【2017年08月31日 今日の富士山】

今日で8月もラストです!富士山ばっちり綺麗に見ることができました♪8月の富士山は見納め!これから秋に近づいて変わっていく富士山を見るのが楽しみです。
さて今日は“コンビニの「700円くじ」が生まれた理由”という記事が気になったのでかいていきます(^^)
コンビニ各社では年に数回700円くじキャンペーンを行っています。
お買い上げ金額700円ごとにくじを1枚引き、当たりが出ればその場で商品と引き換えできるといううれしいサービスですが、一体どんな仕組みで成り立っているのでしょう。
2017年に入って、セブン‐イレブンでは「セブン‐イレブンフェア B’z」、ファミリーマートでは「クレヨンで描いてしんちゃん ワクワク春フェスタ」、ローソンでは「GENERATIONS from EXILE TRIBE スピードくじキャンペーン」と大手3社がアニメや音楽グループとタイアップした700円くじキャンペーンを展開しました。
正確な開催時期は直前まで発表されませんが、おおむね年に2〜3回は実施されているので、秋から年末年始にかけても行われるはずです。
しかし、なぜコンビニ各社が足並みをそろえて”700円”ごとに設定しているのでしょうか?
これはコンビニの客単価と”ついで買い”に関連しています。
お客様がコンビニで1回に買い物する平均客単価は約610円で、これにガムでもドリンクでも100円以上の商品をもう1品ついで買いしてもらえれば、700円を超えるのでくじが引けます。
つまり、いつもより100円多く買い物させることによって、店舗の売り上げを伸ばそうという思惑があるのです。
しかし、実際にくじを引くと100円以上の商品との引換券が当たる場合がほとんどです。
これではコンビニにとって、さほどプラスにならないのではと疑問に思われるかもしれませんが、実は引き換え商品の費用負担はコンビニではなく、メーカーが負担しているのです。
では次に、なぜメーカーが協賛という形で費用を負担するのかを説明していきましょう。
たとえば、1店舗あたりに130円のドリンク3枚分の引換券を提供するとしましょう。コンビニの総店舗数が1万店と仮定すると、商品価格(130)×引換券の数(3)×総店舗数(10000)=390万という式が導け、この金額をメーカーが負担することになります。
メーカーにとっては金銭的負担しかないのになぜ協賛するのかと言えば、引換券になった商品は確実にコンビニの棚に陳列してもらえるからです。
コンビニでは年間約5200品の新商品が発売され、新しいものが並んでは消えるという棚の奪い合いが起きています。よほどの大型新商品や限定商品でない限り、採用が決まった新商品も実際に売り場に陳列されるのは、30〜60%の店舗だけです。
ところが全国キャンペーンの引き換え商品となれば、引き換えのお客様が必ず発生するので店舗側も確実に品揃えをせざるを得ない状況になるため、展開店舗が100%となるのです。
商品の入荷にあたっては、ドリンクなら24本、カップ麺なら12個といったように店舗からの注文数が決まっているので、くじの引き換え数以外の商品は引き続き店頭に並べられることになります。先ほどのドリンクの例を使えば、1箱(130円×24本=3120円)を仕入れてもらう代わりに3本分(=390円)をメーカーが実質値引きしているという計算になります。
そのため、「コカ・コーラ」や「カップヌードル」といったそもそもカテゴリーナンバーワンの売れ筋商品はコンビニの棚をがっちり確保しているため、700円くじの景品になることがほぼありません。つまり、700円くじの対象商品とは、実際にはまだ爆発的なヒットには到ってない、少し前に発売された新商品であることが多いのです。
ここまでの内容をまとめると、700円くじは基本、メーカーの協賛金で成り立っており、そのラインナップにはメーカーとコンビニの思惑が詰まっているということです。
ちなみに、引き換え対象品の中に、コンビニとメーカーが共同開発しているプライベートブランド(PB)品が少ないのは、PBの場合はコンビニ側が身を切らなければいけないケースが多いからです。逆に言えば、引き換え対象になるPB品はコンビニが相当売り込みを図りたい商品、あるいは在庫過多の商品です。
さて、700円くじのカラクリがわかったところで、ここから実際に使えるお得情報をご紹介しましょう。
色々な商品が当たる中でずばり”当たり”は何なのか? 自分の欲しいものが当たったときが一番だとは思いますが、お得度でいえばやはり日用品です。
なぜなら、日用品カテゴリー自体はコンビニの品揃えの中でも優先順位が低く、棚も限られているので売れ筋が引き換え品となるケースが比較的多いのです。
食品とは違って、歯ブラシやフェイシャルペーパーなどはナンバーワンブランドが含まれているケースも多々あります。
また、”当たりやすい店舗”を探す作戦もあります。都内の某コンビニオーナーは匿名を条件に東スポの取材にこう答えています。
「当たりの数を増やすことはできないけど、うちの店舗では外れくじを大幅に減らして当たりやすくしているよ。なぜそんなことをするかというと、単純に『あの店は当たりやすい!』とお客様が喜んでうちの店舗のリピーターになってくれることがひとつ。それから、700円くじは引き換え商品をレジ下に準備したり、アイスは売り場まで取りに行かなくちゃいけなかったり、オペレーションが非常に悪くなる。ならば、くじがなくなり次第終了なのだから、さっさと終わらせてしまえば、店舗にとっても一石二鳥だからね」
“当たりやすい店舗”は確かに実在しているようですね。いずれにせよ、700円くじにはコンビニの商取引の現状を知るヒントがたくさん詰まっているといっても過言ではありません。

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