【2022年5月26日 今日の富士山】
今朝は雲の上から顔を出していた富士山^^
久しぶりに見た気がします。
青黒い佇まいが力強くてかっこいいですね!
天気は夕方頃から下り坂とのこと。
薄雲が広がり今日は過ごしやすい気温になりそう。
東京では4日連続の夏日となったのに、山梨ではひょうが降ったりと、大気が不安定になっています。
5月は運動会をおこなう学校が多くなっていますね。
こまめに天気予報をチェックして急な天候の変化に注意していきましょう。
今日からは七十二候の「紅花栄(べにばなさかう)」です。
「紅花が咲き誇る頃」と言われていますが、紅花をご存知でしょうか? 紅花は染料としてよく使われている花です。
茎の末端に咲く花を摘み取ることから末摘花とも言われ、万葉集に登場するほど古くから日本人に親しまれていたようです。
キク科ベニバナ属の一年草の花なので、花の形を見ると確かにキクと似ています。
そんな紅花は山形県の県花。紅花の産地として非常に有名です。
夏になると、畑一面にオレンジ色や黄色の花が咲き誇り、特に天気が良い日は青空のコントラストが美しい景色となります。
山形では紅花まつりというお祭りが各所で行われるので、一度足を運んでみるのもおすすめです。
咲き始めは黄色く、成長するに従って徐々に赤色が増していく紅花には、サフロールイエローという黄色い色素とカルサミンという赤い色素が含まれています。含まれている割合は黄色い色素の方が圧倒的に多く、赤い色素はわずか1%ほど。
黄色い色素は水溶性のため、少量であれば一晩水につけておくだけで、抽出することができます。一方、赤い色素は水に溶けないため、黄色い色素を完全に抜いた後、弱アルカリ水などを使用し、抽出します。
紅花はその鮮やかな色から、染料としてよく使われています。
染色原料である“紅餅”を作るのには多くの時間と労力を要するため、昔は米の100倍、金の10倍の価値が紅餅にはあったといいます。
紅花は鮮やかな色を売りとしているので、腐って黒ずんでしまっては製品として成り立ちません。
紅花の魅力を損なわないよう、農家の方が手間ひまかけて加工しています。
出荷された紅餅は、製品になる際も抽出すべくさらに工程を重ねます。
その後ようやく、口紅や美しい色の着物として私たちが手にすることができるのです。
畑に咲く花から製品になるまでの背景を知ると、より大切にしたくなりますよね。
花からは染料が、種からは紅花油(サンフラワーオイル)が、花を乾燥させると漢方薬ができ、かっては日本でも盛んに栽培されていましたが、輸入された安価な紅花や科学染料にとってかわられ、栽培面積や生産量が年々減少傾向となっています。
ぜひ自然由来の美しい色合いを楽しみつつ、紅花から作られた貴重な製品を大切に使ってください。
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