【2022年7月28日 今日の富士山】

おはようございます。
今朝は雲の間から少し見えました。
不安定な天気が続いてますが、今日はどうでしょうか。
最近天気予報も当たらないことが割りとあるので、専門家でも難しいのですね。
まもなく熱帯低気圧が台風5号に変わるようです。
西日本では大雨が続いたり、東日本でも今後も不安定な天気は続きそうです。
さて、今日からは七十二候「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつい)」となります。
「溽暑(じょくしょ)」は、湿気が多く蒸し暑いという意味で、まさに今の時期のことですね。
高温多湿な時期は、熱中症の危険性も増すため非常に厄介。
しかし、世界に目を向けると日本はまだ良い方かもしれません。
2018年の東京の年間平均気温は16.8℃、年間平均湿度は70%。
マレーシアのクアラルンプールでは、平均気温33℃に対し、平均湿度が81%。
平均気温は日本の真夏並みです。さらに平均湿度が80%以上と日本の比ではありません。
昔の家に比べて今の家は気密性が高く、屋内に湿気がたまりやすくなっています。
エアコンなどの除湿機能を使ったり、こまめな換気、湿気が気になる押入れや靴箱に新聞紙を敷いたりと工夫しながら快適に過ごせるよう対策しておきましょう。
今日は日中35℃以上となるところもあると言われています。
熱中症対策も万全に行って今日も一日頑張っていきましょう!
それでは今日は“すいか”について書いていきます。
昨日7月27日は、すいかの日でした。
夏においしいすいかの縞模様が綱に見えることから、7月27日が“夏の綱”、「な(7)つのつ(2)な(7)」と読めることにちなんで制定されたそうです。
すいかには果肉が赤いものと、黄色いものがありますね。
これはカロテノイドという色素のバランスが違うからです。
赤いすいかはリコピンが多く、黄色いすいかはβカロチンやキサントフィル類が多いのが特徴。
品種によっても異なりますが、一般的に赤いすいかはしっかりとした甘さで、黄色のすいかは上品な甘さとされています。
ちなみに現在では黄色いすいかの方が珍しいため、赤いすいかに手を加えたものが黄色いすいか、と思いがちですが、実際は逆。
フルーツとして食べられる前の時代のすいかの果肉は黄色でしたが、それが品種改良によって赤くなりました。
すいかに塩をかける食べ方が一般的に広まったのは江戸時代。
諸説ありますが、最初にかけたのは千利休ではないかと言われています。
当時のすいかは今ほど甘くなかったため、もてなしとして砂糖をかけていました。
しかし、千利休が飛喜百翁という友人を訪問した際「スイカにはスイカの味がある」として、砂糖のかかっていない部分だけを食べたという逸話が残っています。
また「ひとつまみの塩をかけて食べた方が甘みが引き立つ」と提唱したという文献も。最初かは定かではありませんが、千利休もお気に入りの食べ方だったようです。
スイカ割りにも公式ルールがあることはご存じでしょうか。
1991年に「日本すいか割り協会」が制定。スイカとの距離や棒の長さ、使用するスイカまで細かく定められています。
さらには「目隠しの確認作業のため、1万円札を競技者の前に落とす」というルールも! 反応したら見えている、ということでしょうか……!
ただし、日本すいか割り協会は現在では解散。代わって「日本すいか割り推進協会」が定めたルールが公式とされています。
こちらは1万円を用意する必要はなし。
夏においしいスイカ。ただ食べるだけでなく、塩をかけたり、スイカ割りしたり、楽しんでみてはいかがでしょうか。

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