おはようございます。
久しぶりに朝からくっきり富士山を見ることができました♪
真っ白さは健在!風が強いので時々山頂で雪煙が舞ってます。
梅の花が咲き出したようなので、梅と富士山のコラボが見られそうですね。
今週末、岩本山公園に梅を見に行こうと思っていたのに今のところ雨の予報。
晴れに変わってくれることを願います。
さて、今夜は満月「スノームーン」です☆
関東や東海では夜も晴れの予報!バッチリと観測できそうですよ。
完全な満月となるのは深夜2時頃。
夜は一段と寒いので、暖かくして空を見上げてみてくださいね^^
週半ばも頑張っていきましょう!
それでは今日は“収れん火災”について書いていきます。
冬型の気圧配置によって空気の乾燥した日が続いていますね。
火災への十分な備えが必要とされる中、近年「収れん火災」の発生件数が増え、消防庁などから注意を呼びかけています。
「収れん」とは「光を一点に集める」という意味の言葉で、小学校の理科の実験のときに経験した、“虫めがねで太陽光を一点に集めたら新聞紙が焦げた”という現象がその一例です。
また、太陽光が凹面鏡に当たり反射して一点に集まるのも収れん現象のひとつです。
この収れん現象によって起きる火災を、「収れん火災」と呼んでいます。
太陽光は自然エネルギーのひとつとして活用され、家庭1戸分の電力を十分にまかなえるほどのパワーをもっています。
太陽光が収れん現象を引き起こすと、火災を引き起こす大きな原因になるのです。
冬場に収れん火災が起きやすい理由は、太陽の高度が低くなって太陽光が部屋の置くまで差し込むようになるからです。
もちろん日差しが強くなる夏場にも発生する可能性があります。
東京消防庁管内では、2006年から2015年までの10年間に、収れん火災は44件で、出火時間帯は10時台から15時台が多く、日が傾いている10時台と日差しの強い13時台がそれぞれ6件と、最も多く発生しているそうです。
収れん火災は、太陽光が何かの物体によって反射、屈折して一点に集まった場所に可燃物があったとき、熱が蓄積して発火に至った場所に生じます。
凹面積などによって反射光が集まったケースと、虫めがねのような凸レンズなどによって透過光が屈折して集まったケース、2つの原因があります。
▼消費者庁に報告された収れん火災の実例
・バルコニーに摂りよけの鏡を3か所に付けていて、そこに干してあった洗濯物が燃えた。
・隣に駐車していた車のホイールがメタリックだったために反射を受け、自分の車のタイヤが燃えてパンクした。
・車の窓に取り付けていた「シルバーマーク」の吸盤が透明で光を集め、後部座席のシートカバーが燃えた。
・木製ベンチの上に置いていたガラス玉が収れん現象を起こしてベンチが燃えた。
収れん現象を引き起こす物体は、鏡やルーペなどレンズ状のものばかりではありません。
ガラス玉や水晶玉、スノードームといった透明玉や置時計、照明器具、除菌剤など多岐にわたります。
そのほか、ステンレスボウルやガラス瓶、ステンレス製のゴミ箱や金魚鉢など、家庭内に普通に置かれているものも発火原となっていました。
「猫よけ」のために庭先や路上に置かれた、水を入れたペットボトルも要注意です。
ミネラルウォーターが入ったままのペットボトルを自動車の車内に放置して収れん火災に至った例も報告されています。
収れん火災は太陽の位置や条件、物体の向きや可燃物の位置などの条件がすべて重なったとき、思いもよらないかたちで発生してしまいます。
収れん火災を防ぐために、室内の太陽光が差し込む場所には凹面鏡やルーペなどのほか、レンズの役割を果たす可能性がある球体などを置かないよう、注意が必要です。
また、昼間に長時間外出する場合は必ずカーテンを閉めるようにするなど、太陽光を直接室内に入れないことも大切です。
カーテンの隙間から太陽光が差し込むこともありますので、鏡などには使用時以外、布を被せておきましょう。
さらに室外では、建物や可燃物の近くにペットボトルや光を反射するホイールキャップなどを置かないよう、注意してください。
とくに空気が乾燥する冬場は、いったん可燃物が発火すると、火元が小さくても一気に燃え広がる危険性が高まります。
家の内外にある収れん火災の原因になりそうなものなどの置き場所に気を配り、火災の予防に努めましょう。
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