おはようございます。
寒いですね!氷点下の朝です!
昨日の降雪で、家の前の畑が一面真っ白になっていました。
路面が凍結していたので、朝の運転が怖かったです。
さぞ富士山は真っ白だろうと思ったのですが、意外とそうでもなく山頂付近も山肌が見えてました。
日差しが出てきたので、裾の雪もすぐに溶けてしまいそうです。
山梨県側の積雪はどうなっているのでしょうか^^
さて、1月7日の今日は“七草の日”ですね。
そこで今日は「七草粥の健康効果」についてかいていきます。
1月7日は、「桃の節句」など「五節句」の中で最初に来る「人日(じんじつ)」の節句です。
古代中国では吉凶を占い、無病息災を祈り、野草を入れた吸い物を食べる習慣がありました。
平安時代初期にこれが米、アワ、キビ、ヒエ、ミノ、ゴマ、アズキの「七穀」を入れた粥として日本に伝わり、鎌倉時代になると穀類から「七草」に代わって今でも邪気を払う縁起物として食されています。
1000年以上も前に伝わった習慣が現代でもなお残っているのは、邪気を払うという精神的なものばかりでなく、七草が持つ健康効果にも理由があります。
春の七草は、芹(セリ)、薺(ナズナ=ペンペン草)、御形(ゴギョウ)、繁縷(ハコベラ)、仏座(ホトケノザ)、菘(スズナ=蕪)、蘿蔔(スズシロ=大根)の7種。
今ではスーパーなどでも「春の七草セット」を手に入れられます。
昔の人が科学的に分析したはずはありませんが、七草は今の時期に特に必要な、バランスの良い栄養成分の組み合わせになっていることに驚かされます。
たとえば、セリやナズナには免疫力を高め風邪やインフルエンザを予防するビタミンAや疲労回復に効くビタミンBが含まれていますし、スズナ、スズシロには、消化を助けるアミラーゼやビタミンCが豊富で美肌効果があります。また、食物繊維も豊富なので便秘の解消にもなります。
<七草の健康効果>
●セリ…風邪・インフルエンザ予防/疲労回復/冷え性・貧血予防
●ナズナ…風邪予防/健胃/食欲増進
●ゴギョウ…咳やのどの痛みの緩和
●ハコベラ…利用作用/むくみ緩和
●ホトケノザ…解熱/健胃/高血圧予防
※一般に言われる「ホトケノザ」はオドリコウソウ属の1年草で不食。
食用の「ホトケノザ」はキク科の「コオニタビラコ」を指します。
●スズナ…シミ・ソバカス予防/貧血予防/リラクゼーション
●スズシロ…二日酔い予防/消化健胃/殺菌/ひび・あかぎれ予防/咳やのどに痛みの緩和
今の時期に七草をいただくというのは、冬場の青野菜が少ない時期を乗り切るための先人の知恵なのですね。
確かに気温が低くて乾燥している今の時期は、風邪もひきやすいし、お肌も荒れることが多いので、七草が持つ健康効果が特に重要だと思います。
また年の初めに消化器系の調子を整えるのもうれしいですよね。
正月のごちそうでウエスト周りが気になる方にも七草粥はオススメです。
1杯で約140kcal、白米の半分程度しかありませんので、少ないカロリーでおなかを満たすにはもってこいです。
冬でも青野菜は簡単に入手できる現代ですが、1年に1度は先人の知恵に思いを馳せながら、七草粥をいただいて心身の調子を整えましょう。
七草粥はお正月のご馳走続きで負担をかけた胃腸をリセットする効果もあります。
家族みんなで食べて、今年一年の無病息災を祈りましょう!
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