【そもそも相続税が始まったのは?】

日本で相続税が始まったのは1905年4月からとなっています。なぜかと言えば、1904年から始まった日露戦争の戦費調達のために始まったものとされています。その前の日清戦争では戦費はかかったものの、多額の賠償金を受け取った事により増税せずに済んだのかもしれません。日露戦争がはじまって間もなく、所得税や酒税等が増税されて、その翌年にさらに戦費がかさみ再増税されると同時に相続税も導入されました。日露戦争では勝ったものの、賠償金はなかったので、国家財政は大変だったと思います。その頃の軍事予算は国家予算の7割や8割はいってたんじゃないかと思われます。当時の相続税は現代のように、所得税の補完機能や富の集中排除機能(富の再分配)はなかったのではないでしょうか。

これから不動産に関する相続のあれこれをコメントしていきたいと思います。不動産をお持ちの方で、相続でお悩みの方、事前にどの位かかるのかを知りたい方はお気軽にご相談ください。