おはようございます。
今朝も寒くてぶるぶる震えながら起床。
カーテンを開けると青空が広がっていたので、富士山綺麗に見えそうだな~と思いきや、山頂に雲がかかっていました。
雲の合間から顔を出してくれないかな。
随時観察していこうと思います☆
通勤の道中、紅や黄色に色づいた樹木のはらりと落ちる葉に秋の終わりを感じてきました。
日々寒さが増し、近づく冬の足音に寂しい気持ちになりますが、来年もこの綺麗な紅葉を楽しめるよう日々大切に過ごしていきたいですね。
今日も朝晩と日中の気温差が大きいので、体調をくずさないようお気をつけください。
乾燥注意報が出ているところもあるので、保湿クリームや加湿器を使用して対策しましょう!
さてさて、今日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日です。
毎年この話題が出ると、今年も終盤だなあと感じますね。
2021年、今年のキャッチコピーは“採れたていちごにかじりついたような味わい”だそうです。
この時季に話題になるワインの新酒は、フランス、ブルゴーニュ南端のボジョレー地区で造られています。
ボジョレー地区は黒ブドウ品種のガメイを用いた軽めの赤ワインが知られていますが、なぜ人気を集めるのでしょうか。
世界的に11月の中旬は収穫祭が行われる時季にあたります。
ボジョレー地方では、11月の収穫祭にその年に穫れたブドウで造る新酒を飲んで、ブドウの出来を確認していました。
これがボジョレー・ヌーヴォー(ヌー=新しい、ヴォー=酒)です。
なぜ解禁日が設定されているかというと、フランスの法律で11月第三木曜以前に新酒を飲むことは禁止されているからです。
そこで、世界各国で現地時間の11月第三木曜を待って、日付が替わると飲み始めるのです。
これは『初物好き(江戸時代からの初カツオなど)』の日本人にとっては関心が高く、爆発的ブームになりました。
特にバブル景気時はブームに火が付き、解禁日の午前零時に新東京国際空港の貨物ターミナルで飲む人まで現れました。
さらに、1990年代の赤ワインブームに乗ってバブル時代を上回る市場規模に育ったのです。
今年獲れたブドウで作るボジョレー・ヌーヴォーは通常のワインと製造方法が異なるようです。
通常、赤ワインは、皮と一緒に発酵させることで、アルコールに色素が抽出されます。
これを『かもし発酵』といいます。
この間にブドウ果皮から渋みポリフェノールであるタンニンも抽出されます。
これを熟成で飲みやすく『まろやか』にするわけです。
しかし、ボジョレー・ヌーヴォーの場合、短期間の発酵なので、タンニンをまろやかにする熟成ができません。
また、かもし発酵も十分ではありません。
そこで、密閉タンクに、炭酸ガスを充満させ、ブドウの実を入れ、放置します。
そうすると、ブドウの実は自己消化し始め、渋みタンニンの溶出を抑えながら、赤い色素を効率よく溶出させます。
これを『マセラシオン・カルボニック』といいます(マセラシオン=浸漬、カルボニック=炭酸ガス)。
この後に、搾って通常のワイン製造法に従って製造するのです。
つまり、ボジョレー・ヌーヴォーは、炭酸ガスに浸すことで短時間熟成でも、渋みの少ない美味しいワインが製造できるのです。
ちなみにボジョレーかボージョレかどちらが正しい表記なのかというと、どちらも正解です。
シャンパンとかシャンペンみたいなもので、Beaujolais nouveauをカタカナにしているだけなので、訳した人の感性に依るというわけですね。
コロナ禍で飲食店ではなく、自宅でボジョレーを楽しむ方が増えたそうです。
お気に入りのおつまみを用意して、初物ワインを飲み今年のブドウの味を堪能してみてはいかがでしょうか。
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