【2019年10月3日 今日の富士山】

おはようございます。
今日も気温が30℃前後まで上がり、10月とは思えないほどの暑さとなるそうです。
台風18号の影響で西日本は強雨・強風、東日本ではにわか雨に注意が必要です。
そんな今日も朝から富士山が姿を見せてくれていましたよ^^
淡い色合いでまるで水彩画のような写真を撮ることができました。
週半ばで1日の気温差が激しい中で疲れが溜まっている頃だと思います。
そろそろ温泉でも行って日頃の疲れを癒したいです♪
もう少しすると紅葉シーズンですので、今から計画をたてて早く予約すれば割安料金で旅館に泊まれるところもありますよね。
下調べをして旅行計画をたてたいと思います。今日も1日頑張って乗り切りましょう!!
さて今日は“ところてん”についてかいていきます。
そもそもところてんとは、海藻の天草類を煮詰めて寒天質をこし、型に流し込んで冷やし固めた食品を指します。
ところてんの歴史は古く、538年の仏教伝来の頃、中国からの精進料理の伝承に伴い、こんにゃくと共にその製法が伝えられたといわれています。
文献上では、701年に制定された「大宝律令・賦役令」の中に、貢納品として「心太(こころふと)」が最古の記述とそて残っています。
奈良時代や平安時代には、ところてんを扱う店もありましたが、上流階級の間で贅沢品として、からし酢をかけて食べられていました。
室町時代の末頃になると、世間一般的に海藻を食べる文化が浸透し、徐々に庶民にもところてんを食べる文化が広がっていきました。
今では地域によってさまざまな食べ方で親しまれています。
ちなみに「心太」という表記で現代では「ところてん」と読みます。ところてんが「凝る」作業から、「ここる」「こる」と呼ばれるようになり、やがて「心」の字があてがわれたといわれています。
一方、「太」の字は「太い海藻」を意味しています。室町時代までは「心太」と呼ばれていたのですが、後に天草の「天」と合体して「こころてん」へ、江戸時代には「ところてん」へと転じていきました。
そこで、漢字はそのままに「心太=ところてん」になったといわれています。
関東のところてんは「ところ天突き」の網目の大きさで決まりますが、およそ3ミリ×3ミリの正方形に、13センチの長さのところてんが主流とされています。
酢じょうゆ(二杯酢)をかけ、その上から青海苔をさっと振りかけ、和がらしを混ぜて箸で食べるのが一般的です。
また、食卓のおかずとしても食べられているのが特徴です。
一方で、関西のところてんは関東と同じ形状が主流ですが、甘い黒蜜をかけて食後のデザートや甘味として好まれています。
きな粉や果物を添えて、あんみつやゼリーにも似た「スイーツ」として食べるのが特徴です。
こちらも箸でいただきます。
なぜ関東と関西で違いが生まれたのかというと、ところてんが中国から日本に伝わり、広まろ始めた奈良時代から平安時代初期は、からし酢をかけた食べ方で、うま味を増すために醤油を足す味付けが全国に広がりました。
一方で、奈良・京都などの当時の都周辺では、中国から輸入された砂糖が貴族の間で流行していました。
このとき、風味の強いところてんに合うように「砂糖を使って作る」「黒蜜で甘みを足す」食べ方が生まれました。
黒蜜文化は江戸時代以降にも関西にとどまります。
砂糖は高価で貴重な物だったため、薬としても使われていました。
庶民に広まったのは江戸時代の元禄期に入ってからです。
それまで薬の原料を扱う商人「薬種商」は大阪・道州町に集中しており、砂糖の卸売り機能が集まった関西だからこそ、庶民にも甘味の文化が根付いたといえます。
ところてんの普及によって甘味文化が発達した関西だから、黒蜜という食べ方が生まれたのです。
一方、江戸は地方から上京した単身の男性が多く、そばを好むなど“粋”な食文化が発展し、甘い味付けよりもさっぱりといただく酢じょうゆのところてん文化が残ったといえます。
現在は他にも様々で、食べ方は地域ごとに特徴があります。
関東・関西以外の東北では、酢じょうゆはもちろんのこと、「しょうがじょうゆ」「みそ」などをかけて食べます。
また、宮城県では「砂糖」をかけて食べるのが常識です。
高知県や愛媛県では「カツオのだし汁」をかけたり、「めんつゆ+ショウガ」で食べたりします。
讃岐うどんで知られる香川県が近隣にあることから、麺類のようにだしのうま味を利用した独自の食べ方
が誕生しました。沖縄県では、沖縄産の黒蜜や、泡盛を製造する際に生じたもろみ粕をろ過してできる『もろみ酢』をかけます。
また、愛知県などの東海地方や新潟県では『箸一本で食べる』という風習があります。
これは『箸でつまんで切れると縁起が悪い』『箸一本でもすくえるところてんは、弾力があって質が良い』とされているからです。
1000年以上の歴史があり、味付けも多様なところてんは地域の食文化を反映しているといえます。『郷に入ったら郷に従え』の精神で、地域ごとにさまざまな味付けのところてんを楽しんでみてはいかがでしょうか。

富士市・富士宮市で不動産をお探しなら【ゆかり】をご利用ください。富士山の見える物件をはじめ、中古住宅・マンション・新築戸建・土地などの売買や賃貸、空き家や空き地の売却査定不動産相続の相談等を承っております。また、貸店舗やテナント・倉庫なども取り扱っております。出来る限りお客様のご希望に叶いますよう努力致しますので、お気軽にお問い合わせください