何をしているのかも、じつはよくわかっていません。かなりいろいろな声を出しているので、何らかの情報交換をしているような気がしますが、それもまだ誰も知りません。
スズメというのは、一年中いて、あまり季節感が無いように思えます。でも、じっくり見てみると、群れているかどうかを含めていろいろ季節感を感じさせてくれる鳥です。そう思って見てみると、楽しいと思います。
ちょうどこれからの時期だと、子スズメの群れを見ることができるのでしょうか。スズメの様子から季節の移り変わりを感じてみるのも、風流かもしれませんね。

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