おはようございます。
寒い!そして風が強い!
風が冷たいから今日は一段と寒く感じます。
もう朝の通勤時も冬物のコートかダウンを着ないと無理そう。
寒いと富士山が鮮明に見えるので、それだけは嬉しいです。
今朝もしっかりと姿を見せてくれました♪
朝から元気をチャージできましたよ^^
今週からは以前より日中の気温が上がりにくくなっています。
体調を崩しやすい初冬。
しっかりと防寒をして体を冷やさないようお気をつけください。
週半ばも頑張っていきましょう!
それでは今日は“トンネルの照明”について書いていきます。
高速道路などののトンネルでは、基本的にはオレンジと白の2種類の照明が使用されています。
白とオレンジの両方が使われているトンネルもあれば、白のみ、オレンジのみのトンネルもありますが、照明の色はなぜ2種類あるのかご存知ですか?
オレンジ色の照明である「ナトリウム灯」は現在主流となっている白色照明の「LED照明」が開発される以前に主に使われていた照明です。
このように、オレンジと白色の照明では、そもそもの電球が異なっています。
現在でもナトリウム灯を使用しているトンネルは非常に多く、「オレンジの照明=古い」というイメージを持つ人は少ないかもしれません。
しかし、実際には2011年9月に国土交通省がガイドラインを発出しており、国が管理する一般道および高速自動車国道の照明のLED化を進めるものとして、オレンジのナトリウム灯はその数を減らしています。
このようにガイドラインを定めた理由について国土交通省はホームページにて「道路・トンネルにおける適切な照明環境を確保しつつLED照明技術の的確で円滑な導入を図り、道路・トンネル照明の省電力化及び維持費の低減を目的とする」と説明しています。
LED照明は、ナトリウム灯に比べて消費電力も少ないうえに、寿命も長く、視認性も高いのが特徴です。
一方で、ナトリウム灯の代わりとしては、LED照明の以前に「蛍光ランプ」が使われていることもありました。
2000年頃から採用された蛍光ランプは、少し青みのある白い光となっており、消費電力はナトリウム灯とほぼ同等ですが、ランプ自体の耐久年数が30%ほど長いのが特徴となっています。
よってトンネル内の照明はオレンジと白で大きく色分けできるものの、実は種類としては、いくつかのものが混在している状況となっています。
現在はオレンジのナトリウム灯が数を減らしているなかで、実は蛍光ランプもLED照明への切り替えが進められています。
オレンジのナトリウム灯が使われていた理由には、当時の時代背景が関係しています。
まずひとつは、車の排気ガスが滞留しやすいトンネル内でも、オレンジの光であれば視認性が高く確保できたからという理由が挙げられます。
かつての車は、排気ガスが今ほど浄化されておらず、空気がこもりやすいトンネル内では、非常に視界が悪かったといいます。
オレンジの光は、ほかの色の光に比べて、比較的粒子が多い環境でも透過性が高く、さらに屈折しにくいという特性を持っています。
そのため、排気ガスなどの粒子がこもったトンネルでも、運転者の視認性の向上に効果的とされていました。
しかし、1990年から2000年頃には、車の排気ガスも非常にクリーンになり、以前に比べて視認性を意識する必要がなくなったことから、ナトリウム灯に代わって蛍光ランプが採用されはじめたようです。
続いて挙げられる理由は、当時の照明のなかでもナトリウム灯は1番消費電力が少なく、寿命が長かったことです。
当時の日本ではナトリウム灯のほかに、水銀灯が活用されていましたが、同じ電力でもナトリウム灯のほうが明るく発光するうえに、設置のコストもかからず、耐久性などにも優れていました。
このように、現在ではLED照明に世代交代しているナトリウム灯ですが、高速道路が開通した1960年代の日本では、トンネル内の照明として、もっとも適切な照明のひとつであったことは間違いありません。
現在でも、まだトンネルの出入り口付近では、運転者の目がトンネルの明るさに慣れやすいように、一部ナトリウム灯が使われている場合が見られます。
前述の通り、ナトリウム灯が使われているトンネルはまだ存在していますが、今後さらにLED照明が進化したり、新たな照明が誕生したりすることで、オレンジの照明を目にすることはなくなるのかもしれませんね。
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