おはようございます。
早朝はしっかり見えていた富士山ですが、現在は急な雲に邪魔されてしまいました。
午後は久しぶりに晴れマークがついてる予報サイトもあったので、また姿を見せてくれるかもしれません。
今日も蒸し暑くなる予報です。
最低気温も最近はずっと20℃ほどですよね。
極端に寒くなったりという日がなくなってきました。
夜はまだ冷房を付けなくても雨が降っていなければ、窓を開けると心地良い風が入ってきて調度良いです。
もう少しすると熱帯夜になるんですね。
快適に寝るための準備はできていますか?
睡眠不足にならないためにも寝具やパジャマをサラッとした素材に変えたり、寝室の温度・湿度を調整したり。
夏バテしないように今から準備しておきましょう☆
我が家には猫様がいるので、猫用のヒンヤリ素材のベッドも用意しなければ!
週半ばの今日も気合い入れて頑張っていきましょう!
それでは今日は“カタツムリとナメクジ”について書いていきます。
梅雨の時季、葉っぱの上に姿を見せる「カタツムリ」は童謡にも歌われるほどの人気者ですが、殻がないこと以外はカタツムリに似ていると思えるのに、なぜか嫌われ者なのが「ナメクジ」です。
カタツムリとナメクジは、殻の有無以外に何が違うのでしょうか。
またなぜ、好き嫌いが分かれるのでしょうか。
海にいる貝の仲間が陸上に進出した生き物を『陸貝(りくがい)』といいます。
カタツムリとナメクジはともに陸貝の仲間で、元々は殻を持っていた、ナメクジと現代のカタツムリの共通祖先から、殻をなくす方向に進化したのがナメクジ、殻を持ったまま進化したのがカタツムリです。
一部のナメクジには、背中に殻の名残が付いています。
ナメクジは殻がないので乾燥に弱いのですが、その分、小さな隙間に隠れることができます。
また、殻に閉じこもって外敵から身を守ることはできませんが、その代わり、つつかれると、べとべとの粘液を出して抵抗します。
一方、カタツムリは殻がある分、殻よりも狭い所には入ることができません。
しかし、殻に閉じこもって、外敵や乾燥から身を守ることができます。
どちらも体の基本構造は同じで、肺・消化管・生殖器といった内臓を持っています。
カタツムリは殻があるので、そこに内臓を入れているのですが、ナメクジには殻がないので、体に内臓を収納しているという違いがあります。
そのほか、カタツムリは殻を持つので、カルシウムを積極的に取る必要がありますが、ナメクジは殻がないので、その必要はありません。陸上でカルシウムを得るのは大変なので、その点でナメクジは有利といえると思います。
カタツムリが人気者の一方で、なぜ、ナメクジは嫌われるのでしょうか。
人間は細くてぬめっとしたもの、例えば、ヘビやミミズ、イモムシのような生き物が全体的に嫌いです。ナメクジは先ほど述べたように、外敵に抵抗する際などに粘液を出しますので、ナメクジもそのカテゴリーに入ってしまっているのかなと思います。
カタツムリも粘液を出します。やはり、体の表面を保護するためのようです。
一方、ナメクジは、カタツムリのように殻にこもって乾燥に耐えることをしないので、カタツムリの粘液よりもべとべとの粘度の高い粘液を出しており、より乾きにくくなっているのではないかと考えています。
ナメクジの粘液に慣れてしまうと、カタツムリの粘液はさらさらしていて、まるで、水かと思うほどです。カタツムリにも、刺激すると粘液を出して抵抗するものがいますが、ナメクジほどべとべと・ぶよぶよではありません。
ナメクジに塩を掛けると、塩が体表の粘液に溶け出して高浸透圧になるため、体の水分が取られていきます。
それが継続するとナメクジは死ぬように思われますが、実際にはそうはなりません。
というのも、少し塩を掛けたくらいなら、ナメクジは粘液を多量に出して、脱皮するようにして、粘液の部分を捨てて逃げるからです。カタツムリも同じで、ちょっと塩を掛けたくらいでは死なないと思います。
カタツムリは見た目が似ているものが多いのですが、種類を判別できるようになると、その微妙な違いが美しく見えます。日本の種は茶色ばかりですが、海外だと、緑や赤黄色などの大変美しいカタツムリがいます。
殻は保存できるので、そのコレクション性の高さも魅力の一つだと思います。
例えば、キセルガイは細長いカタツムリの仲間ですが、海の貝みたいでかわいいです。
他にも、オオケマイマイという殻に毛が生えたカタツムリもいます。
ベッコウマイマイの仲間はつやつや・キラキラと輝く殻を持ちます。いろいろな仲間がいるので、全く興味は尽きません。
ナメクジの魅力は、カタツムリには劣るのですが、同じ仲間なので興味が湧きますし、海外には美麗種もいます。私の専門は寄生虫の研究ですが、カタツムリやナメクジには実にいろいろな寄生虫(そのほとんどは、人への感染報告がないもの)が付いており、寄生虫と宿主の関係や寄生虫の種多様性を研究する上でも、興味深い動物なのです。
東京都内でも、自然公園に行けば、意外と多くのカタツムリが活動しています。
郊外の雑木林もおすすめです。うっそうとした森よりも多少、人の手が加わった場所の方がたくさんいるようです。
雨の日もよいですが、湿度の高い曇りの日であれば、昼間でも大きめのカタツムリを見つけられると思います。朝方の涼しい時間帯もよいですが、日が昇り始めて気温が上がるとどこかに隠れてしまいますね。キセルガイの仲間は落ち葉層の下や朽ち木の下にいつもいるので、その辺りもおすすめのポイントです。
梅雨の時季の印象が強いかと思いますが、4月から10月ごろまで活動しています。
冬は落ち葉の下や地中で冬眠するので探す難易度は上がりますが、まとまって冬眠するので、もし、冬眠の場所を一カ所でも見つければ、たくさん捕れます。
なお、公園によっては昆虫などの採集が禁止されていたり、制限があったりしますので注意してください。
飼う際には、カタツムリはきれい好きなので、飼育ケースを清潔にしておくことが大切です。
野菜だけではなく、紙もよく食べます。カタツムリが幼貝の場合、殻を成長させる必要があるので、卵の殻やイカの甲羅など、カルシウムの供給源を与える必要があります。
カタツムリはヤスリのような歯を持っているので、餌を食べるときには『ジャリジャリ』と案外大きな音が鳴りますよ。触った後は手をよく洗ってくださいね。
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