【2023年3月30日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝は春霞の中、雲の上から頭を出している富士山!
なんだか可愛らしい姿でほっこりしました^^
富士市の桜の人気スポット、龍巌淵から富士山と桜のコラボ写真を撮影する方が多いようです。
桜が満開のうちにぜひ足を運んでみてください♪
今シーズンの花粉飛散量はここ数年と比較しても2~3倍の多さになっています。例年であればそろそろ飛散量が減ってくる頃ですが、今年はまだ大量飛散が続いているようです。
ピークが長引くと、花粉症の方には辛いですね。
お花見で長時間外で過ごす機会が多くなる時期なので、外出時は万全な花粉対策を行ってください。
それでは今日は“温泉の源泉かけ流し”について書いていきます。
原則として、温泉法の規定を満たした温水や鉱水ならば「天然温泉」公示することはできますが、それだけで「源泉かけ流し」を“売り”にできるわけではありません。
源泉が湧き出す温度や湯量はさまざまであり、入浴に適した温度にするために加水や加温などで温度調整をすることもあれば、お湯の量が少ない場合は、新しいお湯を加えながら浴槽のお湯を循環させることもあります。
「源泉」とは「温泉が地表へ湧出する場所」もしくは「湧出した温泉そのもの」のこと。したがって「源泉かけ流し」とは、一言で言ってしまえば「源泉をそのまま湯口から出している温泉」のことを指します。
ただし、源泉の成分変化が少ないことを条件に加水・加温が認められることもあります。その場合は「天然温泉表示看板」に加水もしくは加温の状況と理由を表示することが義務付けられています。
ちなみに「源泉100%かけ流し」と表示するなら、加水も加温も認められません。
表現を変えると、「源泉かけ流し」は「常に浴槽に新しいお湯を入れること」すなわち「お湯を循環させないこと」が条件となるわけです。
以上を踏まえた上で「源泉かけ流し」のメリット・デメリットをみていきましょう。
メリット
・いつでも新鮮な温泉を楽しめる
・温泉を使いまわしていないから効能を感じやすい
・温泉本来の成分や色・香り・肌触りをダイレクトに堪能できる
デメリット
・温度設定とその調整が難しい
・時にゴミが浮いていたり濁ったりしている
・循環式と比べて衛生的には弱くなりがち
昨今、とある老舗旅館が大浴場のお湯を年に2度くらいしか入れ替えておらず、塩素の消毒もしていなかったため、基準値を超えた大量のレジオネラ菌が検出されたことが問題になりました。
同老舗旅館も「源泉かけ流し」をうたっていたようですが、今回の事件で「源泉かけ流し=衛生面が不安」と直結してしまうのは、ちょっと違う別問題なのではないかと思います。
なぜなら「源泉かけ流し」の温泉であっても「お湯の入れ替え」や「塩素消毒」は認められており、ほとんどの旅館は惜しみない費用と地道な労力をかけ、「お客さまに安心してお湯に浸かってもらえる」ための企業努力をしているからです。むしろ、この事件をきっかけに、今後はよりいっそう施設側の衛生意識が高まっていくのではないか……と見ています。
重要なのは、自分が施設を選ぶ際、「お風呂好き」なのか「温泉好き」なのか、さらには「源泉かけ流し派」なのか「施設充実系派」なのかを知ることなのではないでしょうか。

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